響の最終巻である13巻がついに発売されました。
ここでは結末の最終話までのネタバレや今すぐ無料で読む方法を紹介しています。
106話|原稿
津久井に連絡を取り自分を蹴とばしたアイドルの所在を聞き出す響。
津久井は全面的に協力するつもりのようで収録中のスタジオへと同行します。
収録現場に乗り込み、無言で顔を殴りつけると用は済んだ。と何事も無かったかのように帰る響。
津久井は彼女の凶暴性が失われていなかったことに満足そうです。
その足でふみの元へと向かいます。
原稿のあまりのすばらしさに大絶賛のふみ。
しかし響には今日来た理由は他にありました。
「頼んでたことは調べてくれた!?」
それは鏑木住所と原稿の保管場所でした。
ふみの部下にも助けてもらい原稿を入手した響。
「じゃあ行ってくる」
いよいよ最大の強敵!鏑木との直接対決!?
107話|喧嘩
帰宅途中の鏑木にマンガ版、お伽の庭1話が盗まれたと編集から連絡が入ります。
ですがすぐにその犯人が判明します。
自宅に帰ると窓ガラスを割って部屋に侵入している響が居たからです。
編集からの電話を切り響に要件を聞く鏑木
「喧嘩でケリを付けましょ」
「私が勝てば原稿は燃やす。負ければ好きにすればいい」
その言葉を聞いた瞬間殴りかかる鏑木。
響も武器を使い応戦しますが体格差もありかなり分が悪いです。
あっという間にマウントポジションを取られ絶対絶命に!?
108話|結末
頸動脈を抑えつけられこのままでは意識を失うのも時間の問題。
喋る事すら出来ない響に2回タップして負けを認めろと促します。
そんな簡単に負けを認める響では無く、隠し持っていたスタンガンで反撃します。
直接触れられている響も感電しますが全く手を緩めようとしません。
2人が共倒れたかのように思えましたが響はすぐさま立ち上がり。
「私の勝ち」と宣言するのでした。
鏑木は目を覚ました後、すぐさま約束は果たされます。
「ごめんね。」と響が無罪の原稿に謝ると
鏑木も「気にすんな。勝負の結果だ。」と原稿の気持ちを代弁します。
こうして二人の勝負が決着し、この世から傑作が一つ、消えてしまうのでした。
109話|変わらないもの
鏑木との騒動は決着がついたものの、先日乱入して暴行騒動を起こしたアイドルの件はテレビで取り上げられてしまいます。
とは言え、殴られたアイドル側が響とは親友だと公言したことで大事にはならずに済んだものの、全国へ響の素顔が知れ渡ってしまいます。
世間の騒動とは裏腹に当の本人は海外留学への準備を着々と進めているようで最近では簡単な英語の日常会話を話せるにまでなっていました。
学校終わりに元小説家の中原が働くパン屋へと行きます。
中原の仕事が終わるのを待ち、二人が向かったのは本屋でした。
”響 新連載!! 雛菊”
本屋の一角にデカデカと描かれているポップが目立ちます。
純文学の新雑誌発売に響ですらも感無量のようです。
そんな時、ふと横を見ると”お伽の庭、コミカライズ”と書かれたポップがあります!?
すぐさま鏑木に電話をする響。
「ああ、コピーを使った。原稿はちゃんと燃やしただろ?」
「めんどくさい。もういい・・・好きにして」
流石の響もこれ以上は無駄だと察したのか、鏑木の連載を許可するのでした。
110話|響スポット
遂に発売された雛菊は売れに売れ、雑誌というのに増刷が決定するほどの人気です。
喜びに酔いしれる編集部をよそに、響は学校の文化祭へ参加していました。
先日のテレビの放送もあり、学校には響を一目見ようとかなりの人が駆け付けています。
中には、わざわざ香川から響とのツーショット写真でフォロワーを増やそうともくろむインスタグラマーまでいました。
そのインスタグラマーは必至に響を探しますがどこにも姿は無く、たどり着いたのはとあるベンチ・・・
横にはウサギの着ぐるみを来て本を読んでいる誰かが??
インスタグラマーは何気にそのウサギに響スポットを案内して欲しいと言います。
ウサギもインスタグラマーが友人たちに借金してまで文化祭にやってきたという境遇に興味を持ったのか、言われた通り案内してあげます。
「ここのベンチがお気に入り」
「教室はココで席はここ」
「図書館では窓際の席がお気に入り」
結局、本人には会えなかったもののそれなりに満足して帰ったインスタグラマー。
一仕事終えたウサギが頭を取ると、中身は当然、響なのでした。
111話|憧れの人
イギリス留学へ向けて着々と準備を進める響。
今はIELTSの試験を受けています。
そこで一人のオジサンに目を付けられます。
響のファンらしく、小説はもちろん、その行動力にも憧れを抱いているらしく、話しかけたいと思う一心で後を付けます。
そんな事を知ってか知らずか、マイペースな響は総理大臣となった友人に呼び出され政府官僚へと遊びに行きます。(お土産につられて)
翌日もIELTSの試験なのですが前日、響を付けていたオジサンは思い切ってずっと海外で働きたかったことを唐突に話かけました。
ですが昨日つけられていたのが分かっていた響は相手の言い分を聞く前にスタンガンをお見舞いします。
「ストーカーめ!それはそれとして海外で働きたいの?今日行けばいいでしょ?行ってから悩めば?」
112話|答辞
留学に向け着々と準備を進める響。
アイエルツも見事に合格し卒業式の翌日にはイギリスに飛び立つつもりのようです。
涼太郎は今後の響に最も必要な国際弁護士になるつもりのようで人生で初めて彼女と別々の道を選択するつもりです。
そんな中、生徒会長は生徒たち全員が思い出に残るように響に答辞を呼んで欲しいと依頼するのですが・・・
113話|卒業の言葉
卒業式を部室でサボる響。
無理やり答辞を読まされそうになったので、出るつもりは無いようです。
ですが部室で送る会の飾りつけをしていた1年二人に無理やり連れていかれてしまいます。
その勢いで壇上へ上がらされてしまった響は全員に話すのは柄じゃないと生徒会長である塚本に話ます。
「アンタが影で頑張ってくれてたのかもしれないけど正直、そんなことどうでもいい。今は明日向かうイギリスが楽しみで仕方ないの」
「心は籠ってないけど3年間ありがとう」
114話|最終回
ロンドンに降り立った響。
ふらっと見つけたシェアルームで同世代の二人のイギリス人と友達になります。
その一人はロックバントを組んでいるらしく、ある日のライブに招待されます。
音楽の良し悪しは分からない響ですがルームメイトが本気で取り組んでいることは分かるようです。
ですが何か物足りなく感じてしまいます。
一緒にライブに来ていたもう一人のルームメイトも”ブレイクするには何かが必要”だと言っていました。
すると急に目つきを変えてペンを取る響。
ライブ終わりにそれをルームメイトに手渡します。
「演奏も歌もすごくよかった。でも歌詞だけ全くセンスが無かったわ。だから私も書いてみたの」
実力のあるバンドに、天才の詩が加わったら・・・
その言葉で世界が変わる!?
感想
遂に終わってしまいました!!
海外編も想像するだけでめっちゃ面白そうなのに本当に残念です。
響はメインストーリーと閑話がほどよく描かれている作品で最後まで飽きませんでした。
個人的にかなり好きな漫画なので読んだことが無い人は是非、一度手に取って欲しいと思います。
柳本先生の次回作を期待してます。