中卒労働者から始める高校生活11巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
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2年生になった真実(まこと)たち。
莉央はアルバイトを始め新たな人間関係が広がっていきます。
様々なイベントを経て2人の絆はより強まりますが・・・。
真実、決壊の時!?
では11巻のネタバレです♪
35話|早退
真実には、どんなに穏やかに過ごしても足音が聞こえる時がありました。
誰のものかはわかっています。
だから「来るな」「来るな」と自分の声でかき消すのです。
「片桐くんのお父さんの話聞いてもいい?」
ある日、莉央に父親のことを聞かれ真実は一瞬言葉を失います。
「・・・なんで?死んだって言ったよな?」
真実は父親の話題を終わらそうとします。
「この前話した”心が好き”って言われたって話してた人、名前がね片切さんって言うの。」
「配送の業者さんなんだけど雰囲気が少しだけ片桐くんに似てて・・・。」
真実は震えだし莉央の話を遮ります。
「もういいって言ってんだろ!!」
真実は莉央の情報を元に叔父さんに現在の父親の所在を訊ねます。
父は運送会社で働いており、莉央の話と一致してしまいます。
(自分だけ白黒に見える)
(怖え、消えねえ)
一方、あかりは配送の片切という人が”前科持ち”だと噂で聞き「もしかして」と思って真実に連絡をします。
あかりから話を聞きまた不安材料が増える真実。
しかし真実の口から出たのは意外にも「ありがとう」と言う言葉でした。
本当のこと(父が犯罪者)を知っている人と話せるのは真実にとってとても楽なのです。
真実はあかりに教えてもらった時間に、父親かどうか確認をしに行くことに。
するとタイミング悪く、莉央と父親が話をしているところを目撃してしまいます。
真実は息がうまくできなくなりその場に座り込んでしまいます。
真実に気づき駆け寄る莉央。
父親も真実に気づきどんどん近づいてきます。
(靴の音、やめろ。来るな来るな)
(かき消せ、この娘にだけは)
「真実、大丈夫か?」
真実は冷静ではいられなくなり思わず自分から口走ってしまいます。
「父親面すんな!犯罪者!!」
36話|学校
父は「すまなかった」と言い真実の前から去っていきます。
それからどうやって来たのか覚えていませんが、真実は気づけば学校で目の前には心配そうな顔をしている莉央がいました。
「わかっちゃったよな?会話で。」
遅かれ早かれいつかはバレてしまうこと。
真実は隠さず本当のことを話します。
「ずっと嘘ついてたんだ。知られたくなくて。父親刑務所入ってたんだ。」
最初の罪状は横領でした。
執行猶予がついたのですが、その期間中に傷害事件を起こし実刑。
真実の話を聞いた莉央は口を開きます。
「私・・・」
その瞬間、さっきまで聞こえなかった靴の音がまた聞こえ始めたのです。
真実は怖くなり莉央の話も聞かず突き放します。
「やっぱりさ、別れよう。」
犯罪者の息子だなんて知ったら怖いはず。
最初からわかってたら俺なんかと付き合うこともなかったのに。
ネガティブな言葉ばかりを口にする真実。
「ずっと騙せればいいと思ってた。バレればどうせ別れたいって思われ」
莉央は話の途中で真実の頬を思いきり叩きます。
「聞いてよ・・・ひどいよ・・・!」
酷いのは嘘をついていたことではありません。
真実にずっとそう思われていたことが悲しいのです。
「こんなに好きなのに全然信じてもらえてなかったの!?」
親なんて関係ない。
それは真実が心のどこかで期待していた期待通りの言葉でした。
なのに、真実は素直に喜べませんでした。
「無理だ。俺が駄目なんだ。」
真実のことが理解できず泣いている莉央。
そんな莉央を真実は抱きしめ「持たなきゃよかったんだ、大事なものなんか」と言います。
真実の頭に浮かぶのは学校で仲良くなった仲間たち。
「こんなに弱い人間じゃなかったはずだ。怖えとか不安だとか聞きたくねえとか、知られたくねえとか。」
「弱くなるなら最初から・・・。」
莉央のことを離せるなら
消せるなら
なかったことにできるなら
今なら・・・。
だけどそれも今も真実にはできませんでした。
抱き合いキスをする2人ですが、真実の視界は白黒のまま元には戻らないのでした。
37話|手紙
ある日、父親から手紙が届きます。
真実にバレないようにそっと自分の部屋へ持っていき封筒を開ける真彩。
手紙を読み真彩は昔のことを思い出します。
まだ父も母もいて家族4人で暮らしていた時のこと。
真実は父のことが好きでした。
父はゆっくり喋る人で、母は甘えん坊のダメな真彩が好きで、すずらんの花も好きと言っていました。
父が変わったのは母が病気になってから。
兄が変わったのは父母ともいなくなってから。
ある日、真実は母のすずらんのマグカップを割ってしまいます。
真彩は「気にすることないよ」と言うのですが、真実は自分を許しませんでした。
学校での莉央の態度を変に感じていた真彩。
(莉央ちゃんはおにーちゃんのことが大好きなのにな・・・)
父の手紙を読み察する真彩は、影ながら心配をしていました。
真彩は一条と五十嵐に「2人は真彩のこと好きだよね!?」と唐突に質問します。
「例えばだけど真彩が悪い魔女の子供だったとして、それでも変わらない?それでも好き?」
一条も五十嵐も「好きだよ」と言ってくれます。
その夜、真彩は真実に言います。
「真彩おとーさんに会いたい。」
真彩は父からの手紙を取り出します。
父からの手紙だと分かった真実はすぐに真彩から奪い取ります。
(手紙・・・?余計なことを)
「会いたい」と主張する真彩ですが、やはり真実は許してくれませんでした。
「下手に関わって周りにバレたらどうすんだよ?白い目で見れるってわかんないか?嫌われるって。」
真彩は一条や五十嵐のことを思いだします。
「嫌われない!そりゃそういう人もいるかもしんないけど。莉央ちゃんおにーちゃんのこと嫌いって言った!?」
莉央のことを思いだし頭がこんがらがる真実。
(やめてくれ、こんなのたくさんだ)
(泣いたり泣かれたりすることねえんだ。父親のせいで)
周りが許しても真実は絶対に許しません。
(許し方なんてどこで教わるんだ)
(俺はそんなの知らねぇぞ)
止めようと思っても波紋は止まらず・・・?
12巻へ続く
感想
今巻から物語の後半に突入したようです。
ついに父親の秘密を莉央に知られてしまった真実。
周りが許しても真実は許せないんですね。
真実の辛い気持ちがひしひしと伝わってくる巻でした。
自分自身の問題をどう解決するのか気になりますね。
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