駆け足あらすじ
創立2年目の春。ちょっと個性がある新入部員2人を迎えた瑞沢高校かるた部は皆で築き上げてきた自信と信頼を胸に、全国大会予選決勝まで待ち進む。
優勝を前に立ちはだかったのは前年と同じ強豪・北央学園。
因縁の対戦の行方は!?⇒11巻に進む
10巻あらすじ
54話~
全国高等学校かるた選手権東京都予選
千早たち瑞沢かるた部は前回大会のディフェンディングチャンピョンとして新入部員を迎えた7人でこの予選に挑む。
前回予選に出場校が10校を超えていたため今回は2校代表として選出されるようだが1年間自分たちんの学校に飾られていたトロフィーをもう一度持って帰るために優勝を狙うのだった。
机君の計らいで1回戦2回戦は新入生をメンバーに加える。
勝利は出来なかったものの徐々にかるたへの意識が高まってきた菫
オーダー表を勝手に書き換えるほど試合に出たがる筑波と盛り上がりを見せ順調に勝ち進んでいく。
そんな中現れたのは無名ながらもかなりの勝率を叩きだしていた朋鳴高校が姿を現す。
「行くぞお前ら―!」そう言って生徒達を引率してきたのは同門の坪口さんだった。
56話~
思わぬ相手にオーダーを困惑する太一に原田先生は意味深な言葉をかける。
「個人戦は団体戦、団体戦は個人戦だよ」
しかしその意味を理解する間もなく試合は始まってしまう。
それどころか相手の作戦にまんまとハマりどんどんと深みに堕ちていく太一
おまけに太一の上にあるエアコンだけ潰れるという不運・・・
汗をぬぐいたくてもタオルを忘れてしまい拭く事も出来ない。
ついに我慢できず「すいません!だれかタオルを」と言った瞬間、タイチを見守っていたかるた会の人、先生色々な人からタオルが飛んできた。
そして目の前にも千早から差し出されるタオルが・・・
自分が一人じゃないことを改めて認識した太一
しかし同時に自分一人でも勝ちたい想いが溢れる!!
「団体戦は個人戦」仲間を信じて一人に!もうチームメイトは見ない!そこには一心不乱に札と向き合う太一の姿があった・・・
そして瑞沢かるた部は決勝へ進出!
残るは宿敵、北央学園との対戦を残すのみとなった。
58話~
すでに全国大会出場が決まっていることもあって消化試合かと思われたが両校とも相手に優勝を上げる気はさらさらなかった。
「日本一っていうのはどこにも負けないということなんだよ!」千早の無茶ぶりに振り回される。
そんな中、北央もヒョロがオーダーをワザと変えて伝えたことで実力の拮抗した戦いが繰り広げられることとなるのだった。
しかも北央にはさらに秘密兵器が隠されていた!?
「東京で一番強いのは北央学園?そんなの当然でしょ」そう言って現れたのは卒業したはずの須藤だった!
しかも決勝の読手としてのようで北央の選手たちはより一層顔ひきしめる。
そして今最初の詩が読まれるのだった・・・⇒11巻へ進む