1巻1話あらすじ

「な〜んか思っていたのと違うなぁ〜」

ため息をつきながら女の子に向かって言った

「まぁいいやさっさと脱いで」

女の子は上半身裸になり、おじさんのものをくわえた

「お〜出る出る」

5千円の約束だったのに終わった後、貰えたのは2千円だけだった

その頃、主人公のしゅーじは自宅で生配信をしていた

生配信とはリアルタイムで撮影した動画をインターネットに公開することである

今日は新作スイーツのレポ

「ふんわりうま〜〜」

現在しゅーじの生配信を見ている人数は157

【最近つまんないなしゅーじ】

パソコンの画面に色々なコメントが飛び交う

レポートを続けているとドンと扉を叩く音が聞こえたので、部屋の外に出ると姉だった

「毎晩毎晩、独り言うるさいんですけど。ネットで素人が人気者気取りかよ」とバカにした

そして最近大学に行っていないしゅーじを心配するが

しゅーじはもっと面白い企画を考えれば就職をしなくても金を稼げると考えている

「配信は金になる・・・もっとリスナーが増えれば!!」

しゅーじは見ている人が飽きない「ネタ」を探しに夜の街に出かけた

ファーストフード店のレジでたまたま会った女の子に目をつける

女の子は売春で稼いだ2千円もネカフェ代を払って後残り少ない小銭しか残っていなかった

ネカフェ980円、一日一食にしても足りない!!

絶望から「あーーーーーーー!!!」と叫んだ

携帯を手にとり「大大大至急!!!すっこく困っています><すぐ会える人 手or口 0.5お願い!!!」と書き込む

それを見ていたしゅーじはネタになりそうと思い声をかけた

もちろん携帯から生配信中である

するとコメントがすごく盛り上がっている

顔出せどうせブスだろWWWWW

見せろ見せろ見せろWWWWW

この反応を見てしゅーじはにやりとした

この子をネタにしてやろう

ぶっ壊しても大丈夫なオモチャとして・・・

1巻2話あらすじ

しゅーじは女の子に優しく声をかけ、ホテルに連れて行った

もちろん生配信に使う”ネタ”として

しゅーじは動画を撮影しながらその子について質問していく

名前は「メイ」年齢20歳

ネカフェで知り合った「ゆうきさん」という人物につけてもらった源氏名だそう

メイはコミュニティ障害のようでかなりきょどりながら答えた

他にもアプリでやるお客さんの取り方などいろいろ教えてくれたのはゆうきさんだと言った

少し間があったところでメイは服を脱ぎ始めた

「あーーーーっ待て待て待った!!」

しゅーじは慌ててストップをかけた

そういうつもりで連れてきたわけじゃない

メイさん見たいな人をほっとけない

何かを変える手助けがしたい

メイさんを素材にドキュメンタリーを撮らせて欲しいと

そんなこと思ってもいないのに、いいように丸め込もうとした

メイは人に見られるのはちょっと・・・とやんわり断るが

ずっとネカフェ暮らしだったので

お風呂に入ってお布団に寝転がったり、テレビを見たりなど普通に出来ることが嬉しくて涙を流し

しゅーじのことを神さまとまで思った

一方、外にご飯を買いにでたしゅーじ

生配信はコメントが画面いっぱいうまっているほど盛り上がっている

脱ぐかと思ったのに期待はずれwww

などのコメントが多かったが

脱がせたりヤったりなどの行為は、その業界で禁止されており、規制や削除されてしまう為、しゅーじはやらない

それにそういうことをしても一時的にあがるだけで結局飽きられてしまう

リスナーが飽きないような生配信をし続けなければ意味がない

しゅーじはメイへやって欲しいことのリクエスト募集と

企画続ける為に今日のホテル代の投資を呼びかけた

するとさっそく5件の入金通知があった!!

