やんごとなき一族2巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
一般庶民の娘・佐都は恋人・健太からプロポーズをされ芦屋家の富豪・深山家に嫁入りすることになりました。
さっそく健太の祖母から女主人としてどれくらいの資質があるか試されることになるのですが・・・!?
では2巻のネタバレです!
5話|女の役割
4つしか入っていない美しい和菓子。
切り分けると美しさが台無しになってしまいます。
かといって優先するにも顔も地位も全然知らない人ばかり。
絶対絶命のピンチの時、佐都は誰のプライドも傷つけないある方法が浮かびます。
それはお仏壇に供えることでした。
「この家で一番えらい場所はお仏壇だと教えられました。ですので御菓子はご先祖様に召しあがっていただきます。」
佐都の判断は大正解。
祖母もこの佐野の判断を褒めてくれます。
しかしホッとしたのも束の間、今夜は祖母の帰りを祝って一族が集まり食事会をする日。
嫁の佐都が美保子や義母たちと一緒に準備や給仕やお迎えをすることに。
一族が次々に集まってきてバタバタしている佐都たちですが、一族は優雅に喋っているだけで誰も手伝おうとはしてくれません。
深山家で跡取り嫁は本当にお世話係扱いなのです。
そんな中、まんぷく屋の常連客・源さんから佐都の母が倒れたと連絡を受けます。
今は病院にいて意識は戻ったけどまだ朦朧としている状態でした。
今すぐ母の元へ駆け付けたい佐都。
迷惑を承知で話すと義母は快く送り出そうとしてくれるのですが、祖母がそれを許しませんでした。
嫁の役割は深山家の発展のために人生を捧げる事。
自分の要求なんてもってのほかだと言われてしまいます。
佐都は泣く泣く諦め明日なんとかして行くことに。
(お母さん、ごめん)
(どうして女だけが男側の家を守り尽くさないといけないんだろう)
(私はこれからこんな人生に耐えられるんだろうか)
その時、仕事を終えた健太が帰ってきます。
事情を知った健太は佐都が持っていたティーセットを取り上げます。
「なんでオレにすぐ言わなかったんだ。早くお母さんの所に行ってこい!」
健太は佐都の代わりに自分が給仕をすると言い、祖母や父から佐都を守ってくれます。
「佐都、オレにとっては佐都の実家もすげー大事。あの家はオレのふるさとだ。2つの家をオレ達2人で守っていくんだ。」
健太のおかげで佐都は母の元に駆け付けることができます。
6話|圭一の秘密
佐都の母は過労で倒れたようで幸い一日で退院することができました。
佐都は一晩母に付き添い、深山家に帰ります。
案の定、健太の父はかなり激怒しており「戻ってくる必要などなかったのに」と言っています。
負けじと言い返す佐都に、父は「今日はもう早めに家を出る」と出て行ってしまいます。
父は毎週火曜日は1泊で出張に出ている様子。
なぜか家族たちは皆ムスッとした表情をしていました。
その日佐都は、祖母の紹介で総領事婦人が月に1回開催しているおもてなし料理教室へ行くことに。
選ばれた人しか入れない教室とだけあって生徒もセレブな奥様方ばかり。
しかし佐都も今となっては深山家の跡取り次男の嫁。
佐都が深山家の嫁だと知った周りの人たちは、佐都にとても親切に話しかけてきてくれます。
教室の後は、有名ジュエリーデザイナー・綾のアトリエでお茶をすることに。
皆との会話の中で深山家がどれほど凄い家系なのかを、佐都は改めて実感します。
その夜、佐都は健太と食事をしながらお料理教室のことを報告します。
健太からジュエリーデザイナー・綾は父の愛人だと聞き、驚きショックを受ける佐都。
毎週火曜1泊しているのは出張でなく、愛人の元へ通っていたのです。
もう10年以上の付き合いで、アトリエも父が買い与えた家でした。
愛人については家族全員が知っています。
健太も納得できず何度も取っ組み合いの喧嘩をしましたが、父は「男なら当たり前」と言ってやめないし、母自身が「何も言わないでくれ」と泣いて頼むので、健太は嫌気がさして家を出たのでした。
佐都は平気で義母を傷つける父が許せませんでした。
7話|恋人の流儀
健太の父は自分に歯向かってくる庶民の佐都が気に入りませんでした。
そこで佐都を追い出すためにある作戦を考えます。
ある日、佐都は父の食パンを知らずに使ってしまい父の機嫌を損ねてしまいます。
母を怒鳴る父に我慢できなくなった佐都は「自分のせいだ」と話すのですが、父が手をあげたのは母でした。
嫁の無礼は女主人の責任だと言うのです。
「だいたいお前はいつからそんなに偉くなった。健太が後ろについていると思ってつけ上がりおって!これ以上生意気な態度は絶対に許さん。嫁ごときが私にたてつくとどうなるかこれから思い知れ!」
祖母も祖母で「一族の家長に嫁が口ごたえするなんて」と呆れています。
夫が愛人を囲うなんて当たり前だと言うのです。
正妻なら「夫がお世話になりました」と愛人に挨拶にいくくらいでないと失格。
むしろ夫が遊ばないなら遊んでくるように勧めるのが妻の務めだと。
(健太は絶対そんなことしないって信じてる)
(だけどもし万が一そんなことになったら私はどうやって生きて行ったらいいの)
そんな中、健太は突然父の会社に呼び出されます。
会社には昔健太が好きだった泉がいました。
