可愛そうにね、元気くん8巻(最終巻)結末のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
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62話|応援するよ
励一は大好きな七ちゃんの為にも元気とのことを応援することに。
きっと元気もどうにかしてあげたいと思っているはずだし、話し合えばすぐにでも復縁できる筈だと励一は思っていました。
しかしその後すぐに「返して貰った制服が血で汚れていた」と聞き考えは変わります。
七ちゃんは自分の制服がプレイに使われていると知りながら「まだ役に立ってるってことだよね」と喜んでいるのです。
一方、元気は八千緑に合わせる顔がなく罪悪感でいっぱいでした。
もう関わってはいけないと思っていた矢先、守の推薦で文化祭の美術係を一緒にすることになってしまいます。
63話|美術係
八千緑は元気と同じ係になったことを喜んでいます。
そんな中、八千緑の鈍くささを知っている女子が暗に八千緑をはぶれと元気に言ってきます。
偶然会話を聞いてしまった八千緑は落ち込み、迷惑をかけるだけだから係は手伝えないと言い出します。
そんな八千緑をフォローしなんとか看板の絵を描きます。
しかし完成一歩間際で八千緑が絵の具を派手にこぼしてしまいます。
パニックになる八千緑でしたが、元気の気の利いた一言で心が救われます。
64話|漫画
無事に絵も完成して女子たちとも打ち解けることができた八千緑。
八千緑から「話があるから文化祭当日一緒に回らない?」と誘われた元気は戸惑いながらも当日は一緒に回ることを約束します。
八千緑は文化祭当日、元気に自分の気持ちを伝えようと思っていました。
話を聞いた励一は七ちゃんを救う為、あること決意します。
65話|文化祭
文化祭当日、八千緑のビジュアルと働きのおかげで元気達のクラスは大反響。
交代の時間になり、元気と八千緑はお化け屋敷やライブを見たり楽しみます。
そしていよいよ八千緑から話を切り出されそうに。
結局友達が呼びに来て告白は未遂に終わってしまいます。
皆で出し物のラーメンを食べていると、励一がやってきます。
励一は皆の前で元気の同人誌を出し全てをバラします。
66話|もう二度と
周りはドン引きしゴミを見る様な目で元気のことを見ています。
逃げるように教室を出る元気。
八千緑は元気を庇って「元気くんになら何されても嬉しい」と話すのですが、周りに「こんなんで喜んで自分の価値下げちゃダメ」だと言われてしまいます。
八千緑はそれ以上何も言うことができませんでした。
一部始終を見ていた守は「大成功って感じ?」と八千緑に言います。
「八千緑さんさ、いつまですっとぼけてんの?」
67話|悲劇のヒロイン
元気に使って貰うことが自分の幸せだと思い込んでいた八千緑。
自分は何もできないけど元気の役に立てるだけで充分、と。
しかし守はそうは思いませんでした。
「本当に何も出来ないと思ってるの?本当にそんな事が幸せなの?」
守には八千緑が努力しないで認められたいと言っているようにしか感じませんでした。
楽しく生きる為ならなんだってする守にとって、八千緑は悲劇のヒロインをやっているようにしか見えないのです。
文化祭以来、元気は不登校となり家に引き籠っていました。
自分の性癖を責め後悔し「普通になれなくてごめんなさい」と謝ります。
68話|ありがとう
ある日、八千緑が元気の家を訪ねやってきます。
元気は土下座して謝り「二度と会わないからもう帰って下さい」と言います。
それでも「また学校に」と誘ってくれる八千緑に、元気は自分の汚い部分をさらけ出し「わかってるよね、俺がおかしい奴だって」と話します。
八千緑は「気持ち悪い」と認め、元気の言う通り興奮材料になるために生きてるわけじゃなかったことを話します。
自分で歩けるはずなのに介護してもらって自分では何もしないなんて生きていないのと同じ、ということに気が付いたのです。
そしてこれからは同情をひくよりもっと楽しいことを見つけたいと。
だけどあの時元気に殴られて確かに幸せでした。
今でも殴られてまた褒められたいとも思っています。
「多分もう戻れないよ、だって私元からおかしいから。きっと生きてておかしくならない人なんて居ないよ。」
八千緑は守から預かっていた同人誌を元気に返します。
そして何の役に立たなくても傍にいてくれてありがとうとお礼を言い去っていくのでした。
最終話|可愛そう
転校することが決まった元気。
転校前、元気の前に守が現れます。
「君の人生で私だけが恋人より家族より理解してあげられる。元気くんはどうしたい?」
守に見つめられると全てを捨てて従いたくなる元気。
しかしそれは八千緑程ではありません。
そんなの犬失格だと元気はピアスを外します。
10年後、元気はサラリーマンをしながら今も同人誌を書いています。
今でもふと歪めてしまった八千緑のことを思い出します。
変えるだけ変えて何もできなかった自分、それにあの日あんなに言葉を尽くしてくれた彼女にお礼も言えてないことが元気の心の隅でひかかっていました。
そんなある日、オープンしたばかりのラーメン屋で八千緑と再会します。
彼女はラーメン屋の店主となっていたのです。
そして八千緑の薬指には指輪がありました。
元気はあの時言えなかった「ありがとう」という言葉をようやく伝えることができます。
元気は一生現実では満たされません。
自分の欲望は彼女の軽蔑だから。
でも生きていけるのは「生きていい」と言ってくれたから。
可愛そうにね、元気くん
完結
感想
タイトル通りの作品でした。
虚無感半端ない~!!性癖って早々変えられないよね。
変わった人はただ自分が知らなかった別の扉を開けただけで潜在的にはずっとあると思うなぁ(持論)
あまり考えたことなかったけど周りに理解されない壁持ってる人辛いね。
八千緑さんの将来を心配してたけど、普通に幸せそうでほっとしました。
まもるんは一貫して大好きなキャラで最後までキャラ変しなくて良かった!
結局これが一番納得できる終わり方なのかもしれません。
漫画を読みたいと思った方は、ぜひ無料で読んでみてくださいね♪