ホラー漫画の火葬場のない町に鐘が鳴る時、13巻を読んでみました。
クライマックスに向けてかなり物語が進んでおり今回はドラゴンがメインのようです。
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13巻ネタバレあらすじ
父親の忠告も無視し咲の元へと向かおうとする龍児。
黄泉の国に詳しい父ですらこの先に進めば戻ってこれないと言うのです。
ですがドラゴンに取って咲や勇人はかけがえのない存在。
勇人を置き去りにするのは少しばかり気が引けますが彼が居ない今、咲を守れるのは自分だけなので先に進む決心をします。
彼の父は、ドラゴンを送り届けると精魂尽き果てたのか、ボロボロに崩れ去ってしまいました。
猫のおこげは付いてきてくれるようですが”ズルズル”と人形を引っ張ってきています。
それは彼の父が昔、法力を込めて作った人形でした。
おこげのすることにはいつも意味がありますが今は一刻も早く咲の元へと向かいたいため、人形とおこげを残して先に進みます。
暫く歩いていると雪割が後を付けてきていました。
相変わらず彼女に敵対心を燃やしているドラゴンに雪割は昔話をします。
3人がまだ幼かった時、雪割が監禁されていた塔を見つけた3人。
ビビるドラゴンと興味津々な咲と勇人。
そこで初めてユキと出会います。
ユキがそこから出られないのだと話すと咲と勇人は「そこから出してあげる」と言いました。
当時のユキにとってその言葉は絶大でお陰で今日まで生きてこれたのだと言います。
「この気持ち、あなたが一番わかってくれる。違う?ドラゴン」
2人は三途洲駅という看板が掲げられてる建物を見つけます。
そこに泊っていたのは死者の為の列車でした。
ユキは勝手を知っているようで怯えるそびれも無く電車に乗ります。
列車の終点は”亡者の最果て”
電車が動き出すと乗務員に扮した冥土様が乗車券の確認にやってきます。
もちろんそんなもの持っている筈も無くドラゴンは乗り合わせていた冥土達に襲われます。
ユキも同じように乗車券の確認をされますが面が券替わりとなるようで襲われることはありませんでした。
「一人で切り抜けてみなさいこれくらい」
龍児の父である典禅からその方法は教えてもらっている筈だとヒントを上げます。
しかし思いつく策を試してみても全て効果が無く、殺されそうなったとき目の前に父が作った人形と数珠が現れます。
”こんなとこで死んでたまるか!!”
敵を呪い殺す勢いで読み上げられた経は冥土たちには呪いの言葉に聞こえるようでひざまずき始めます。
しかし集中が途切れてしまうと再びドラゴンに襲い掛かってくるのでした。
そんな時、列車が急に停車します。
乗り込んできたのは勇人似の戒斗でした。
戒人を追いかけて冬雨の娘、奈央も列車に飛び乗ってきます。
「パパの敵を簡単に見伸ばしてやるわけないだろっ・・!」
父や母を生き返らせるために奈央もこの列車で最果てに向かうつもりのようです。
それからしばらくして列車は終点にたどり着きます。
そこは”賽の河原”三途の川のほとりでした。
川に堕ちれば永遠の地獄を味わうことになる。
無事にわたり切るには船頭を頼る必要があると車掌は行っていました。
「頼るには”老龍の十文銭”が必要です」
聞いたことはあっても見たことも無ければ持ってもいないドラゴン。
取り合えず分かったことをユキ達に教えようと辺りを探していると咲の姿を見つけます。
まだ川は渡っておらずすぐに連れ帰ろうとしますが咲は自分の意志でここに来たと言います。
「帰って。帰ってドラゴン。」
勇人を救い出すためにこの先に進みたいと咲は言います。
すると町長が冥土に関わってきた真相を話します。
死者に寄生することで黄泉がえりを起こさせる虫、魂螙(こんと)。
医者だった町長はそれが医療の役にたつのではないか?と思い研究に没頭します。
死者すら蘇らせる魂螙にはその力があるのでは。
研究を進めるために使える物(者)は何でも使いました。
その一つがユキ達です。
特にユキは体内から魂螙を生み出す特異体質でそれ故に幼少期からずっと監禁されていたのです。
そんな屑を生かしておく必要は無くドラゴンは刀を突き入れます。
しかし町長の身体はすでに冥土化しており、そんな程度では致命傷にすらなっていませんでした。
「最早、私を理解しない者に情けはかけない。闇の底へ滅するがよい」
周りにいた冥土たちが一斉にドラゴンらに襲い掛かるのでした。
14巻につづく
感想
14、15辺りで完結しそうな雰囲気になってきましたね。
ストーリーが複雑なだけでなく恋模様も複雑でユキ⇒ドラゴン⇒咲⇒勇人という片思いが絶賛大流行しています(笑)
この恋が行きつく先も気になる所です。
今回はそれぞれの関係や冥土の真相に迫る話が多かったのですが登場人物も多くネタバレはかなりややこしくなってしまいました。
漫画の方はネタバレよりはるかに分かりやすいので是非、そちらも読んでもらえたらと思います。