なまいきざかり。4巻無料

なまいきざかり。4巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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成瀬の真剣さが伝わりしっかり見つめようと決めた由希。
そんな中ついにやってきたインターハイ予選で、因縁の三寿々学園・静との対戦を控え成瀬はますますやる気&甘えん坊モード!

由希にとって高校最後の忘れられない夏が始まります。

4巻|ネタバレ

「私もあんたのことちゃんと考えてみる。」

なけなしの勇気をふり絞って伝えた由希の言葉は紛れもない本心だったのですが・・・。

あれから一週間、由希は成瀬の「明日?」攻撃による執拗な催促でノイローゼ寸前まで追い込まれています。

そんな中、いよいよインターハイ予選が始まります。

一回戦、見事に一勝を勝ち取る隆北。

次は隆北が2連敗している三寿々との対決です。

試合前、由希にクリスマスプレゼントで貰ったリストバンドを無くしてしまう成瀬。

タオルに挟まっているのを見つける由希ですが、改めて自分から渡すのもきまづく咄嗟に隠してしまいます。

成瀬は試合前にも関わらず甘えん坊モード。

「約束も次はぜってー守るから」とやる気満々。

試合が始まり、前半残り2分、3点差で隆北が負けています。

なかなか点数が縮まらず相当焦る部員たちですが、成瀬だけは自信に満ち溢れていました。

そんな成瀬に由希はリストバンドを渡します。

それに応えるように由希の手をギュッと握り返す成瀬。

いくら負けても打ちのめされても懲りずに何度でも同じ約束をしようとする成瀬のことを、由希は何度だって信じるのです。

ラスト1分きったところでついに1点差まで追いつく隆北。

最後に成瀬がゴールを決め、三寿々に逆転勝利することができました。

しかし三回戦目は敗退。

(・・・結局私の高校3年間も全国は夢のままだったな)

落ち込む由希ですが、それ以上に成瀬が悔しい思いをしていました。

1人こっそりを涙を流す成瀬に気づいた由希は「インターハイは来年だってある」と励ますのですが、そういう問題ではありませんでした。

「インターハイなんて本当はどーだって良かった。でも先輩と一緒に行けんのは今年が最後だったから。由希先輩のことどうしてもインターハイで笑わせたかった。」

成瀬の背中は熱くて汗ばんでいて脈打っていて、「まだ戦いたい」と言っているようでした。

そんな成瀬を見て由希は「ずっと近くで見て居られたらいいな」と思います。

「来年連れてってもらうよ、インターハイ。引退しても卒業しても私はずっとあんたのこと見てるから。だから来年は絶対につれていって。」

夏のインターハイは終わりましたが、夏休みには合宿、そして2学期にはウインターカップ予選が控えています。

まだまだやるべきことは山積み。

由希たちバスケ部の夏はこれからなのです。

部活中、いつものように女子に呼び出される成瀬。

付き合ってる人いるのかを聞かれ「いる。」と答えています。

成瀬は由希の「ずっと見てる」発言を付き合っていると解釈してしまっているのです。

由希が引退してからも見守ってたいと思ったのは事実。

しかしそれは成瀬に限ったことではありません。

大事にするべき後輩は成瀬だけではないのです。

(それでも私の中であいつが特別なのはどうしてなんだろう)

そもそも”付き合う”というのがよく分かっていない由希。

そんな中、由希は風邪をひいてしまいます。

由希の体調不良にいち早く気づいた成瀬は由希を保健室へ。

熱のせいで由希は普段なら絶対口にしないようなことを口走ってしまいます。

「あんたのせいだよ。勉強だって部活だって今までしっかり集中できてたのに。できなくなっちゃったのあんたのせいなんだよ。毎日毎日、5分に1回はあんたのこと考えててバカみたいだわホント!」

そんな由希に我慢ならずキスをしようと迫る成瀬。

由希はとっさに「口はダメっ」と言ってしまいます。

すると成瀬は由希のおでこにチュッとキスをします。

(一体、コイツの何が特別かってこんな図々しいヤツ私は他にしらないし)
(人のゆるしなしにドア開けまくってズカズカ中まで入ってきて)
(引き出しの中の大事なものまであっさり見つけて持ってってしまう)

(一番特別な男の子)

