マンガ、亜人の最終巻が発売されたので、さっそく読んでみました。
無料で読むことも出来るので、自分で読みたい人は下のリンクを使って下さい。
亜人79話|プロローグ
大量のIBMを押し返そうと必死の中野ですが、次第にIBMの身体が崩れていきます。
他の場所でも同様で数分後には全てのIBMが消滅しました。
「終わった」
ホッと胸をなでおろす中野ですが、亜人対策チームは慌ただしく、他のメンバーンの動向を探ります。
亜人80話|END
基地は悲惨な状況で、集めた情報から佐藤はIBMにヘリを運転させ自身はバイクで着陸場所へと向かいます。
佐藤が奪ったヘリは長距離移動も出来る性能で、その気になれば海外へと行くことも出来ます。
それを踏まえて、亜人対策チームは作戦の終了を決断。
捕獲した亜人の輸送へと移行していきます。
しかし、そのヘリに佐藤がしがみついていることが分かり、まだ終わっていないと気づきます。
亜人81話|なにはなくとも
佐藤のヘリは川の対岸へ着陸し、それに乗り込むには川を泳ぐしかありません。
永井は佐藤に気付かれないように背後に降り立ちますが、フラッド直後でIBMは使えず、今の自分に何が出来るのか考えます。
ふと思い出したのは、中野と一緒に崖から飛び降りた時の事でした。
下が水だからと考え無しに飛び込む中野に、もし気絶すればそれが一番危険なんだぞ、と説教したことがあったのです。
可能性は限りなく0ですが”何わなくとも最後まで”自分の最善を尽くすと決めた永井は走り出します。
佐藤はそれに気が付き、すぐさま安全な体勢で川に飛び込もうとしますが、永井の傷が無いことから、彼が自殺したことを察します。
「何がしたいのか知らないけれど。最後の勝負だ」
佐藤も受けて立つつもりのようで、永井が追いつくまで待ち構えます。
そのまま川へと飛び込む2人、結果は果たして・・・
亜人82話|旅の終わりに
川に落ちる直後、佐藤のIBMが消滅していくのを横目で確認します。
博打に勝った永井。
佐藤はこれまでの自分の人生を走馬灯のように振り返っていました。
”楽しかったね”
それだけ言い残すと、彼の意識は完全になくなるのでした。
その頃、必死に永井を探す中野達。
ふと空を見上げると、のろしのようにIBMの煙が上がってるのを見つけます。
「あそこだ!!」
そう確信した中野は現場へ急行します。
必死に当りを捜索すると、川の中から気絶した佐藤を抱えた、永井が上がってくるのでした。
亜人最終回|つづく限り
テロリストの首謀者である、佐藤の逮捕は瞬く間に世間に広がりました。
亜人を輸送するために試作された棺桶に収容されてる限り、彼が目を覚ますことは無く、脱出は不可能です。
連日、世間は亜人関係のニュースで持ち切りですが、時間が経つにつれ、それも段々と減っていき、佐藤が寿命で死亡したという報道を最後に、パッタリと消えます。
作戦に参加した亜人たちには全員、新しい身分を作れるように戸崎が手配していたようで、みんなそれぞれ新しい人生を歩んでいきます。
とある場所も不明な外国で、ごく一部の人間しか知らない施設に冷凍保存されているモノがありました。
”SATO”そう書かれた、ケースに何が入ってるかは分かりませんが、向こう200年は稼働し続けるように設計されているようです。
永井は暫く中野の働く会社で世話になった後、医者を目指す為、新たな戸籍にすることを決めます。
「永井!またいつか皆で会おうぜ」
「やだね」
その言葉を最後に、彼はまたトラックに轢かれてしまうのでした。
-完-