やっぱりだ。うまくやればリスナーから金が引き出せる

しゅーじは確信した

そして弁当を持ってメイが待っているホテルに帰った

弁当を見てメイは目を輝かせた

「おかずとご飯・・・ちゃんとしてるの久しぶりで・・・」

しゅーじは弁当を取り上げスマホで撮影しながら

弁当分、なんか面白いことやってと言う

戸惑っているメイに向けて更に続けた

「無理強いはしないよ。嫌ならまた売春やればいいんだから」

メイはコミュ障から面接も全部落ちているので他に働くところがない

下を向いて黙っていると

しゅーじは買ってきた弁当を床にばらまき

這いつくばって犬みたいに食べろと命令した

1巻3話あらすじ

「さあメイちゃん餌の時間だ」

それを聞いたメイはその屈辱的な行為に

小刻みに震えだしてわたしはいぬじゃないと声を荒げて床をドンと踏んだ

メイの態度に唖然としたしゅーじだったが

しゅーじ反撃しろwww

びびってんじゃねえよwww

というリスナー達のコメントを見てメイを納得させた

メイは自分の立場を理解し床に這いつくばって食べ物をむさぼった

そんなメイの姿を見てリスナー達は盛り上がった

しゅーじは自分がしていることに一瞬ためらいを見せたが

この女はメシにありつけて

俺はアクセスを稼げる

みんなが幸せになれると思い直した

ふとコメントの中に「どうせ仕込みだろ釣り確定www」という言葉があり

不満に感じたしゅーじはリアルなことを視聴者に伝える為に

メイへの質問タイムをもうけた

「質問ある人コメント入れてねー」

しゅーじがそう言うとさっそく質問がくる

「売春てもうかんの?」

お客さんいない日が多いからと首を横に振る

「家は?親とかどうしてんの?」

死んだ

こんな返答にさえコメントは盛り上がる

「ほんとうに貧乏なら証拠見せろよしゅーじ」

しゅーじはメイの持っていたかばんを逆さまにして中身をばらまく

かばんの中身は少なくとても全財産とは思えない内容だった

そこでしゅーじは衝撃の写真を見つける

「ちょっとえっこれアンタ!!?」

写真に写っていたメイは今目の前にいるメイとは想像もつかないくらいの美人だった

しゅーじはメイの顔半分が隠れるくらい伸びきった前髪をあげた

つい言葉を失うしゅーじ

こいつちゃんとすればけっこうかわいいのかも・・・

しゅーじはにやりとした

昔見たいにもう一度

いやもっと上まで!!!

また人気が出れば俺をこんな風に追い込んだ奴らを叩き潰せる!!!

1巻4話あらすじ

ネカフェで寝ているメイを隣のブースから盗撮するしゅーじ

こんなことをしているのも、リスナーから

「メイの日常が見たい」とリクエストがあったからである

不細工だなwww

寝顔見苦しいwww

最初は反応があったものの動きがないメイに飽きられ気味

そこにしゅーじの大学の友達「嘉門」が会いにきた

メッセージを送っても返事がないから直接会いにきたそう

バイトも無断欠勤、大学も来ないしゅーじを心配する嘉門だが

生配信で稼ぐことしか頭にないしゅーじ

嘉門は今みたいな犯罪まがいのことより

今まで通りのコンビニスイーツ食べ比べとかまったり配信の方が好きだと言った

しかし、しゅーじはそんなの納得していない様子

「俺はこの程度じゃないんだ、リスナーの数だって前はもっていてさぁ」

どうやらしゅーじは昔リクオという人物と組んで生配信をしていたらしく

その頃はリスナーの数も多かった

「あんな裏切り者・・俺一人であの頃みたいにできる」

コンコン!!

隣の部屋がノックされる音が聞こえたので上から覗くと

サラリーマン風の男が入ってきた

まさに売春をしようとしているところだった

男はイスに座りメイは服を脱ぐ

その様子をスマホで撮影しながら配信するしゅーじ

ブラジャーを外す瞬間までコメントは盛り上がったが

それ以上は見せないと決めているのでここで生配信は終了

それを隣で見ていた嘉門は

こんなの良くないと注意するもしゅーじは聞く耳をもたない

「・・・やっ!!!」

メイがいる部屋の様子がおかしいのでまた覗いてみると

さっきのサラリーマン風の男にムリヤリ犯されそうになっている

「自業自得だよ僕らが口出しすることじゃない」という嘉門だったが

しゅーじは思い切り壁を蹴り音を出してメイを助けた

助けたのは金を引っぱる道具だとしゅーじは言った

メイはお礼を言いに二人のもとにかけよる

嘉門はメイに優しく微笑えみ

キミ、お金払ったら何でもするんでしょ?

