任カツ5巻(最終巻)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
独身アラサー女性の莉子と美波は男の遺伝子だけを求めて「妊活」を始めたのですが、美波は種を持たない男・堂本を好きになってしまい、莉子は本気で自分よりかなり下のルイを本気で好きになってしまいます。
ルイにはピルを飲んでいると嘘をつき妊娠に成功した莉子ですが、彼の将来を考え身を引くことを考えます。
一方、堂本とは別れた美波ですが、やはり彼のことが諦めきれず・・・?
5巻|ネタバレ
書類を渡してすぐに帰る予定だったルイですが、妹に強引に引き止められ実家に寄ることになります。
ルイの父は莉子を見て少し驚いた表情を見せますが、優しい言葉で歓迎してくれます。
母も妹たちも表向きはもてなしてくれますが、莉子の年齢に不満がある様子。
莉子がトイレから戻ると、妹たちがルイに「あんたは後藤家の跡取りなのよ!」と文句を言っているのが聞こえてきました。
それでも庇うルイに対し、莉子は罪悪感を感じます。
もうこれ以上ルイを裏切ることはできないと感じた莉子はある決意を固めます。
そんな中、ルイに呼び出され内定をもらったと報告を受けます。
「前に就職決まったら莉子さんに話があるって言ったろ?」と嬉しそうに話しだすルイの言葉を遮り、莉子は別れを切り出します。
その後、莉子は美波に別れたことを報告します。
しかしさすがに妊娠を伝えないままとは言えませんでした。
莉子はこれから実家に帰り妊娠を報告するつもりです。
未婚の母になることに反対されても、莉子は絶対に産むつもりでいました。
一方の美波は堂本のことをまだひきずっていました。
好きなので一緒にいたいけれど、彼は妊活の対象にならず、終わりがくれば何も残りません。
それが怖くてこの恋を追う決心がつかないのです。
莉子には、いつも自信に満ちて輝いている美波が、か弱くて小さな少女のように見えて涙を流します。
美波の誕生日当日、美波が残業をしていると営業から売上データが入っていないことに気が付きます。
営業部に資料を取りに行くと担当の堂本は席を外しており、代わりの人が資料を渡してくれます。
その資料は堂本らしく欲しかったデータがきちんと整理されていました。
懐かしい気持ちになっていると、階段で堂本と鉢合わせます。
本当はまだ好きなのに、ひねくれた態度をとってしまう美波。
去ろうとした時、後ろから堂本に抱きしめられます。
胸が張り裂けそうな気持ちの中、美波が「離して」と言うと、堂本は「少しだけ充電させて下さい」と離しません。
背中に堂本の体温を感じ、きっとずっと求めていたのだと気付く莉子。
このまま時間が止まってくれたら・・・。
堂本の切なそうな瞳は、美波と同じ迷路をさまよっているかのように見えます。
会わない方が良かった、心の奥の消せない想いに気付いてしまったのです。
仕事が終わり帰ろうとした時、中嶋にご飯に誘われ美波の希望でラーメン屋へ。
そこで美波は偶然店に来ていたルイを見かけます。
彼が莉子をふったのではなく、莉子が彼をふったのだと気付いた美波は、莉子に幸せになって欲しい一心でルイに妊活のことや、莉子が妊娠していることなど全てを打ち明けます。
話を聞いたルイは、急いで莉子の元へと向かいます。
ラーメン屋から出て家に帰っていると、マンションの前に友田部長がいました。
部長は美波と中嶋が一緒にいるのを見て付き合っていると誤解します。
二人の様子を見て事情を察した中嶋は、部長をうまくあしらい莉子を助けます。
巻き込んでしまったお礼にと中嶋を家にあげ飲みなおそうと誘う莉子。
莉子はそこで中嶋に部長と関係があったことを話します。
何度も何度も中嶋に救われ、中嶋が”好きな人”だったならこんなに苦しむことはなかったかもしれない、という思いが頭をよぎる莉子。
莉子は、子供が欲しいこと、堂本とのことを中嶋に打ち明けます。
すると中嶋に「俺と子供作ろうか?」と誘われます。
このまま中嶋と結ばれたらこの良好な関係は崩れてしまいますが、受け入れたら美波の願いは叶うかもしれません。
美波は中嶋を受け入れるのですが、頭の中では葛藤がありました。
唇が重なる手前で、中嶋は「他の男を想ってる女は抱けない」と美波から離れます。
中嶋のおかげでようやく自分の気持ちに向き合えた美波。
中嶋は美波に誕生日プレゼントだと言い堂本の引っ越し先の住所を渡します。
どこまでも優しい中嶋に感謝をしながら、美波は堂本の家へと向かいます。
一方、ルイと別れて一ヶ月、実家に戻ってきた莉子ですが、まだ両親には報告できずにいました。
莉子が散歩をしていると、ルイが目の前に現れます。
「なんで黙ってたんだよ」と怒っているルイに、泣きながら「産ませてっ私一人で育てるから!」と莉子は言います。
ルイを騙し、嘘をついていた自分に二人で育てるなんて選択肢なかった莉子。
しかしルイは嘘とか全部どうでもよくて、自分の子を産もうとしてくれている事の方が嬉しくてたまらないのです。
怒っていたのは情けない自分に対してでした。
ルイは莉子にプロポーズし、結婚が決まるのでした。
その頃、堂本の家に着いた美波は、自分の素直な気持ちを堂本に告白します。
美波が今欲しいのは、子供ではなく堂本だけなのです。
堂本は美波を受け入れ、二人はそのまま深く愛し合います。
子どもはいらないみたいなことを言っていた堂本ですが、実は美波との子供が欲しいと思っていました。
異動してすぐ受けた精密検査で、治療で可能性が見えるかもしれないと言われた堂本は、その可能性にかけ治療をすることに。
お互いに負担はかかりますが、どんな困難も二人でなら一緒に進めるのです。
成功することがゴールではなく、挑戦することに意味があるのです。
完結
感想
一体どんな結末になるんだろうと思っていましたが、美波も莉子も収まるところに収まりとても幸せそうな姿が見れて良かったです。
特に美波の考え方には心配していましたが、最終的には考え方も変わっていてホッとしました。
あとは堂本くんの苦悩が切なかった。
不妊って女性が原因だと思いがちだけど、男性でもそういう悩みを持っている人はいますもんね。
中嶋くんが最後までいい人すぎて、誰かこの人を幸せにしてあげて!と思ってしまいました(笑)
この漫画が気になっていた方はぜひ無料で読んでみてくださいね♪