コウノドリ24巻

コウノドリ24巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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今回は、音楽活動で来日したサックス奏者・サリーがなった突発性難聴と、不妊治療を続けていた夫婦と望まない妊娠をした中学生の養子縁組のお話の2本立てになっています。

67話|難聴

深くため息をつく下屋先生とゴロー先生。

今日はベイビーとサリーが共演する特別なライブなのに、2人とも当直で行けないからです。

サリーは日本人の女性サックスプレイヤーで一番有名なミュージシャン。

鴻鳥先生に「当直代わって!」と駄々をこねる2人ですが、鴻鳥先生が代わる訳にはいきません。

ライブが終わり、いつもならビールを飲むサリーですが、今日は飲んでいません。

「めっちゃ飲みたいけど飲めない!私お腹に赤ちゃんいるんだもん!」

サリーは妊娠していたのです。

鴻鳥と2人で話していると、サリーが耳の不調を訴えます。

最近飛行機に乗っている時みたいに耳がよくこもった感じになるのだそう。

「多分それは・・・耳管開放症。」

飛行機に乗ると鼓膜の内と外で気圧の差ができて鼓膜が押されます。

それを調整するために喉の上の方へと続く耳管と呼ばれる管が、圧の差を調整するために開放されます。

耳管開放症は、疲労やストレス体重減少、顎関節症など様々な理由で起こりますが、妊娠中もなりやすいのです。

翌週、ベイビーとサリーがレコーディングをしている時でした。

「なんだか今朝起きてから、こっちの耳だけ聞こえにくいのよね。」

おかしいと思った鴻鳥は、もしかしたら・・・と考えます。

「突発性難聴かもしれない。」

もしも突発性難聴なら発症して2週間以上放っておくと治療に反応しづらくなってしまいます。

サリーはレコーディングを中止し、急いでペルソナの耳鼻科へ。

検査の結果、やはりサリーは軽度の突発性難聴になっていました。

幸い、早期に病院に行ったのが功を奏し、大事には至らずすみます。

3カ月後。

今日はサリーとベイビーのライブのの日。

サリーは難聴も治り、お腹の赤ちゃんも順調に大きくなっていました。

「お腹の赤ちゃんって私とベイビーの演奏って聞こえてるのかな。」

「演奏が聞こえてるかは分からないけど、お母さんが楽しんでいればきっと伝わっているさ。」

68話|養子縁組

今回で11回目の体外受精をトライされている坂上さん。

何とか今回はと思っていましたが、流産してしまいます。

体外受精は1回の費用に30~40万円かかり、体への負担も大きいもの。

精神的にも経済的にも辛い思いをしていました。

不妊治療を始めてからこの5年間、坂上夫婦は頑張ってきました。

でももう限界でした。

「不妊治療はもうやめようと思うんだ。」

「毎回治療がうまくいかなくて、私には赤ちゃんが産めないんだって実感するたびに大好きだった赤ちゃんや子供が嫌いになって、どんどん自分が嫌な人間になるような気がして・・・。」

その時、不妊治療を諦めた坂上さんの目に”特別養子縁組制度”のポスターが飛び込んできます。

その頃、鴻鳥先生の元に、未受診の中学生妊婦・リカがやってきます。

すでに24週を超えていて、中絶できる期間をすぎてしまっていました。

父親はツイッターで知り合った人で、複数の人と関係があったようで誰が父親か分からず、連絡も取れませんでした。

両親は離婚していて今は母親と二人暮らし。

母親は看護師で夜勤の日が多く、母親がいない間にツイッターを使って何人かの男性を会っていたのです。

母親は特別養子縁組を強く希望していました。

お腹の子は早く産んで全部忘れてしまうのがこの子の将来のためなのだと。

一方、坂上さん夫婦は里親登録し本気で特別養子縁組を考え始めます。

坂上さん夫婦が目を付けたのは、ベビィホープという民間団体でした。

ベビィホープでは、生まれてくる子供と出生前に縁組する場合、どのような子供が生まれてきても我が子として受け入れられえる方のみにしていました。

そして出産後、実母の気持ちが変わり、自分で育てる決意をすることもあり、その場合は実母の意思を尊重すること。

そして養親には迎え入れた子供に”真実告知”を義務付けていました。

子供に対して”特別養子縁組”の事実を小さなうちから伝えることです。

縁組が終われば子供にはそのことを知らせない方がいいと思う夫婦もいるからです。

しかし坂上さんはそうは思いませんでした。

「それって子供が欲しいっていう夫婦のわがままだと思う。そこから逃げてしまったらきっと迎えた子を幸せに育てるなんてできないよ。」

「私はもし私たちの所に子供が来てくれたら、産んでくれたお母さんがどんな思いで産んだのかちゃんと伝えてあげたいな。」

一方、妊娠35週に入った中学生のリカ。

ベビィホープの方と何度か面談をして、特別養子縁組の話は進めていますが、未だリカの本心を聞くことができませんでした。

そしてついにリカの分娩が始まります。

リカは怖くてつい「パパ・・・助けて」とつぶやいてしまいます。

今まで父親のことを口にしなかったリカですが、心の中では父のことを思っていたのです。

無事元気な女の子を出産することができました。

母親は母児同室を反対するのですが、リカは初めて自分の意思を伝えます。

「私赤ちゃんにおっぱいあげたいです。」

分娩中にリカが口にした「パパ助けて」という言葉を聞き、思うところがあった母親はその日元旦那に連絡をし、リカの番号を教えます。

父親から「忘れたことなんてない」と聞いたリカは、今まで話すことができなかったことをたくさん報告します。

「私は・・・パパに話したい事たくさんある・・・。」

そしていよいよ、リカが産んだ子が養父母に引き取られる日がやってきます。

リカは最後に本音を口にします。

「自分で育てたい・・・。」

「でも今の私じゃあこの子を守ることも助けてあげることもできません。幸せにしてあげられない。」

「だからこの子のこと、幸せにしてあげてください。お願いします。」

そうしてリカの産んだ子供は、坂上さん夫婦のもとへと迎え入れられるのでした。

25巻へ続く

感想

前半は耳管開放症、後半は若年出産、不妊、養子がメインの話となっています。

リカちゃんの妊娠はすごく考えさせられました。

母親の怒りやショックは分かりますが、子供だけを責めるのは間違っていると思いました。

妊娠出産をどう子供に教えるか、難しい課題だなぁ・・・。

毎回思うけど、本当に希望している人だけが子宝に恵まれたらいいのに。

どれも重い話ですが、それらを編み上げることで希望のある話になるので、やはりこの漫画は面白いです。

ぜひ漫画の方も無料で読んでみて下さいね♪

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