漫画、虫かぶり姫の2巻ネタバレを紹介します。
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6話から13話|ネタバレ
遂にエリィ殿下の婚約者として認められた。。
今回はそんな話の中の一つ”王家の秘宝”のお話。
一カ月ほど前に発見されたその陶器の秘宝を一目見たエリィはそれが紛い物ではないか?と疑いの目を向けました。
鑑定士もグルで本物だと太鼓判を押す秘宝でしたが調べてみるや、王家に忠実なカスール家の分家であるパルカス子爵が作った贋作だったのです。
林業に紛れ湖畔の林から多数の贋作が発見されおまけにエリィを害するために使われた毒物も押収され言い逃れは出来ない状況となります。
その責任は当然、本家であるカスール家にも問われる事となり、エリィとの婚約を唯一認めなかったカスール伯爵も首を縦に振るしか無く、結果。全貴族から認められることとなったエリィは名実ともに誰もが認める花嫁となったのでした。
裏でそんなことになってるとも知らずに”ポカン”した顔のエリィ。
少し落ち着いたところで殿下がこれまでの事を説明してくれました。
書庫に近づけなかったのは身の危険があり、ピリピリした雰囲気は皆がエリィを守ろうと躍起になっていたからだったのです。
そしてエリィと婚約するにあたり殿下には二つの条件が出されていました。
”ベルンシュタインの隠し名を使わずに貴族から婚姻の賛同を得ること”
”エリィの関心を書庫よりお得ること”
この二つがエリィの祖父と父から出された条件でした。猶予は4年。それまでに満たされなければ婚約は解消するのだと・・・
故にエリィが成人した後も成婚の話を進められなかったのです。
そして、ベルンシュタインの隠しなとは王家や一部の人間のみが知っている”サウズリンドの頭脳”というモノでした。
代々博識なベルンシュタイン家が伝えた王の御代は必ずといって繁栄してきた実績があるのです。
当の本人たちは本を読む時間が減るからと、出世を断り続けてここ何年かは書庫勤め止まりという王家からすれば少し厄介な性格なのですが・・・
しかし殿下はそんな隠し名など無くてもエリィの事が好きなのだと誠心誠意伝えます。
エリィもそれが本心なのだと感じることが出来たようで二人の間にあったわだかまりは全て無くなったのでした。
それから暫くして、お忍びで殿下と町に出かけることになったエリィ。
目的は”シスルの星”です。
特定の国に根を下ろさず旅をするロマと呼ばれる人々とともに旅をする一団のことでそんなシスルの星は3年に一度、本の市場を開きます。
そこには新しく発表された学術書や滅多に手に入らない古王国時代の書庫などベルンシュタイン家にとってはまさに天国ともいえる場所でした。
しかしエリィは昔からシスルの星とロマの人々には近づくなと祖父や父から言われていました。
その理由は分かりませんが、ずっと憧れだった場所、殿下も一緒なので万が一ということも無いだろうと町へ繰り出します。
そこで出会ったのは殿下の事を「お父さん」と言う兄弟。
もちろん殿下に身に覚えがある筈はないのですが、兄弟がベルンシュタインの名で盗みをはたらこうとしていたことが気になり事情を聴きます。
聞けば、ベルシュタインを名乗る貴族から本を盗んでくるように言われたらしく、せっかくのエリィとの時間を潰された殿下はきっちりと礼をしてやろうと決めるのでした。
足を運んだのはロマの居住区。
「二コラレッツィ博士に6年前の借りを返してもらいに来た」
殿下にはロマの顔なじみが居るようで果たして、この出来事はエリィにとって吉とでるか凶とでるか・・・