一日千秋の漫画を無料で読む方法と、1巻(2話~4話)のネタバレ感想を紹介します。
結婚7年目子供なし、不妊治療中の34歳・翔子。
旦那は協力的で優しいのですが、義母からのプレッシャーや期待と不安の繰り返しに焦りや不安が募り・・・という内容の漫画です。
1巻の詳しいネタバレの前に、漫画を無料で読む方法から説明しますね♪
一日千秋を無料で読むには?
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次に1巻のネタバレです!
1話
避妊しなければ子供なんてすぐに出来ると思っていました。
同じ頃に結婚した友人はとうに出産し、次は2人目なんて言っています。
翔子たち夫婦に子供は?と聞く人はもういなくなりました。
今日は人工授精5回目。
不妊治療の定義ではタイミング法で1年、その次に人工授精で5~6回、それでも効果が見られなければ体外受精というステップアップを推奨されます。
翔子たちは経済的な理由と体のことを考えてステップアップはしないと決めました。
だから多分これが最後のチャンス。
(お願い、どうかどうか巡り会って!)
会社に行くと、後輩の茜が妊娠検査薬を見せてきました。
結果は陽性。
「なんとなくそんな気がしてやってみたんです。あちゃー大失敗。」
茜は、本当は翔子のように子供なんて作らず自分の好きなことをして、バリバリ仕事をするのに憧れていたと話しています。
最後の一本と言い、タバコを吸おうとする茜。
「あのね茜ちゃん、欲しい時にすぐできるとは限らないんだよ。だから今お腹にいる命を大切にしてよ。」
まだ若い茜には分からないかもしれません。
妊娠できることがどれだけ奇跡かということを。
仕事終わり、旦那の裕ちゃんと合流し、夕食を食べに行く事に。
すると週に1回必ず入る義母からの電話が鳴ります。
義母は翔子たちの妊娠を強く望んでおり、容赦なくプレッシャーをかけてきます。
そしてお決まりのこのセリフ。
「あなたたち子供の作り方知ってるの?」
夫の裕ちゃんはとても理解があり協力もしてくれ、義母からも守ってくれます。
「子供も欲しいけど俺は翔子が体壊す方が心配だよ。」
だけど翔子はやっぱり子供が欲しいと思っていました。
裕ちゃんはなにも言わないけど、本当は子供が大好きなのを知っているから。
そんな中、翔子に妊娠の兆しが見えます。
期待をこめてフライングで検査薬を使うと、薄くですが陽性反応が現れます。
病院でも確かに妊娠の反応が出ていました。
(やっとやっと私の所に来てくれた小さな命)
しかし喜んだのも束の間、エコーで胎嚢は確認されませんでした。
何も映っていないエコー写真を悲しそうに見つめる翔子。
だけどまだ大丈夫だと自分に言い聞かせます。
数日後、出血があり残念な結果となってしまいました。
気丈に振る舞っていた翔子ですが、本当はとても辛い思いでした。
(私には母になる資格がないのかもしれない)
(子供が欲しいというささやかな願いがどうして私には叶わないんだろう)
会社に戻ると、茜がつわりで辛そうにしていました。
妊娠を望んでいなかった茜はずっと愚痴を吐いています。
「私は子供なんて欲しくなかったし、産みたくなんてなかったのに!」
ずっと我慢していた翔子ですが、ついに爆発してしまいます。
「だったら私にその子頂戴よ!私みたいに望んでも望んでも何年治療しても授からない人もいるんだよ。だからいらないなら私に頂戴よ!」
翔子はハッとして会社を飛び出します。
会社を出ると翔子の様子がおかしいと思い心配して来てくれた裕ちゃんがいました。
裕ちゃんの顔を見てボロボロと涙を溢す翔子。
「ねぇ頑張るっていつまで!?これ以上何を頑張ればいいの!?なんで私には叶わないの!?」
翌日、2人は会社を休み2人で散歩に出かけます。
久しぶりにカフェでコーヒーを飲む2人。
「・・・ごめんね、裕ちゃん。」
あなたに愛おしい我が子を抱かせてあげることができなくて。
裕ちゃんはそんな翔子に、少しだけ心を休めて自分たちのペースでゆっくりやっていこうと言ってくれます。
「僕はおじいちゃんおばあちゃんになっても、翔子の手を離したくないよ。君とずっと一緒にいられることが僕の幸せなんだ。」
いつからか産みたいから産まなきゃと意地になっている自分がいました。
好きな人が傍にいてくれる幸せを忘れていたのです。
(もう少し肩の力を抜いてみていいのかな)
(そして2人だけの人生も考えていてもいいのかもしれない)
帰り道、2人はノラの子猫を見つけます。
翔子たちはその子猫を飼うことを決めるのでした。
2話
都心から少しだけ離れた都下にある少し広めのマンション。
いつか子供が出来た時にと3LDKを選びました。
不妊治療を始めて2年、毎月の期待と落胆に翔子は疲れてしまい、一旦治療を休むことに決めます。
病院に今後のことを話し、外に出ると端の方で泣いている女性がいました。
少し前の自分と重なりつい声をかける翔子。
彼女もまた翔子と同じ不妊治療を受けている1人でした。
彼女はひとしきり泣いたあと、気持ちを切り替え「次また頑張るぞ」と張り切っています。
彼女(淡路さん)の強さに惹かれた翔子は自ら声をかけ連絡先を交換することに。
(同じ悩みを持ってて話せる相手がいると少しだけ心強いな)
裕ちゃんには何でも話せるし相談もできますが、やっぱり話にくいこともありました。
男性不妊について気になる翔子ですが、今さらなんて言えばいいのか分かりません。
そこで淡路さんに相談することに。
淡路さんは知識も豊富で、調べるなら婦人科ではなく泌尿器科の方が良いとアドバイスをくれます。
(治療を休むにしても続けるにしても、もう一度ちゃんと勉強して裕ちゃんと話し合った方がいいんだろうな)
そんな中、裕ちゃんの方から検査について言ってきてくれます。
「専門の病院で精液検査をしてもらいたいんだ。」
3話
ある日、裕ちゃんの会社の部長に子供ができます。
いわゆる試験管ベビーでした。
(試験管ベビーってことは部長のところも不妊治療を・・・?)
