春の嵐とモンスター2巻無料

春の嵐とモンスター2巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介します。

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校舎裏キス事件の後、嵐子と同じ高校に行くと宣言し勉強を始めた栢。
そんな栢を見て嵐子は錯覚の恋愛感情を抱いているのでは・・・と心配して?

春の嵐とモンスター|2巻6話ネタバレ

嵐子と同じ高校に行くため本当に勉強を始めた栢。

「嵐ちゃんが好きだから」と言う栢に、嵐子はそれを錯覚だと伝えます。

コミュニティが家だけになったせいで極端に視野が狭くなり、義理の姉という唯一の立場の嵐子が特別に見えてしまっているだけだと。

しかし栢は嵐子とお付き合いをしたいと思ってはいませんでした。

栢は「付き合う」=「ただ会ってヤるだけ」だと認識しているからです。

「嵐ちゃんはそーいうんじゃなくてただ好きなの」と栢に言われた嵐子は、栢が小さい男の子が先生を好きというのと同じような感覚なのだと感じます。

この間のキスも本当にただの好奇心なのだと思うと、なんだか一人で勘ぐっていた自分がばかみたいに感じて、嵐子は栢の勉強を見てあげることに。

予想以上に栢は勉強ができず、嵐子は何か役に立ちそうな参考書を探しに本屋へ。

本屋で偶然にもこの間の男の子と出会い、嵐子はそそくさと立ち去ろうとしますが、男の子に呼び止められこの間のことを心配されます。

自分のような他人のことを気にしてくれていた彼に対して、初対面の人間に威嚇する栢のことが心配になる嵐子。

仮に高校入学できたとしても不穏な未来しか見えません。

そこで嵐子は栢に中学に行かない理由を聞いてみると、別に理由らしい理由もなく今更授業もついていけないしと話す栢。

協調性や忍耐力は団体生活で身につけた方がいいと説得する嵐子に「我慢ならちゃんとできてる」と栢は言います。

栢は嵐子にキスしたいのをずっと我慢していたのです。

一回で満足するつもりだった栢ですが、嵐子が見たことのないような顔をするから一回じゃ足りなくなってしまったのです。

子供のような好奇心のキスだったのに、それにしては冷たいピアスの感触が生々しすぎて、嵐子からすればもう一度なんて冗談じゃありません。

そんな中、嵐子は父から「嵐子ちゃんは今栢くんにとって灯台の灯りなんだろうね」と言われます。

栢が目標を見つけて自分で前を向き始めたからです。

父はそう言いますが、なにもないひとりぼっちの人間が灯りなんてそんな大層なものとは思えない嵐子。

しかし栢が本当は中学に行きたいけど躊躇していることを知り背中を押します。

灯台にはなれなくても、とるにたらない小さな灯りだとしても足下を照らすくらいならできるのです。

嵐子に背中を押された栢は、中学に行くことを決めます。

春の嵐とモンスター|2巻7話ネタバレ

中学に登校した初日早々、栢は停学になってしまいます。

体育倉庫のドアが開かず、消火器をぶつけたら爆発し、爆風で教頭のカツラが吹き飛んだらしいのです。

物事はそうそう上手くいかないもの。

嵐子が学校の委員会に出た時、後ろの席に座っていた男の子に声をかけられます。

以前から嵐子と面識がある彼ですが、委員会どころかクラスが同じことも嵐子は知りませんでした。

委員会からの流れで何となく並んで帰ってしまっていることにドキドキな嵐子。

どうしようと思っていると、後ろから現れた栢が彼を蹴り飛ばしてしまいます。

「嵐ちゃんを人間から守る為じゃん」と悪びれなく話す栢ですが、嵐子は一番危ない人間は栢なのだと思っていました。

その日の夜、母は夜勤、父は急用で家に戻れず。

つまり栢と朝まで二人でお留守番をすることになってしまいます。

胸騒ぎの理由は脳内赤ちゃんの栢を朝まで預かる不安感だと気付く嵐子。

夕食を作っている間、栢はナス子の存在に気が付きます。

ナス子がオンライン上の友達だと知った栢は、嫉妬心からナス子をフレンドリストから消去してしまいます。

真っ青になる嵐子に「いいじゃん。だって嵐ちゃん友達いらないって言ってたじゃん」と栢は言います。

「嵐ちゃんにはずっと俺だけでいいよ」と言いキスを迫られる嵐子。

孫助に助けられキスは真逃れましたが、栢は夕食も食べず部屋に引き籠ってしまいます。

その夜、栢はまた「栢、おいていってごめんね」と謝る女性の夢を見てうなされていました。

心配し様子を見に来た嵐子に起こされて、甘えるように抱きつきます。

