外道の歌4巻のネタバレあらすじです。

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では早速書いていきます。

4巻ネタバレあらすじ

外道の歌4巻ネタバレ
今回はカモたちと衝突したことがある「朝食会」の代表加世子とパートナである鶴巻との出会いが描かれていたりとかなり見応えがありました。

加世子と鶴巻の出会い

加世子が「朝食会」の代表となる17年前、とあるボロ屋に当時10歳の鶴巻裕が両親と暮らしていた。

家庭環境は最悪で父は機嫌が悪いとすぐに暴力を振るう。実の息子である祐には全く愛情が無く怒鳴られた記憶しかない。

そんなある日、自分の宝物であるゲームボーイが無くなっており父に知らないかと尋ねに行く祐

しかし返答は無く父が住まいにしている離れの扉を開けるとそこには一人の少女が居た。

祐は見てはいけないものだと瞬時に思い女の子が何か言おうとしていたがすぐに扉を閉めてしまう。

そうこうしているうちに父に見つかってしまいその事は誰にも言うことが出来ずせめてものと思い「夜中に離れから女の子の泣き声がする」と母に嘘をついた。

数日後、学校から帰ると家の周りに警官と人だかりが出来ており父が連れていかれるのを目の前で見ていた。

事件は瞬く間に広がり少女を監禁していた父は異常者として知れ渡りその息子である祐が虐められるのは自然な流れだった。

母は職を失いほどなくして生まれ育った町に住めなくなった祐と母はまったく知らない土地で1から生活をスタートさせる。

しかしネットの影響ですぐに噂が広まり祐は中学でもイジメられ母は祐が17歳の時にノイローゼからか病気で死んでしまう。

それからは親戚の家で厄介になっている祐は19歳になっていた。叔父と叔母は祐と距離をとっており彼の居場所はどこにも無い。

だがある日、町を歩いているとある女に声をかけられた。

「鶴巻裕くんね?」

その目は忘れることは無かった。あの日、自分に助けを求めていた目・・・

声をかけてきたのは父の被害者となった少女”榎 加世子”だった。

彼女に言われるがままとあるビルの一室へと連れてこられる。

「あの時をやり直すことができるとしたらアナタはどうする?」

と尋ねられ「なんでもする。」と答えたのだが手伝ってほし事があるとのことだった。

翌日、米軍のような体格のアメリカ人がやってきて専属トレーナーだと紹介される。

1年後アメリカに渡り永住権を得たのち米軍に入隊してもらうと突拍子もないことを言われたのだ。

とんとん拍子に話は進みその日から昨日までとまったく違う生活が始まった。

だが不思議とこの生活を辞めようとは思わなかった。彼女に対しての罪の意識もあったが何より今までの自分を脱ぎ捨てるように新しい人生を送れる予感をしていたからだ。

無事、1年間の訓練を終了しアメリカで2年を過ごした鶴巻は別人となって加世子の元へと帰ってきた。

さっそく研修を始めると言って彼女が向かったのは鶴巻の父のところだった。

「彼を捕縛してきて」

飲み屋帰りの父をいとも簡単に失神させるととある貸し倉庫へと連れて行く。

中にはSMで使う張り付け台に無数の拷問器具、言われるがまま父をそこへ拘束する。

「最初の依頼人は私よ」

そういうと彼女はサバイバルナイフを手に取り父を切り刻み始めた。

手、足、そして指を切り落とし最期は股間を切り取った。

そこまで終えると止血して指名した場所へ捨てきてと言われる鶴巻

”この男がやった事は客観的に見て死んで償う罪ではない”

これから先この仕事をしていく上でこのことは冷静に見分けれなければいけない彼女なりの研修だったのだ。

こうして鶴間は加世子とパートナーになり復讐を支援する組織「朝食会」が結成されるのだった。

トラックひき殺し男

31歳トラック運転手のこの男は運転中にスマホをいじっていたことで歩道にのりあげ4歳児をひき殺してしまう。

警察に連行され事情聴取を受ける男だが心の中では”仕事中の事故で別にオレ悪くねぇ”と反省のかけらも無かった。

数日間、留置所で過ごし裁判で男には禁固3年が言い渡される。

刑期を終え出所した男はそこで初めて自分が起こした事件の事を知った。

「捕まった犯人から一切謝罪の言葉はありません」

そう涙ながらい訴える母親を見て男は

”弁護士も親も謝れなんて言わなかったからそんなのわかんねーじゃん”

とクズな考えしか無かった。

だがこのままではバツが悪いと遺族に直接会って謝ろうと町に出かける。

探しているうちに男の心には子供を死なせてとんでもないことをしてしまったと悔い改めるようになるがやはり闇雲に探しても見つかる筈が無い。

”見るからないんじゃしょうがない”

そう思った男の前に現れたのはトラとカモだった。

「おまえさんはもう何もしなくていい謝罪も自己嫌悪に陥る必要も無い」

「ただ死んでくれればそれでいい」

男が後悔するのは遅すぎた・・・