すっかり梅雨も明け、1学期も残りわずか。

成瀬の軽率な「付き合ってる人いる」発言で、校内はにわかにざわめき始めています。

付き合うのか、付き合わないのか、由希はその答えに向き合うため、リナ先輩に相談することに。

リナは人と付き合うことはお互いのいいとこも悪いとこも受け入れあっていくことだと話します。

だから付き合ってみてから分かることもいっぱいあると。

まだピンとこない由希。

リナと分かれた帰り道、由希は偶然成瀬が買いものをしている所を目撃します。

女子と一緒だったこともあり、思わず隠れる由希。

ですが、うっかりマネキンを倒してしまい成瀬にバレてしまいます。

恥ずかしくてその場から走って逃げる由希を追いかける成瀬。

「嫌いになるよ。私もしかしたらあんたが思ってる100倍くらいアホかもしんないし、実はマネキンにけつまずいてひっくり返ったりするし、ちょっと熱出たくらいで勝手にキレて当たり散らしたりするんだよ。だから、もし万が一付き合ってみてもあんた多分後悔するよ。」

由希が立ち止まってしまうのは、弱くて情けない自分が嫌いで、成瀬と居る時のこんな風になってしまう自分が許せないからです。

つまり成瀬にフラれるのが怖いのです。

成瀬は由希にキスをします。

「俺だって先輩に嫌われちったらって実は1ミリくらいこえーよ。」

由希は自分だけが不安だと決めつけて、いつも成瀬の勇気に気づきません。

何度も何度も成瀬は手を伸ばしてくれるのに、それに一度だって応えたことがあったでしょうか。

「嫌いじゃないよ。私あんたのこと嫌いじゃない。・・・私あんたのこと・・・。」

その時、近くの茂みから静が出てきました。

「町田さん、そいつと付き合ってるんですか?」

付き合っていないと知った静は成瀬から由希を引き離します。

「どう考えてもあんたにその男はつり合わない。町田さんがもったいないです。こいつとだけは何がなんでもぜってぇ付き合わないで下さい!!」

それから一週間、ものすごい剣幕で釘をさされたきり静とは会っていません。

由希が気持ちを切り替えようとしている矢先、顧問の三好先生に三寿々学園から間違って持って帰ってきてしまったスリッパを返して欲しいと頼まれ、渋々三寿々へ行く事に。

用をすませ静と鉢合わせる前に帰ろうとした由希ですが、三寿々の部長に「連絡先交換して」と声をかけられます。

するとこっそり見ていた静が2人の前に現れます。

「町田さんはダメです。」

自分のことをやたらと買いかぶってくれている静に、由希は静が思ってるような大した人間ではないと話します。

「前に袴田くんは成瀬を変えたのは私だって言ったけど、あいつを一番変えてくれたのは袴田くんだよ。袴田くんにはずっとあいつのライバルでいてやってほしいの。あなたにしか頼めないことだから。」

静がバスケに集中できないのは、何が原因なのか。

由希に手を出すのが部長だから?
隆北のエースだから?
他の知らない誰かだから?

それとも手を出されるのが由紀だから・・・?

静はずっとモヤモヤしていた気持ちがなんなんかハッキリさせることができます。

そして同時に確信してしまいました。

由希の中には成瀬しかいないんだということを。

夏休み3日目。

今日から3泊4日の練習合宿が始まります。

合宿中、周りから成瀬と付き合っているなどと怪しまれた由希は、つい誤魔化すために「弟みたいなもん」だと言ってしまいます。

もう自分の中で答えは出ているはずなのに、なかなか素直になれません。

モヤモヤしながら男子部屋の布団を敷いていると、成瀬が1人部屋に戻ってきました。

その後すぐに別の部員が部屋に戻ってくるのですが、また怪しまれてはいけないと成瀬は由希と一緒に布団の中に隠れます。

「・・・俺が弟?弟じゃできないコトいっぱいあるけどどーする?」

成瀬はそう言って由希にキスをします。

さらに手が由希の服の中に。

由希は慌てて成瀬の頭にゲンコツをくらわすのですが、成瀬は「オレの勝ち」と笑っています。

本気で弟だと思ってる相手に由希がそんな風にキレたりしないことを分かっているからです。

「そんな風になっちゃうの俺だからでしょ?俺にだけでしょ?」

もう全部分かっているくせに、なんとかして由希に本心を吐かせようと企む成瀬。

由希はもうそろそろ逃げ切れません。

「あんたみたいな弟しんでもいらないし。」

波乱の予感の3泊4日はまだ始まったばかりです。

5巻へ続く

感想

両想いなのになかなか付き合わない感じがたまらず思わずニヤニヤしてしまいます。

いつもクールで真面目な由希が成瀬に振り回されて色々な表情見せてくれるのも可愛い。

袴田くんには悪いけどこの2人に入る隙がないよね。

合宿でなにも起こらないはずがなく、お布団ハプニングはドキドキしました。

次巻も楽しみです♪

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