死神坊ちゃんと黒メイド5巻ネタバレ

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死神坊ちゃんと黒メイド|55話から68話

アリスの母シャロンは、メイド長として屋敷で働いていました。

同僚からも慕われていて、そんな母の事を誇りに思っていたアリス。

いつかは自分も母の様な立派なメイドになって坊ちゃんに仕えたいと思います。

そんなある日、ヴィオラがアリスの元へとやってきます。

使用人たちが日替わりで書いていた日誌を見つけたようで、魔女についての手掛かりにならないかと手渡してくれます。

アリスの母が書いているモノもあり、その字を懐かしく眺めます。

その中で、気になった一文を見つけました。

”白いシスター服を着た女性二人組を見た”

頭に浮かんだのは、集会で出席を取っていたガイコツの女性、ダレスです。

すると、ダレスから言付けを預かったザインがやってきます。

「仲良くしましょう」だってさ。

彼らの世界ではその言葉はこれ以上、関わるな。という意味になるらしく、警告してきたのです。

さらに、ダレスはカフを人質に取り、ザインに使用人日記を処分するように命じていました。

少なからず、坊ちゃんのことは大事に思っているようですが、人質がいるので命令を聞くしかありません。

こっそりと日記を盗み出し、処分しようとしますが、そこへ坊ちゃんがやってきます。

事情を説明すると、に木は処分して良いと言う坊ちゃん。

「君やカフに迷惑はかけられない。それは燃やしてくれ」

そこまで言われて、何もしないわけにはいかず、ザインは自分の魔法を披露します。

まるで数十年の時が経ったかのようにボロボロと崩れていく日記。

その人欠片をザインは懐へと直します。

「これがあれば、いつでも復元できる。ダレスの監視が外れるまで俺が預かっておく」

ダレスは他の生き物の目を介して、監視する能力を持っているらしく、この状況も見られていると言います。

アリスには、自分が読み終わったら日記を返すと、取りあえずは誤魔化すことが出来ました。

そんなある日、母から本邸への呼び出しの手紙が届きます。

まるで魂が抜けたかのようにどんよりする坊ちゃんですが、無視するわけにもいかず、アリスについてきて貰うことで何とか正気を保ちます。

使用人たちは呪いを持つ坊ちゃんに怯え、居心地が悪いですが、母からは一泊するように言われています。

さっそく今回の本題である、別邸にかってに行ってることで、3人ともこってりと絞られ、坊ちゃんに関しては早く呪いを解くよう念を押されます。

その後はディナーを姉弟で食べ、何とか初日を乗り切ります。

翌日はヴィオラが本邸を一緒に回ってくれるとのことで、魔女に呪いをかけられた場所へ行ってみます。

庭に建つお墓の前で、背後から呪いをかけられた記憶があり、背中にはやわらかい胸が当たったのを覚えています。

しかし、手がかりというものは見つからず、夜は母も交えて食事をし、改めて呪いの事を言われます。

「春までに呪いを解かなければ、ウォルターに家長を任せるわ」

母から期限を設けられ、もう後が無くなり坊ちゃんも覚悟を決めます。

話はアリスの事へとなり、将来的に彼女と結婚したいと思っていることを伝えます。

「冗談でしょ?」

身分の違いから、そんなことは不可能だと、母は切って捨てますが、これだけは譲れないと坊ちゃんも反論します。

「冗談なんかじゃない」

熱くなり過ぎた坊ちゃんはたまには自分の地位だけじゃなく、子供たちの為になることを考えて欲しいと強く言ってしまいます。

それ以上、その場に居づらくなり、逃げるように帰って行く坊ちゃん。

その夜、改めて、アリスにも母に気持ちを話たことを伝えます。

彼女は何も言いませんが、坊ちゃんが話し疲れて眠ると、そっと寄り添うように

「大好き・・・坊ちゃん」と囁くのでした。

6巻に続く

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