真綿の檻9話のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
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父のせいで虐げられてきた母と折里。
身を呈して自分を守ってくれた母は味方だと思っていた折里ですが・・・!?
真綿の檻|9話ネタバレ
母の凄みにひるんだのか、それ以来折里は日常的に父に殴られることはなくなりました。
しかしそんな母の決死の訴えをもってしてもなお時折顔を覗かせた暴力。
力に訴えるのをやめられない性質の男。
人を支配するのが大好きな男。
東京への進学を訳のわからない理由で反対したり、折里がやること全てに必ず横槍をいれてくるのです。
高校で受けたかった部活も費用は全て自分で出せと言われたり、大学の専攻も就職も何一つ思い通りにさせてもらえませんでした。
子供の折里にはなんの力もなく、その度に寄り添ってくれたのは母でした。
母が父からお金を貰う時どれだけ嫌味を言われるか、それを考えたらとてもじゃないけど部活は続けられませんでした。
大学の教職課程で実習を前に母が過労で倒れました。
折里は父に実習の間だけでいいからおじいちゃんを施設にお願いして欲しいと頼みますが、その頼みは却下されてしまいます。
母には「自分のことはいいから実習に行っておいで」と言われますが、弱った母が平気でこき使われることが目に見えた折里は母を残して行くことができませんでした。
将来折里は家を出ていく事もできるけど、母は家に縛られたまま。
こんな田舎で体裁を重んじる父が何一つ文句を言わずに自分の父親の介護する母を手放すわけがないのです。
母は逃げられない、そう思うと折里は自分だけは母の味方でいると強く思いました。
折里は母のことで思い出す話があります。
中一の時、母に連れられて訪れた病院の一室に、苦しそうに横たわる老人がいました。
その老人は母方の祖父でした。
母は祖父に折里のことを紹介し「この子がいるから頑張れるの」と話しかけていました。
聞けばこの時祖父は末期の癌で、手の施しようのない状態でした。
のちに読んだ小説には祖父と同じ癌の場合、それは体中が這うような苦痛とずっと水の中に沈められているような苦しさを伴うと描写されていました。
祖父は治る見込みもないまま延命措置で生かされ続けている状態でした。
モルヒネなどの投与をすれば痛みは感じなくなりますが、その時は意識が混濁してもう意思の疎通ができない状態になります。
母は「おじいちゃんはそんなこと望んでない」「私のことがわからなくなるなんてそんなこと望んでない」と言い投与はしませんでした。
その後苦しむ自分の父親を漠然と見送り血の繋がらない舅の世話もする。
そんな愛情深い母が盗聴なんてそんなくだらないことするわけがない。
折里はそう思っていました。
家のリビングで昔の携帯を眺めていると母がやってきます。
携帯を見ても動じない母を見て、やはり母は細工のことを知らないのだと感じる折里。
しかしそれも束の間、母から「弁護士さんに相談してた件はもう解決したんでしょう?」と話をふられます。
そんなこと母に話した覚えはありません。
折里が携帯のことを恐る恐る口にすると母は「娘が道を踏み外さないように導いてあげるのが親の務めでしょう?」と当たり前かのように事実を認め、自分から離れていこうとする折里に「もう日向君とは会わないでね」と釘を刺してきて・・・!?
10話へ続く
真綿の檻|9話感想
父親もキモイけど母親も相当なサイコパスだった~!
父はDV、母は過干渉、折里がまともに育ったのが不思議なくらい。
母の笑顔を見て最後はホラーを見てる気分になりました。
おじいちゃんへの仕打ちも復讐だったりして・・・(ゾッ)
物語にどんどん引き込まれていって目が離せません。
新刊発売がとても楽しみです♪
ぜひ漫画の方も無料で読んでみて下さいね!