ボク企画考えたんだけど!と笑いながら言った

1巻5話あらすじ

三人は今ファミレスにいる

メイの前には美味しそうなイチゴパフェ

「食べて食べて!ここはボクが出すから♪」と嘉門

メイは目の前にイチゴパフェに感動して震えた

嘉門は自分が考えた企画について話す

「メイさんの社会復帰!!っていうのはどうかな?」

しゅーじは余計なことをと思って舌打ちしたがネタにはなると思いバレないように

テーブルの下で配信の準備をした

嘉門はしゅーじが辞めたあとの空きがあるからバイトを紹介すると話すが

メイずっと下を向いたまま黙り込んでいる

生活保護の話を進めたりメイを助けようと色々話をすすめるものの反応はない

話の中でメイに妹がいることが分かり

妹さんに連絡とろうよと進めるがメイの様子がなんだかおかしい

震えだし言わないでと言う

それを見ていたしゅーじはパフェを食べる為についていたスプーンを床に落とした

だがメイは自分で店員に声をかけることさえもできなかった

落ちたスプーンを変えてもらうことさえできないのにふつうに働ける訳がなかった

普通になんてしなくていい。

お前の辛さはお前にしかわからない。

しゅーじはそんな風にメイを見下した

やり取りを見ていたリスナー達もメイに対して面白がった酷いコメントしかしない

しゅーじはパンツを脱げと命令した

できたらご褒美にパフェをやると

嫌なら嘉門の企画にのって社会復帰すればいい

2択の選択肢からメイが選んだのは

パンツを脱ぐことだった

嘉門は立ち上がり外に出て行った

盛り上がるリスナーたち

更にスカートを膝上ギリギリまであげさせた

犬のようにパフェをぺろぺろ舐めるメイ

にやつきながら次の企画を考えるしゅーじ

次の企画内容はメイの友達にインタビューをさせてと提案した

1巻5話あらすじ

「メイー」

メイのもとに女の子が駆け寄ってくる

この人物がメイに出会い系アプリの使い方などを教えてくれた「ゆうきさん」だ

メイはゆうきさんに売春で稼いだお金を渡した

「少なっ!まぁあの人数じゃあね」

遠くから撮影していたしゅーじが近寄る

客?支援団体?と聞くゆうきに

メイの友達だと言うと睨みながら

コミュ障のこいつに友達なんか出来るわけないと言う

面倒見てやってると言っているがゆうきも金を集める道具にしか思っていない

しゅーじはゆうきの強気な言動に圧倒された

それを聞いていたリスナー達は

”しゅーじ完敗www”

”つか生意気だなくそビッチ”

”売春してるだけだろ”

”メイちゃんの金とりもどせ!”

”昔のお前ならシメてる”

”今のヘタレしゅーじにはムリかwww”

最後の言葉にひっかかったしゅーじはゆうきに悪戯をすることにした

「今日は売春元締めゆうきちゃんのお部屋からお送りしまーす!!」

しゅーじはネカフェを月単位で借りているゆうきの部屋に潜入し、隠していた現金を発見!

