女王の花15巻

女王の花15巻(最終回)のネタバレと感想を書いています。

ついに完結を迎えた女王の花ですが、結末は涙なしでは見られませんでした。

共に戦ってきた二人が最後に唯一望んだものとは?
そして”千年の花”の謎とは一体・・・!?

※女王の花は無料で読むことのできる漫画です。
漫画を読みたい方は下の記事を参考にしてくださいね♪

⇒女王の花15巻を無料で読む方法はこちら

ではここから最終回のネタバレを書いていきます。

15巻 ネタバレ

何度も声が枯れるまで彼の名を呼ぶ。
そんな贅沢がその夜の私に許されたなら・・・。

敵地にいるこの状況で薄星が亜姫を置いていったということは、敵がこの近くにいるということ。

それも薄星の腕をもってしても守りきれぬと判断した数が。

薄星は私を守るために行った。当然の判断だわ。

戦の総大将である自分がここで捕えられるわけにはいかないと理解していても、薄星を追ってしまっている亜姫。

川で薄星を見つけるのですが、大勢の敵に囲まれ危ない状況でした。

亜姫に気づいた薄星は、亜姫に出てこさせないために大声で叫び続けます。

千年の花!

千年の花!!

せんねんのはなっ!!

忘れんなよ、俺は必ず迎えに行くから。

薄星は亜姫を守るために必死で戦いますが数にはかなわず殺されてしまいます。

薄星が死んでこんなに悲しいのに、頭と心が別物のように戦の指揮を考えている亜姫。

亜姫は私情を押し殺し戦に挑みます。

そしてついに土妃の籠もる最後の楼閣を陥落し勝利。

死んだ父と兄の仇だと亜姫に刃物を突き刺してくる生き残りの子供・春琴。

亜姫は自分と重ね春琴を引き取ることに。

全てが終わり青逸は薄星から預かっていた文を亜姫に渡します。

亜姫は涙を流しながら文を読み「再見」と言うのでした。

宰相は最後に土妃をおもい殉死。

土妃は殺さず牢につなぎ生かすことに。

「灼熱の苦しみ悲しみの上に立って行きよ。それが罰だ。」

ついに亜国の女王となった亜姫。

何年も何年も女王は人々に尽くした為、皆にとても好かれました。

大きな戦も大きな飢饉もなく、とても平和な暮らしがその国に続きました。

皆とても喜び、女王様に永遠にこの国を治めて欲しいと願いました。

ところがある日、女王様は国中に不思議なおふれを出すのです。

「千年の花を探しなさい」と。

そして半年のち女王暗殺事件が起きるのです。

最終話

女王陛下を毒殺したとして春琴と蛇波流が捕えらえていました。

周りの者は女王を賢く、敬愛されていたと言うのですが春琴はそうは思っていませんでした。

春琴は誰よりも近く何年も女王を見てきた。

それこそ15にもならぬ子供の頃から。

最初は女王に対して憎しみしかなく殺そうと考えていた春琴ですが、ある日女王の悲しみを知ります。

女にとって愛する者も自由もないこの宮殿は巨大な牢獄だと。

春琴 「女王は孤独でした。皆に愛されてなどいなかった。」

自分が幸せになることは望まず、部屋には女王にふさわしい贅沢な調度品も美しい装飾も何もなく、空っぽの部屋で大事にしていたのは古い布切れだけ。

近くで側にいて身を削るように国に仕え、何一つ自身の為には望まない女王を見ていた春琴はこれ以上憎むことはできませんでした。

その後、女王は「千年の花を探せ」とお触れを出しました。

それが女王の希いでした。

春琴たちが届けたのは毒花ではなく、苦痛をとり去り夢幻の世界に誘う花。

女王は死んでいるのではなく眠り続けていたのです。

亜姫の唯一の希いは”女王のまま死にたくない”。

だから春琴たちは女王を夢の世界へと逃したと話します。

眠っていたはずの女王はその後煙のように姿を消してしまいます。

亜姫は一人の女として薄星と共にいくのでした。

永遠はいま隣に在る。

完結

感想

ついに完結した女王の花ですが、最後は悲しくなんとも言えない気持ちになりました。

各巻の冒頭からこのようなラストは想像できたのですが、読後は喪失感が大きかったです。

物語としては綺麗に終わっており、二人の物語を最後まで追いかけられて満足です!

ネタバレでは触れていませんが、夢の中ででも亜姫の夢が叶うシーンは涙もので是非漫画を読んで欲しいと思いました。

まだ最終回を読んでいない人は、無料で読む方法を参考にしてくださいね♪

⇒女王の花15巻を無料で読む方法はこちら