学校に行ってもうまくいかなくて、同じようなもんだと思っていた嵐子は実は一人じゃなくて、栢は自分だけ置いていかれるようで怖かったのです。

栢が現れるまでずっと誰かに何かを相談することも、誰かと話すこともなかった嵐子。

もし栢から見た嵐子が今一人ぼっちじゃないのなら、それは栢がいるからでした。

「私はどこにも行きません」と言う嵐子に「嘘じゃない?おいていかない?」と抱きつく栢。

見た目よりも年齢よりもずっと幼い栢が傷つくのを恐れた時から、嵐子は変わってしまったのかもしれません。

春の嵐とモンスター|2巻8話ネタバレ

そのまま朝まで二人で抱き合いながら眠ってしまった2人。

朝方帰ってきた父は二人が同じ部屋にいることに驚き焦るのに対し、なぜかこの状況が1ミリも気にならなかった嵐子。

普通に考えれば中高生の男女が一緒に寝るなんて距離感バグっています。

これは一体どういう感覚なのか、嵐子は自分でもわかりませんでした。

なぜなら栢以外の人間は半径1メートル以内にいるだけで脅威だから。

そんな中、来週の遠足のグループ決めが行われます。

誰にも声をかけられることなく、先生と一緒に周ることを望んでいた嵐子。

しかし以前から面識のある男の子・南須迅人に一緒のグループに誘われます。

あざと系女子・心羽もグループに加わり、5人グループで遠足に行くことが決定してしまいます。

憂鬱すぎる嵐子ですが、母を心配させないためにも参加することに。

遠足当日、とにかく人と距離を作りなるべく関わらないようにしようとする嵐子。

こっそり後を付けて来た栢は、周りにバレない様嵐子を裏地に引き寄せます。

栢の登場で今までのどんな遠足よりも不安いっぱいに。

学校の人たちに接触しないと約束できなかったら3日間お喋りしないと嵐子は宣言します。

そんな矢先、さっそく心羽に見つかってしまう栢。

しかし機転を利かせた南須が心羽をうまく誘導し助けてくれます。

その後もいつどんなタイミングでスイッチが入るか分からない栢のことを気にしつつ、遠足メインであるテーマパークへ。

そこで嵐子が好きなゲームの限定マスコットを発見します。

思わず立ち止まり口に出してしまう嵐子ですが、同じく南須も立ち止まり二人ははもります。

お互いパンが走り回る幻覚見るまでやったことに盛り上がる二人。

ハッと我に返り下を向く嵐子に、南須は「下向くの癖?もったいないよ、可愛いのに」とさらっと口にします。

きっと暗い自分を元気付けてくれただけだろうと思いながらも、誰かにそんなことを言われたのは初めてでドキドキしてしまっていました。

そんな中、グループ全員で観覧車に乗る流れに。

狭い空間に他人と閉じ込められるなんて無理過ぎる嵐子は、一人下で待っていることに。

南須は気遣い一緒に残ってくれようとしますが、心羽に連れられて行ってしまいます。

やっと一人になれていつもならホッとするはずなのに、なぜだか虚しい気持ちに。

一人がいい、一人でいい、なんて思っていながら南須のように怯えず誰かと向き合える人が羨ましいと感じる嵐子。

「乗れたらよかったな」と嵐子が呟くので、栢は嵐子の手を引いて観覧車の中へ。

観覧車の中に入ると「これなら外からバレない」と栢は嵐子の膝に寝ころびます。

不思議なことに他の誰かとでは耐えられない空間でも栢とならこんなにも穏やかなのです。

この温かさ、この感覚が一体なんなのか、どうしてこんなに守りたく思うのかにようやく気付いた嵐子。

栢は嵐子にとって孫助さんのような存在なのです。

嵐子の気持ちを聞いた栢はとても複雑な感情でした。

春の嵐とモンスター|2巻9話ネタバレ

栢=孫助だと気付いた嵐子。

その弊害なのか栢が庇護欲をガシガシに撫でてきて困っていました。

一人では何もできない、何も知らない大きな赤ちゃん感。

自分が守ってあげたいと思うのです。

そんな中、嵐子は南須から遠足で見つけたゲームの限定マスコットをプレゼントされます。

観覧車の後、嵐子が一瞬行方不明だった時に買っていたのです。

南須は同じグループなのに自分たちだけはしゃいでしまっていたことを気にしていて、後からでも楽しい思い出になるようにと嵐子に買ってくれたのでした。

南須の気持ちをとても嬉しく感じる嵐子。

その様子を陰から見ていた心羽は「チッ」と舌打ちします。

体育の授業中嵐子が一人でストレッチをしていると、心羽が「春野さんて二股とかする派の子なんだね」と声をかけてきます。

心羽は栢を嵐子の彼氏だと勘違いしていて、彼氏がいながら南須にもちょっかいを出していると思っていたのです。