これを別の場所に移動させていたらどうのような反応をするのか実況するという企画だ

帰ってきたゆうきは現金がないことに気付き、血相を変えて出てきた

「犯人誰だあっ!!!」

騒いでいるゆうきの目にメイが映った

盗んだことを否定するメイだったが完全に疑われている

髪の毛を引っ張り公園の公衆トイレの中へ連れて行った

たかだか5万円の為にここまで怒ることを想定していなかったしゅーじ

トイレの中でメイは全裸にさせられていた

隅から隅まで探すがどこにもない

ゆうきは怒りと焦りの両方があわさって

メイの顔を掴み、便器の中に顔を入れ押さえつけた

「アレがないとアタシは・・・」

メイの体から力が抜けた

外で待機しているしゅーじはなかなか出て来なのでかなり焦っていた

するとゆうきが一人でトイレからでてきた

顔色は悪く、独り言をぶつぶついっている

「もうすぐアイツがくる・・・アイツが・・・」

しゅーじはトイレの中の様子を見に女子トイレに入った

そこで全裸で倒れているメイを発見する

1巻7話あらすじ

「おい返事しろよメイ!!」

びしょびしょに濡れて倒れているメイに向かって呼びかける

触るとひやっとしていた

もし死んでたら・・・

焦るしゅーじだがリスナー達は他人事なので面白がってコメントしてくる

その時「ゲホッゲボッゴッ」

メイが苦しそうに起き上がった

生きていた

しゅーじは安心し、全裸だったメイに服を投げた

「服着ろ配信できない」

メイはいつも助けてくれるしゅーじのことを神だと言った

ゆうきに対しても憎しみはなく

あんな酷いことをされたのに恩人だと言っている

ピンハネしている売春の先輩が恩人で

それを配信して笑い者にするしゅーじが神

底なしのバカである

メイはゆうきのお金が取られたことを心配していたので

自分が隠したと明かした

その会話を陰に隠れて聞いていたゆうき

「ナメやがって・・・」

メイはお金を返さないと大変なことになると必死に訴えるが手遅れだった

「よう。どーも」

ゆうきと一緒に現れた人相の悪い男に声をかけられる

暴力団のような男は「ギバちゃん」と呼ばれており、金を隠してたことに対して怒っている様子

男はしゅーじの持っているスマホに気付き取り上げ画面を見た

もちろん今も生配信中である

流していることに気付いたギバは

「上等じゃんこっちは被害者よ」とスマホでしゅーじの頭をこづいた

そしてメイを引き寄せ胸を強く鷲掴みにし怒鳴った

ネット上では

”なんでたすけてやんないのwwww”

”メイちゃんこのままじゃヤバいっしょ”

というコメントと

”ほっとけよ”

”自己責任”

”逃げろしゅーじ”

という意見が別れていた

しゅーじが選んだ行動は逃げだった

なんで俺がこんなクズどもを相手にしなきゃいけないんだ!!

後ろを向き全速力で逃げた

1巻8話あらすじ

暴力団のような男ギバから全速力で逃げたしゅーじ

あいつは追ってきていない

逃げ切れた!!

「あーあマジで逃げちゃったのかぁしゅーじ!!」

配信中の画面を見ながら爆笑しているのは友達の嘉門だった

「ほんとクズだよねしゅーじ!!笑」

しゅーじに逃げろと指示したのも

お金を隠せと指示したのも

全て嘉門が書き込んだものだった

嘉門はしゅーじの人の意見にすぐ流される性格を知っており、それを画面から見て楽しんでいる

メイを置いて逃げてきたしゅーじだったが

かなりヤバそうな感じだったので警察を呼ぼうと考えていた

それを見ていた嘉門は警察通報を阻止する為に

しゅーじウォッチャーのLINEグループに「援護射撃」を送信

コメント欄はその人達の書き込みでいっぱいになるも

外部のリスナーが増えすぎたのが原因で「助けてあげて」コメントが多い

しゅーじの心が揺れている

警察がきたら配信が続けられなくなるかも

それだけは避けたい嘉門

作戦変更し、見捨てるのではなくメイがどうなったか探りに行かせよう

とLINEを送信する

しゅーじを動かすポイントは

「視聴者登録数アップ」と「リクオと比較」

このことを知っている嘉門はなんとか誘導に成功ししゅーじはさっきの現場に戻ることにした

嘉門は全て自分の思い通りになったことに興奮し喜んだ

さっきの現場に戻るしゅーじ

いないことを願いながら向かったがまだ3人はもめていた

二人は抵抗するメイを抱え車の中に乗せようとしている

嘉門はそれを見ながら

「もうメイとは終わりだよ。これでまた一人に戻れるね。」と言った

しかし、しゅーじは意外にもメイを助けようと近づき声をかける

「メイをはなせ!」

やつの顔も声も全てを生配信しているしゅーじは強気の行動に出た

もしなにかあっても証拠になる

ギバちゃんはにっと笑った

「ネット配信?おもしれーじゃん」

しゅーじに近づいてきた

「何ができんの?教えろよ」

画面に手が伸びた瞬間

ブッッと画面が消えた

画面上には現在放送していませんの文字が・・・

まさかこんな風になるなんて

嘉門のスマホがなりLINEグループから一斉にメッセージがくる

ヤバくないですか?

通報します?

直接通報だと自分もやばいことになる・・・

しかし手段が警察しかないと迷っていると

しゅーじの「どーも」という声とともに配信が再開された

ホッとする嘉門だったがなにか様子がおかしい

なんだ?何企んでんだコイツ・・・?