クジラの子らは砂上に歌うの4巻ネタバレです。
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13話から16話
敵の攻撃が激しさを増す中、団長は敵幹部のリョダリと対峙します。
ネリの不思議な力によってリョダリの中に自分たちと同じような悲しみの感情がある事を知った首長は彼を砂クジラに引き入れようとしますが団長は許すつもりは無いようです。
「仲間を殺した者と今更仲良くできると思うのかい？」
リョダリの力は強力ですが団長の経験にはかなわず、致命傷を負わせます。
命乞いをするリョダリに止めを刺そうとする団長ですが、首長から一人でも多く味方を救ってほしいと言われ、次の現場に向かいます。
その後、リョダリは子供たちに見つかり、弓を射られて砂の海へと落下します。
一方、敵艦のスキロスへ突撃したオウニたちは、リコスの協力もありヌースの元へとたどり着きます。
ですがオウニの足が銃で撃たれたことで形勢が逆転してしまいました。
そんな状況を救うためやってきたのは相棒のニビでした。
ここから一気に形成逆転！！そうかに思えましたが一瞬の隙をついて敵の槍がニビを貫きます。
怒りの感情が押し寄せてきたオウニは覚醒し体内モグラでは使えない筈のサイミアが発現します。
その姿はまさにアモデウス（悪霊）に相応しく、敵に成すすべはありません。
ヌースもあっさりと破壊するとスキロスは一気に崩壊を始めます。
そんな中、瓦礫が直撃し意識を失ってしまったリコスを抱えるチャクロは不思議な体験をします。
スキロスのヌースであったオリヴァニスと出会ったのです。
ネリやエマに雰囲気の似ているオリヴァニスはチャクロに取引を持ち掛けます。
フォレナの住人の感情を捧げればアンボロスの骨と呼ばれる重要な何かをくれると言います。
「それ（骨）とエマ（血）が揃えばフォレナは新しいステージへ行ける。」
そんな意味深なことを言いますがチャクロが決めれる筈もなく、その場を立ち去ろとします。
するとオリヴァニスは感情を捧げることで幸福な記憶を刷り込ませ全てが満ち足りた世界になるのだとチャクロにその感情を流し込み体験させます。
「全てはフォレナの罪人たちを救済するためだ。」
オリヴァニスの言葉は一見救いのようにも思えます。
ですがチャクロには納得できませんでした。
「つらい記憶を消す？じゃあニビがオウニに託した想いは？サミやタイシャ様の生きた証は？」
オリヴァニスの世界には行けないとはっきりと否定します。
するとその気持ちに感化されたのかオリヴァニスはアンボロスの骨（コカロ）をチャクロへと渡します。
「いいんだ。君の選択の先が見たい」
やる事は終わったとオリヴァニスは二人をオウニたちの元へ解放します。
力を使い果たしたオウニは気を失っているようですが他の突撃隊の生き残りたちと合流し脱出します。
敵兵たちは各々に逃亡を始め、戦争は終わります。
翌日、今回の戦いで戦死した者たちの合同砂葬が行われました。
スキロスと共に沈んだ突撃隊の分の棺も用意され、その中にはたくさんの花や彼らを称える歌をつづった竹の葉が収められました。
今回の失態は帝国にとって大打撃となり暫く安息の日は続くと誰もが思います。
そんな中、リコスは兄にも何かしらの処分が下ると思うものの、書き換えの上手い兄の事だから上手く本部を丸め込み再び攻め込んでくるのでは？と一抹の不安がよぎります。
暫く24時間体制で監視を置き、警戒態勢は続けることと決めます。
オリヴァニスに貰ったコカロ（骨）ハムに接触することでその姿を真似、ひとりでに動き出しました。
数日後、チャクロが見張り番をしているとエマが姿を現します。
ずっとコカロの事を聞きたかったので早速、それを見せます。
「これアンタが貰ったの？やっぱあんたは最高だわ！！」
それを見た瞬間に喜び出すエマ。果たしてコカロとはいったい何なのか？？
そして新たな来訪者も！？
「ついに見つけた！砂の海に残された秘密の船・・・これで余は伝説になれる」
現れたのは敵か味方か？
感想
次の巻ではチャクロがエマからフォレナの秘密を教えてもらえそうな感じです。
謎が徐々に明らかになっていくので続きが気になりますね。
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