マンガ、ガンニバルの3巻ネタバレを紹介しています。
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20話から29話
”狩野一家のこと村八分にしとった連中ぞ”
自分たちに優しくしてくれる村人たちの姿は本当の姿なのか?信じたくない思いがありながらも、放っておくことは出来ず、改めて狩野一家に何があったのか探りを入れることを決めます。
何か手がかりを掴みたくて、狩野家の娘さんに電話をかけます。
父を殺したのは間違いなく、後藤家の人間だと言いますが、母は村人たちにもビクビクしていたという話が聞けます。
もしかしたら、いつも目線を感じていたのは後藤家以外の人間かもしれない。
その不安はすぐに現実のものとなります。
先日の落書きの事もあり、自宅周りにフェンスを立てようとしていた所、どこからともなくさぶさんが現れて、「そんなことしたら角が立つ」と言われてしまいます。
思い返せば、阿川家が何かしようとすると、いつも現れ、まるで監視してるかのようです。
大吾は思わず「めんどくせぇ」とぼやいてしまうのですが、それがきっかけで翌日から村人の態度が一変します。
年長者の折角のアドバイスを、無下にしたと村中で噂になり、しまいには殴ったなんて尾ひれまで付いていたのです。
さぶさんの所へ直談判に向かおうとしますが、そんな時またしてもタイミングよくさぶさんがやってきます。
苛立つ感情を抑え、納得がいかないものの、これ以上ことを荒立てたくなく、大吾はさぶさんに謝ります。
すると翌日から村人たちはまた前のように優しくなるのでした。
大吾が村人たちの事を、不信に思い始めた時、ふと見覚えのある番号から、電話がかかってきます。
それは狩野さんが、最後に電話してた番号でした。
電話の相手は村人たちには、聞かれない場所で二人きりで話をしたいと、言います。
疑わしい部分はあるものの、狩野さんについての情報を知れるならばと、指定された場所へ向かいます。
現れたのは一人の青年でした。
沢を挟んだ向かい側で対面する2人。
「この村の人間は人を喰ってる」
狩野さんはその事を確信し、探りをいれたからこそ、殺されたと青年は言いました。
その証拠に、青年は付けていたマスクを外します。
するとその下は顔がグチャグチャになっており、まるで何かに喰いちぎられたかのようになっています。
「供花村の誰かに喰われたんです」
幼いながらもその日の記憶は鮮明に覚えているらしく、村の祭りの日、頭巾をかぶった一人の男に手足を縛られた状態で喰われ、次に目を覚ました時は母の手の中に居たそうです。
逃げるように村を飛び出し、母と2人でひっそりと暮らし、しばらくして自分には戸籍が無いことに気が付きます。
「ここからは想像ですが、供花村ではワザと戸籍の無い子供を作るのではないのでしょうか?喰うために・・・」
結局、青年の母は無くなる寸前まで、村の事を話そうとしなかったらしく、それでも村を調べたかった青年は狩野さんへ近づいたのです。
話し終わると、青年は姿を消します。
青年の話が本当なら、もうすぐ行われる祭りでも被害者が出るかもしれない。
放って置けないと言う思いと、家族に危害が及んでしまうかもしれない、という不安に大吾は板挟みされます。
しかも村人からは、コソコソしているとすぐに「何をしていたんだ?」と疑いの目を向けられてしまいます。
明らかに排他的な村人。唯一まともそうなのはこの村唯一の神社の宮司さんです。
個人的に呼び出された大吾は、村を去るべきだと忠告され、もしここにいるならば相談事は自分にするように言われます。
これ以上、探りをいれるなら狩野さんの二の舞になりかねない。それは本気で忠告しているように感じ取れました。
狩野さんにも数人の協力者が居たと思われ、この人もそのうちの一人なのかもしれない。そう思うものの、もし村側の人間であれば、自分たちに危険が及びます。
慎重にならざる終えない大吾にさらなる協力者が接触してきます。
先日の青年から言われたようで、オカルトサイトを運営している宇多田という男です。
この村の食人についても、調べていたことがあったらしく、その時は狩野さんに協力していたようで、その上であの村には戸籍の無い子供がいるのを確信してるとまで話します。
全ての謎を探るにはやはり、狩野さんが最後に向かった後藤家を探るしか無く、2週間後の祭りまでに絶対に見つけ出すと心に誓います。
村に帰ると何やら物々しい雰囲気になっており、後で嫁に事情を聴くと、さぶさんの娘が「子供を産んだとき死産だと言われ、無理やり取り上げられた。」と喚いたのだと聞きます。
調べていくうちに、同じような女性が複数人居たことが分かります。
その全ての女性に共通するのが、取り上げられたのはこの村唯一の助産師である”後藤銀”ということです。
やはり後藤家が関わっていることが分かり、積極的に調べ始める大吾。
果たしてその先に待つものとは!?
4巻に続く