裕ちゃんは部長に自分たちの不妊のことを話し相談します。
男の自分にできることなんて何もないと思っていた裕ちゃん。
しかしそうではありませんでした。
話し合うのはもちろんのこと、病院に付き添ったり、自分の体質改善に心がけたり、治療のことお金のこと助成のことを調べたり、やれることなんていっぱいあったのです。
思い返すと何ひとつやっていませんでした。
そして一番重要なのは”精液検査”だと教えられます。
婦人科で翔子と一緒にやったことはありましたが、泌尿器科でちゃんと調べたことはありません。
嫁に言われたから動くのは優しさではなく無関心なのと同じ。
その行動は嫁に原因があるって言っているのとなんら変わりありません。
部長に指摘され自分の今までの行動を反省し、裕ちゃんは意欲的に不妊治療について調べ始めます。
しかし病院に足を運ぶ勇気がなく、とりあえず自宅でできる精子のセルフチェックキットを試すことに。
望んでいない結果に落ち込む裕ちゃん。
そして勇気を出して翔子に「病院についてきて欲しい」と話します。
病院での検査の結果、裕ちゃんは”精索静脈瘤”による乏精子症だと診断されます。
「今の状態での自然妊娠は難しいでしょう。」
4話
自分だけが原因じゃなかったんだと少しホッとしている翔子。
一方の裕ちゃんは酷く落ち込んでいました。
(俺のせいで2年間もずっと翔子に辛い思いをさせてしまったってことか・・・)
(もっと早くに病院に行っていれば翔子を何度も落胆させずに済んだのに)
そしてその先2人が考えることは同じでした。
精索静脈瘤の手術をすれば精液所見改善率もあがり、妊娠率も上がるでしょう。
だけど一度は諦めたのにまた治療を再開する?
それですぐにできるとも限らないのに?
2人は自分がどうしたいのか分かりませんでした。
そんな中、義母から義父の還暦祝いにランチに行こうと誘われます。
翔子たちの席の周りは小さい子供が多く、複雑な気持ちに。
だけどお祝いの席で気まずくなるのは嫌なので、翔子は気にしないことに。
しかし話題はすぐに孫の話に。
義父や裕ちゃんがフォローしてくれたおかげで嫌な空気は避けられますが、義母はどうしても孫が欲しくてたまらない様子。
隣の席の赤ちゃんを見て抱かせてもらっています。
愛しい我が子が結婚してその孫を抱きたいと思うのは、親として当然なのでしょう。
(きっとこれが誰もが思い描く家族のカタチなんだろうな)
義母の言葉に他意はないのは分かっています。
純粋にそう思っているだけ。
だけどその純粋な言葉が翔子には痛くて辛いのです。
食事を終えた後は優ちゃんの実家へ。
友達にまた孫ができたと知った義母は凄い勢いで翔子に病院に行く事を勧めます。
母の数々のデリカシーのない言葉に、ついに裕ちゃんが爆発します。
「母さんもうやめてくれ!翔子は何も悪くない。むしろ悪いのは俺の方だ。」
「子供ができない原因は俺にあるんだよ。」
事実を話したその先に、なにがあるのでしょうか・・・?
2巻へ続く
感想
今や5人に1人が不妊治療をしている時代だと言いますね。
私の周りにも不妊治療をしている人がいます。
本人にしか分からない想像以上の辛さがあるのだとこの作品を読み知りました。
主人公の翔子さんはとても優しい人間だと思います。
きっと自分が翔子さんの立場なら後輩や姑のことをあんなに気遣えないと思う。
旦那さんもとても協力的で優しくて素敵です。
主人公夫婦たちを応援しつつ今後も漫画を読み続けたいと思います。
漫画が気になっていた方は、無料で読む方法を参考にしてくださいね♪