父はそれを知っていてあえて泉を健太の秘書につけることにしたのです。
裏で手を回したのは美保子でした。
8話|健太の恋
佐都が不安な気持ちをぶつけると健太は「心配すんな、オレは佐都しか愛してない」と抱きしめてくれます。
健太はいよいよ今までの会社を退職し、明日から深山不動産に専務取締役として入社します。
最後の出勤の前、健太は佐都にブラックカードを渡します。
専務に就任したら色んな付き合いが増えるので、このカードで服やバッグなどを、と渡してくれたのです。
買い物は三男嫁のリツコに付き合ってもらえるよう健太が頼んでくれていました。
リツコは約束の時間に深紅のポルシェで登場。
さすがインスタフォロワーが10万人以上もいる超有名芦屋セレブ。
リツコに連れられ百貨店のインターナショナルフロアへ。
リツコが来店したと知った全てのブランドのスタッフたちが表に出て来てお辞儀をしたり、外商が慌てて出てきたり、奥のVIPルームに通されたりと特別対応に佐都は圧倒されっぱなしです。
佐都もリツコに背中を押され震えながらバッグとワンピースを購入。
買い物が終わった後は、外商サロンで優雅にお茶をすることに。
リツコとは初めてゆっくり話しましたが、とても気さくで優しい人でした。
翌日、昨日のワンピを着て健太と一緒に専務取締役就任祝賀会へと出席する佐都。
深山家の親族ばかりが出席する中、秘書を務める泉も挨拶に来ていました。
泉は衆議院議員のお嬢様で深山家兄弟とは学生時代から仲が良かったため、知り合いもたくさんいるのです。
ふと佐都は泉と自分の服がかぶっていることに気が付きます。
しぐさにも雰囲気にも品があり、身に着けている上質な全てが泉に馴染んでいて、ブランドに着られている佐都とは全然違いました。
みんなに比べられ品格の差がはっきりと出てしまい、いたたまれない思いの佐都。
服が被っていると気づいた泉はすぐに佐都に頭を下げて謝ります。
「大変失礼いたしました。すぐに帰ります。」
女性にとって服は自分自身。
まして佐都にとって今日は健太の門出を祝う大切な日。
「挨拶はまた出直します」と言い会場を後にしたのです。
お嬢さまなのに決しておごり高ぶってなくて凛としていてとても素敵な女性でした。
帰る泉を健太はエレベーターまで見送りに行きます。
健太がいない時に、有沙と春菜おばさまから健太が昔泉を好きだったと聞いてしまう佐都。
父の魂胆に気づいた佐都は、不安で不安でたまりませんでした。
9話|船上のパーティー
祝賀会が終わり家に帰ると、佐都は健太に泉のことを聞きます。
泉は昔恋人とフランスに行き、恋人と別れて日本に帰ってきたらしいのです。
「心配しないでほしい。もうオレは泉に対して何の気持ちもないから!」
健太はそう言いますが、そんなに好きだった人がフリーになって戻って来て、毎日一緒にいたらまた気持ちが燃え上がってしまうのではないかと不安でした。
万が一、2人が付き合ったらそれこそ父の望み通りになってしまいます。
明後日は2人の誕生日。
会社も休みなのでゆっくり温泉旅行を計画するのですが、父から急に出張を言い渡されてしまいます。
しかもその出張には泉も同行するようで・・・。
仕事と言われれば仕方ない事なのですが、さっかくの旅行がキャンセルになり佐都は落ち込んでしまいます。
健太たちが出張へと発った後、初めて有沙から連絡があります。
呼び出された新芦屋マリーナに行くと、朝まで友達とパーティーして散らかった深山家のクルーザーを掃除して欲しいとのことでした。
深山家の人達に気に入ってもらいたい一心で、佐都は引き受けることに。
悔しくて1人で泣きながら掃除をしていると、偶然このマリーナ内のレストランにランチをしに来ていたリツコに会います。
事情を聞いたリツコは、「信じられない!」と腹を立て自分のとこのクルーを呼んで掃除を任せてくれます。
そして佐都が誕生日だと知ったリツコは、自分の所有するクルーザーで会場パーティーを開いてくれました。
大盛り上がりの中、スマホを見て血相を変えるリツコ。
今までパーティーで盛り上がっていたのに、急にお開きとなりました。
聞けば夫の大介の浮気調査をしていて、たった今大介たちが乗ったクルーザーが新芦屋マリーナを出発したのだそう。
実はさっき掃除した時にこっそりGPSをつけていたのです。
「ごめんなさいね、佐都さん。ちょっとあなたを利用しちゃったわ。でも私一人じゃ絶対に無理で。」
リツコの嫉妬は周りから見れば異常ですが、佐都も気持ちは分かります。
「私は旦那の浮気は絶対許さない。深山家のおばあさまにははしたないって言われるけど、私は深山家の女たちのように見て見ぬフリなんて絶対しない!」
もちろん佐都もリツコと同じ気持ちでした。
佐都はリツコに付き合い、大介たちのクルーザーを追いかけるのですが・・・?
3巻へ続く
感想
2巻もこやまワールド全開で面白かったです!
主人公の佐都にはハラハラさせられっぱなしですが、問題を乗り越えた時の爽快感はたまりませんね。
佐都にとって敵の多い深山家にも、夫の健太やリツコさんお義母さんなど味方になってくれる人もいて良かった。
特に夫の対応が神すぎて、泉さんとのことは全然心配いらないんじゃないかな?
次巻も楽しみです♪
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