ラストアンコール2巻無料

ラストアンコール2巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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死者からの依頼を受けてその死者を殺した人間を殺している死神の海と、妹の命を救ってもらう代わりに海の仕事を手伝う契約を結んだ探偵の大牙。
大牙は人を殺すことが正しいとは思えず、誰も殺さない方法を探し始めるのですが、それは更なる苦しみの始まりでしかなくて・・・?

5話|決意

契約した時のことを思い出す大牙。

確かに「なんでもするから明音を助けて欲しい」と頼み契約は成立しました。

とにかく海は契約をしたのだから大牙に大人しく手伝って欲しいだけなのですが、人がいい大牙はとても無関心でなんていられません。

昔からお世話になった親戚に「助けられそうなやつはどんなやつでも助けてやれ」と言われ、その人の側で探偵を手伝っている内に、自分もそういう風になりたいと思うようになってからは、その言葉を無視できないのです。

「調査はちゃんとやる。俺が依頼者に働きかけるのを許して欲しい。」

海は大牙の気持ちを汲み取り、「依頼が確定するまでの間だけ」だと了承してくれます。

その時大牙はまさか干渉することによって更に苦しむことになるとは思っていませんでした。

そんなある日、久しぶりに海のもとに依頼人がやってきます。

6話|羽多野隆治1

依頼人の羽田野は煙草が好きでした。

仕事でたまったストレスの唯一の発散は煙草で、好きというより救いをくれるものでした。

そんな羽田野は、3年前同僚の守下に、仕事中事故に見せかけて殺されました。

動機に心当たりはなく、特別親しいわけではありませんでしたが、唯一残った同期で助けることも多かった人物です。

正直もう殺された理由はどうでも良くなってきていて、心残りはやっと一服できると思った矢先に殺されてしまい、吸えないまま死んでしまったことでした。

好きなものを奪われ死んでも尚、我慢し続ける苦痛を味わっている羽田野。

嘘をつく必要などなさそうですが、海は一応大牙に調査を頼みます。

大牙はまず自分なりに羽田野を救う方法を考えるのですが、なかなか良い方法が見つかりません。

大牙は羽田野を殺した守下の調査を行うことに。

羽田野の件はそもそも罪に問われておらず、生前の羽田野さんとの交流は特別深くもなく、殺すほどの同期は見当たりませんでした。

このまま海に報告すれば羽田野が嘘をついていたということになります。

そうすれば守下が死ぬことも、羽田野が地獄に堕ちることも・・・。

悩む大牙ですが、羽田野が「解放されたい」と言っていた言葉を思い出し、自分が判断するところではないと、守下本人に直接話を聞いてみることに。

守下は意外にもあっさりと罪を認め「罪を償いたいと思ってるんです!」と言います。

7話|羽多野隆治2

守下は、出世も早く仕事もでき人望のある同期の羽田野に劣等感を抱いていました。

同期なのになんでこうも自分と違うのだろうと。

自分の至らなさが問題なのに、バカにされているような気持ちになり、つい殺してしまったと打ち明けます。

「羽田野くんは色々なものを持ってた。僕と比べものにならないくらい・・・苦しさで言ったら僕の方が・・・!」とこの後に及んで自分勝手なことばかり話す守下。

守下は大牙に一緒に警察に行って欲しいと泣きつきます。

翌日、大牙は調査結果を海に報告し、依頼を受けることが決まります。

8話|羽多野隆治3

依頼を受けてくれると聞き喜ぶ羽田野ですが、そうすれば地獄に行くと説明を受け表情が曇ります。

そして守下が「今からでも罪を償いたい」と思っていることを伝えられ、羽田野は少し考えることに。

そんな羽田野に、大牙は「守下が警察に行ってから考えても」と説得しようとするのですが、羽田野は怒りが収まるどころかますます守下に対しての怒りが増幅していました。

生きていた時も、殺した後も、ずっと無責任で1人ではなにも行動を起こさなかった守下。

それにもし大牙が引っ張って守下が警察に逮捕されたとしても、羽田野がこの苦痛から解放されることはありません。

羽田野からすると大牙の言葉は偽善にしか聞こえませんでした。

結局動いたところで何もできず、大牙は自分の無力さを突きつけられるのでした。

9話|羽多野隆治4

今日は海が依頼を遂行する日。

守下は海から逃げ回りますが、当然逃げ切れるはずもなく殺されてしまいます。

守下は殺されましたが、すっきりしたのかどうか分からない羽田野。

羽田野は最後に「俺の代わりに煙草吸ってくれるか?」と大牙に頼みます。

そしてお礼を言い消えていきました。

10話|村瀬春人1

羽田野の一件から落ち込んでいる大牙。

いっそ海が俺の前から居なくなってくれたら・・・。

そんなことを思っていました。

そんな中、死神の樹が依頼人を連れてやってきます。

依頼人の名前は、村瀬春人。

殺したい人は、犯罪グループのボス的存在である国武です。

元々村瀬と国武は高校の先輩後輩でした。

卒業後にグループを結成したのですが、国武は自分が恨みを買った他グループに襲われた時、村瀬を裏切り身代わりにしたのです。

樹は未練を持ち死んでいった村瀬を救ってあげたいという一心で、海を紹介したのでした。

同じ死神でありながら樹が自分でやらないのは、死神は本来死ぬ人間の魂を狩るのが仕事だから。

海のように自由に殺す者は他にいません。

どんなリスクが降りかかるか分からないからです。

大牙はいつものように調査をすることになるのですが、反社メンバーに話しかけるのは危険すぎます。

尾行して様子を見ようとする大牙ですが、さっそくグループ内の女性にバレてしまいます。

11話|村瀬春人2

彼女は国武のことを邪魔だと思っているようでした。

話に聞くとおり国武はろくでもないヤツの様子。

しかし酷い人だろうが、大牙は人が殺されること、そして依頼者が地獄にいくことが、最善だとは思っていません。

葛藤する大牙に樹は、救われる方法を知っていると言います。

しかし詳細は教えてくれませんでした。

海は依頼を受ける事にし、さっそく国武を殺します。

殺した後、大牙が話を聞いた女性が現れます。

ただの偶然だと思っていた海ですが、なぜか女性は海の名前を知っていて・・・。

大牙が現場に駆け付けた時、海は女性に腹を刺されていました。

その様子を樹は笑って見ていて・・・?

3巻へ続く

感想

人が殺されているのに、無関心でいるなんて普通の人間では無理でしょうね。

それが死んで当然のようなクズだろうと。

大牙の葛藤し苦しむ気持ちは伝わります。

今回、海とは別の死神が登場します。

彼が海を刺すように仕向けたのでしょうが目的は?続きが気になります!

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