王子様には毒がある。10巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
お互いの想いを伝えあい幸せをかみしめるりずと颯太。
しかし2人の前に突然やってきた颯太父が告げたのは、颯太の監視と退学でした。
ずっと一緒にいる為に、駆け落ちすることを決めたりずと颯太ですが・・・!?
ではここからは10巻(完結巻)のネタバレです!
36話|どこへども
「オレと一緒に逃げてくれないか。」
颯太が父に従わなければ、りずの家にも迷惑がかかってしまいます。
だけど颯太はもうりずと少しも離れたくないのです。
「身勝手なこと言ってるのは分かってる。りずが家族を大切にしてるのも知ってる。だけど全部捨ててオレと逃げて欲しい。」
なにがあっても颯太から離れないと心に決めていたりず。
りずは颯太と駆け落ちをすることになります。
翌朝5時、りずが荷物をまとめて家を出ようとした時、達海にバレてしまいます。
事情を知った達海は止めることなく、颯太の元へと行かせてくれました。
「好きな人と離れて暮らす辛さはよく分かるから。ねーちゃんには後悔してほしくないんだ。」
2人が失踪したと知った颯太の父は颯太を連れ戻す為、交通機関、宿泊施設をしらみつぶしに探し始めます。
捕まりそうになるものの、なんとか追っ手から逃げ切ることができた颯太たち。
気付けばとっぷり日も暮れていて、今にも潰れかけの民宿に泊めてもらう事に。
逃げることに必死で考えていませんでしたが、これからは2人で暮らしていくということ。
並べられた布団を見て、りずは初夜を覚悟するのですが、颯太は疲れていたのかそのまま眠ってしまいます。
颯太と父のことを考えるとなかなか寝付けないりず。
(颯太はなんであんなにお父さんが嫌いなんだろう)
(確かに圧のすごい人だけどあたしはどうしたら颯太の苦しみを取り除いてあげられるのかな)
颯太が朝目覚めると、同じ布団にりずが入ってきていました。
颯太は愛おしそうに眠っているりずにキスをします。
「りず、オレなんかについてきてくれてありがとな。大好きだよ。」
37話|Foe You
父の捜索は民宿にまで来ていて、いちゃいちゃする暇もなく2人は追っ手から身を隠すため森の中へ。
途中、りずは足を滑らせてくじいてしまいます。
颯太が背中にりずをおぶって歩くのですが、途中で雨まで降って来たので雨宿りをすることに。
疲労と雨に濡れたせいなのか、颯太は顔色が悪くしんどうそう。
りずは颯太の濡れた服を着替えさせ抱きしめて温めます。
「颯太は・・・どうしてあたしなの?颯太のこと好きな子たくさんいたのに。」
「りずちゃん以外の女の子は目に入んないよ」と颯太は言いますが、りずも同じ気持ちです。
だからこそ颯太の家のこともちゃんと知りたいのです。
颯太はりずの気持ちに応えるように、幼い頃の話を打ち明けてくれました。
「オレはね一生一人だと思ってたの。りずちゃんと会うまでは。」
病弱で床に伏せがちだった母と、仕事でいつもいなかった父。
昼間も薄暗い家、それが颯太の世界でした。
母が亡くなってから一度も行ってなかった幼稚園に通い始めて、1人でいた颯太に話しかけてくれたのがりずでした。
最初は困惑したものの、りずは颯太の中でなくてはならない存在となり、りずに必要とされたいと思うようになります。
そして一人占めしたいとも思うように。
「オレのやる事はいつもりずを傷つけるんだ。今もそうだ。りずをふり回してる、オレの身勝手で。・・・ごめんでも好きなんだ。」
颯太はすごい熱でとても苦しそう。
すごく辛そうな状況なのになにもできない自分にもどかしく感じるりず。
(いつも助けてもらうのはあたしばかり)
(小さい頃から何度も)
りずは小さい頃のことを思い出し、今の颯太を造りあげたのは自分だということに気が付きます。
「颯太は空っぽなんかじゃないよ、颯太がいたから元気になれた。颯太のおかげで今のあたしがいるの。だから自分を否定しないで。あたしは幸せだよ。」
りずは颯太をこのままにしてはおけないと、颯太のスマホにかかってきた電話を取ります。
その後、颯太の父が2人を迎えにやってきてくれました。
38話|ずっとキミと
颯太はそのまま病院へ。
颯太の父は検査結果を聞き、りずに颯太への差し入れをこっそり頼んで帰って行きました。
差し入れの中身は、颯太が熱を出した時よく母親が飲ませてくれたジュースでした。
颯太は父の想いを感じ、父と向き合うことに。
「大切な人がいるんだ。その人のそばで幸せにしたい。援助を打ち切ってもらって構わない。オレは自分で生き方を選ぶ。」
父は颯太の気持ちを理解して認めてくれます。
それからいつも通りの日常が戻ったある日、りずの母親が出掛けることになり、りずは家で1人でお留守番をすることに。
颯太に話すと「泊りに来る?」と誘われます。
お泊りということの意味を理解し、ドキドキで颯太の家へ行くりず。
(颯太に幸せだって思ってもらいたい)
(2人の想いが同じなら不安なことなんて何もないよね)
最終話|キミの隣で
とうとう颯太と結ばれたりず。
幸せの余韻に浸りながら颯太が起きる前にそそくさと服を着ようとしていると、颯太が目覚めます。
颯太はりずの服をまた脱がせてベッドの中へ。
颯太の「だめ?」のおねだりに恥ずかしがりながら「だめじゃない」と言うりず。
そうして2人は2年生に。
達海は学校を無期限休学し日本中を回る旅に出ました。
生存報告と言って滞在先から度々絵を描いて送ってきてくれています。
そしてもうすぐりずの誕生日。
誕生日は颯太の提案で海へ遊びに行く事に。
すると周りの友達たちもついて来ることとなり結局大所帯に。
海ではモテモテの颯太にヤキモチばかりのりず。
拗ねるりずですが、颯太は嬉しいと思っていました。
「オレなんてガキの頃から年がら年中妬いてたもん。りずちゃんがオレと一緒の気持ちでいてくれるなんて嬉しい。」
颯太は2人きりの時に指輪をプレゼント。
「オレがこの世で一番愛してるのは命を懸けて守り抜きたいのは、今までもこれからもりず1人だから。これからもずっとオレのそばにいてくれますか?」
「はい・・・あたしも颯太のこと全力で守るからね。」
完結
感想
最後まで笑いありキュンキュンありのラストでした♪
最終巻は颯太の男らしさが前面に出ていてとってもカッコ良かったです。
いつもは可愛いキャラなのに、そのギャップは反則・・・!
そして颯太父にもちゃんと愛情があることが分かり安心しました。
巻末には電子版限定書き下ろしも収録されていて、こちらも面白かったです。
まだ読んでいない方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