ガンニバル13巻(最終巻)の結末ネタバレ感想と、無料で読む方法を紹介しています。
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ガンニバル|13巻ネタバレ
警官隊は無惨にも惨殺され、自衛隊が出張ってきているほど、供花村での食人は戦後最悪の事件となっています。
すでにマスコミ各種は動き出し、隠し通すことは不可能でしょう。
岩男と戦う中、何人もの子供たちを見殺しにしてきた恵介は「生きてていいのか」と自問しますが、大悟たちの言葉に気持ちが揺らぎます。
大悟が岩男を押さえつけている間、ましろと逃げるよう託された恵介。
ましろを抱いた瞬間、すみれや子供のことが脳裏に浮かび「死にたくない」と思った恵介は、ましろを連れ外へと逃げます。
母やすみれのことを想いながら外へとでると、そこには村人数人が待ち構えていました。
後藤家に強い恨みを持っている村人たちは、当主である恵介を殺す気満々です。
恵介は頭を地面につけ謝りますが、許してくれるはずがありません。
それでも「死にたないんや、見逃してくれ」と命乞いする恵介。
殺されかけたその時、ましろが走りだします。
警察たちが助けに来てくれたのです。
ましろは一緒にいた母に抱きつき泣きながら「お、あ、あの人を助けて」と声に出します。
言葉を失っていたましろが初めて発した言葉でした。
そして横たわる恵介の前にはすみれが現れ「おかえり恵介」と話します。
母との再会も果たせた恵介は、育ての子である京介にも礼を言い「これからも頼む」と母を託します。
恵介は「生きててくれよ」と願いながら、刑事たちを大悟たちがいる場所へと案内します。
恵介が去った少し前、岩男との死闘を続けていた大悟ですが、宗近の父が撃った銃弾が岩男の後頭部をかすります。
食い殺そうと向かってくる岩男に、もう一発顔面に銃弾を撃ち込む宗近の父。
顔の上半分はもうないのに、岩男の口はまだ動いていました。
岩男を動かすのはもはや脳ではなく、全身に流れる血が細胞が覚えているのです。
大悟は自分の腕を岩男の口につっ込んで砕き、「これ以上苦しむな」と終止符をうちます。
岩男は「け、すけ」と最後に口にし死ぬのでした。
宗近の父は後藤家との決着がついたと喜び、大悟にお礼を言いますが、大悟は本当に終わらせなければならないのはここからだと思っていました。
報復に次ぐ、報復、それを止められなければこの呪いは終わらないのです。
まさにその頃、後藤家に恨みを持った村人たちが後藤本家を襲撃していました。
報復の連鎖を断ち切る方法は、ただ一つ、どちらか一方を根絶やしにすることなのです。
村人たちは後藤本家に放火し、女子供関係なく虐殺していました。
村人が部屋に残っている最後の子供一人を殺そうとした時、大樹が現れます。
殺されかけている子供は、大樹が学校で一番仲のいい英二でした。
英二を助けようと覆いかぶさり必死で助けようとする大樹。
大樹の目の前ですが仕方なく殺そうとした時、大悟が現れ殺すことを阻止します。
「邪魔するゆうならお前に出来るゆうんか!この連鎖お前に止められるゆうんか!」と泣きながら訴える村人に、「なんもできるかよ、俺は只の駐在だぞ」と大悟は言って手錠をかけ逮捕します。
時には誰かのために戦うことは必要でしょう。
しかし報復は新しい火種を作ってしまうだけです。
目の前で姉やみんなを殺されてしまった英二は、近くに落ちていた銃を取り目の前で拘束されている村人を撃ち殺そうとします。
英二の耳元では後藤銀が「やれ」「やれ」「やれ」と呪いの言葉をささやいています。
その時、大樹が「やめて」と英二に抱きつきます。
大樹のおかげで英二は踏みとどまることができ人を殺さずにすみます。
現状を見た恵介は「こいつらは呪いに勝ったぞ、ばあさん」と呟くのでした。
刑事たちが後藤本家に着いた頃には、被疑者と思われる人物は全て拘束されており、大悟の姿はすでにありませんでした。
役割を果たした大悟が真っ先に向かった先は、有希とましろの元です。
二人は泣いて大悟に抱きつき、ましろは「お父さん」と呼んでいます。
大悟はましろに「おまえだけだ誰かを救うことができたのは。お前達だけだ」と言うのでした。
日本史上最悪ともいえる「供花村事件」は、戦後最悪の死者数となり警察は後藤家側複数名の被疑者を同行、事件の経緯を辿っています。
すっかり燃え尽きてしまった後藤本家を眺め「俺は正しいことしたんかなんかなんも考えれん」と話す洋介。
そんな洋介に恵介は「俺たちにはやるべきことが残っとる」と答えます。
それは今逮捕されて生き残った、消えることない後藤家の人間の恨みを押えまとめあげていくことです。
もう二度とこんなことが起きないように・・・。
供花村での最後の仕事の日、大悟がいつものように自転車で村を見回っていると一人の老人に「どうでしたか、供花村は。皆いい人だったでしょう」と声をかけられます。
「駐在さんのおかげでこの村の癌は消えてくれた」と話しながら、ゴホゴホとむせる老人。
その後、大悟は後藤本家へ。
恵介とも最後の挨拶を交わすのですが、洋介に「なに終わったみたいな顔しとんや」と止められます。
狩野が遺した言葉は「この村の人間は人を喰っている」
つまり本当に喰うていたのは、後藤家の”あの人”だけではなく”この村”という意味になります。
そんな中、後藤白銀が居住していた牢の柱には爪痕で「逃ゲロ」の文字が。
それは大悟たちが住んでいた柱にも彫られてありました。
まだ何も終わってないし、何も解決などしていないのです。
「ここまで引っ掻き回したんは誰ぞ!逃げんと責任もてや阿川!」と叫ぶ洋介。
もちろん大悟に逃げる気などありません。
大悟がにやりと笑みを浮かべる頃、先程の老人の口からは人間の指先が出てきて・・・。
ガンニバル|13巻感想
全巻通して面白くのめり込んでしまいました。
次世代の連鎖も子供たち自身が断ち切る形が感動しました。
そこから反転する展開も◎です!
完結だと思って読んでいましたが、まだ続編が出そうな感じですね。
老人の口からしれっと指が出て来た時はゾッとしました。
めっちゃガムみたいなノリで食べるやんって。
続編が楽しみです。
漫画が気になっていた方はお勧めなのでぜひ無料で読んでみてくださいね♪