勘違いだということを説明すると、心羽はキラキラした目で栢を紹介してほしいと頼みます。

宇宙一の顔面を持つ男と結婚するのが夢である心羽の押しに負け、栢の今後の為にも紹介することに。

当然栢は「嵐ちゃんがいればいい」と言うので、見守る為にも一緒についていくことになります。

心羽の提案で急遽南須も誘い4人で会う事になるのですが、相性最悪な二人なのでカオス状態に。

嵐子との関係を聞かれた栢は「俺の大好きなおねーちゃん」と嵐子にべったりくっつきます。

距離感バグな栢にテンパりつつ、親が再婚していることを補足する嵐子。

しかしそんなの関係なく栢は「こないだは一緒に寝たよ」「好きなタイプは嵐ちゃん」と心羽の質問にストレートに答えていきます。

猫を被っていた心羽ですが、栢の態度にブチギレ本性を現します。

「さっきから聞いてりゃ嵐ちゃん嵐ちゃんって”おねーちゃん”なのか”女の子”なのかハッキリせーよ!」と捨て台詞を吐き帰っていきます。

守るつもりでついてきたのに、むしろ自分が事をややこしくしてしまった気がしてならない嵐子。

一方、栢は心羽の言葉に考えさせられていました。

帰り道「俺のことブタって言ったけどさ、それってどーいう意味なの?」と嵐子に気持ちを聞きます。

正直まだはっきりとはわからない嵐子。

「守りたい家族という意味です」と言った時、車が近くを通り栢に抱き寄せられます。

隙をつかれて二度目のキスをされ「守りたいのが家族なら教えてよ」「俺がこんな気持ちになるのは嵐ちゃんが女の子だから?」と栢は言います。

一人では何も出来ない、何も知らない赤ちゃんのようなまっさらな男の子。

だからこそこのモンスターはおそろしいのです。

春の嵐とモンスター|2巻10話ネタバレ

ただ嵐子が好きで、特別で、キス出来たら嬉しくて、それだけだった栢。

しかし嵐子を抱き寄せた瞬間、女の子なんだと感じそう思うと「食いたいな」と思ったと栢は話します。

そろそろ物置から出ようと思っていた嵐子ですが、思春期の暴走に危険を感じ栢を避ける様に。

学校は学校で朝から心羽に捕まり大変な嵐子。

恋愛感情を否定する嵐子に「じゃあ春野さんにとって栢くんは何なの?」と聞かれます。

なにと言われても、栢は弟で、幸せな家庭を築こうとしている母の為にも「姉」として毅然と振る舞わなければならないのです。

孫助の爪を切る為に、栢がいない時間を狙いこっそりリビングへ。

しかしあっさりと栢に捕まってしまいます。

姉に立場にあること、他にもっと好きな人ができることを話し説得する嵐子。

栢には好きな人を作れという嵐子ですが、自分は恋愛できる気がしませんでした。

栢にも「100%しない」と言い切る嵐子。

そんな中、栢は嵐子が南須からマスコットキーホルダーを貰ったと知ります。

その鞄につけていたキーホルダーをちぎって川へと投げ捨てる栢。

ずっと一人とか誰とも関わらないとか言いながら、南須から貰ったものを大事にしていることが気に入らなかったのです。

確かに矛盾はしていますが、優しさを貰えば嵐子だって嬉しいものです。

栢はきっと嵐子に友達や大事な人ができれば、自分が一人になるんじゃないかと思っているのでしょう。

まるで何かに縋る子供のように。

その日の夜は大雨で、こんな大雨じゃあもうキーホルダーは流されているだろうと嵐子は諦めていました。

そう思っていると、夜中ずぶ濡れの栢が投げ捨てたキーホルダーを持って物置にやってきます。

栢はそのまま嵐子の上に倒れかかり近づきます。

栢は嵐子にあんな顔をさせたかったわけじゃありません。

もし嵐子を誰かにとられたらきっとその人を殺してしまうほどに執着しているのです。

その感情は自分でももう止められません。

早く逃げないと、振り払わないと、と思いながら動くことができない嵐子。

手の平でキスを防ぎ「ダメ」だと言う嵐子に「弟にそんな顔しちゃっていいの?」と栢は言います。

嵐子は、この無垢で孤独で凶暴な愛情から逃げられないかもしれないと感じるのです。

3巻へ続く

春の嵐とモンスター|2巻感想

栢くんの独占欲めっちゃいい!(語彙力)

重すぎる愛情大好きぃぃ!

嵐ちゃんの照れ顔もたまんなく可愛くてめちゃくちゃキュンキュンする。

ナス子はやはり南須くんだったし、南須くん今後もいい仕事してくれそう。

とにかく栢くんのビジュがよすぎてしんどいです。

漫画をまだ読んでいない人はぜひ無料で読んでみてくださいね。

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