ライフ2 ギバーテイカー6巻

ライフ2 ギバーテイカー6巻(最終回)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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前回、ルオトに洗脳されている聡美は、ルオトのために邪魔者である今井刑事に襲い掛かり重傷を負わせました。
しかしルオトの部屋一面に飾られた樹の写真を見た聡美は嫉妬に狂いパン屋に火をつけてしまって・・・!?

⇒5巻の詳しいネタバレ

妹を殺された不屈の刑事・倉沢樹と史上最悪の殺人犯・ルオト、ついに最終決戦の幕が上がります!

では最終巻のネタバレです!

21話|叫び

樹は今井を刺した犯人を捕まえるべくパン屋の中へ。

「出てきやがれ。貴志ルオト、津山聡美!」

燃えていたのはルオトの部屋でした。

聡美を見つけた樹は捕まえようとするのですが、逆に捕まってしまいます。

「あんたになにがわかる。お父さんはバカだったお人好しでろくでもないヤツ助けて捕まって・・・。」

「わたしは違う!奪われるのはもうたくさん!」

「ルオトくんは悪くない。私のこと”イイ子”だって言ってくれた。」

聡美の気持ちは理解できます。

樹も奪われた側の人間だから。

しかしだからといって奪っていいわけがありません。

「やられたからって本当に鬼の子になってどうする。人の命を奪って幸せになれると思うな!」

樹は危機を脱出し聡美を抱きかかえ外へと逃げます。

年が明け、ルオトはお世話になっているヤクザ(篝)に会いに行っていました。

「銃、ちょうだい?」

22話|誓い

篝を脅し大量のマシンガンを手に入れたルオトは、篝と護衛のものを殺し逃走。

その頃、樹はICUにいる今井の元にいました。

今井は搬送された時は多発外傷により心肺停止の状態でしたが、処置が早かったこともあり一命をとりとめたのです。

意識が戻るまでは2週間ほど。

後遺症についてはまだなんとも言えない状態でした。

今井に連絡のつく家族はおらず、中学の頃からずっと1人で暮らしていたと知ります。

(知らなかった今井さん・・・)
(そんなに長い間ひとりでいたなんて・・・)

以前今井に”私情を挟むな”と忠告されていた樹ですが、今井がこんな状態になり感情を押し殺すなどできませんでした。

「私にとって今井さんは特別な人です。」

「超感情的で個人的な理由で刑事としてじゃなく人として仇とってきます!」

樹は警察としてではなく、倉澤樹としてルオトに立ち向かうことを決意。

そんな中、樹の母校の同窓会が開かれます。

同級生は小学校の体育館に集まり久しぶりの再会を楽しんでいます。

校長の乾杯の挨拶の時、ルオトが現れました。

ルオトはまず校長を殺し、みんなの方へもマシンガンを乱射します。

23話|修羅

捜索願が出ていた行方が分からない4人の共通点に気づく樹。

共通点は全員、高比良小にいたということ。

そして今日は高比良小の同窓会です。

嫌な予感がした樹はすぐに学校へと向かいます。

その頃、小学校ではすでにルオトの手によって数名の犠牲者がでていました。

まだ3歳の小さな子供を人質に取り残虐な犯行を続け楽しんでいます。

小学校についた樹は、木刀片手に1人でつっこんでいきます。

樹が来たと気付いたルオトは目をキラキラ輝かせ喜んでいます。

「やっぱり来てくれたんだねイツキ!なにして遊ぼっか。鬼ごっこしよう!」

24話|鬼ごっこ

「本気でいくから本気で来てよね!」

ルオトは最初から完全犯罪なんて狙っていませんでした。

どちらか死ぬまで殺し合うつもりです。

緊迫感のある攻防を続ける2人。

しかしマシンガンだと距離が詰められず逃げられてしまいます。

足を撃たれ動けない樹にルオトは昔話を始めます。

「僕はイツキのその目が大好きなんだ。誰もそんな風に僕を見なかった!」

ルオトの母はずっと女の子を望んでいました。

そんな母からルオトはある日なんとなく奪ってみたくなったのです。

妹のリリはすごく綺麗な音を立て簡単に壊れてしまいます。

それから母はだんだんとルオトを避けるようになりました。

そんなルオトの渇きを一番長い時間満たしてくれたのがキャンディでした。

さすがに飽きた頃、ルオトは折り畳みナイフを手に入れます。

何度も何度も妹が死んだときのことを思いだし、またあの快感を手に入れたいと思うように。

「どうせなら綺麗なものを壊したい。」

その時出会ったのがアマリリスを弾く樹と穂乃花でした。

25話|選択

ルオトは学校からうさぎを持ち出し、河原で予行練習をしようとしていました。

しかしその時、偶然樹に会い声をかけられてしまいます。

ルオトは、「学校から逃げてきたみたい」と嘘をつき、ナイフをそっとポケットに隠します。

そして樹に「右と左どっちがいい?」と尋ねます。

片方にはナイフ、片方にはキャンディが入っていました。

(きっと樹は残してくれる)
(僕に一番”大切なもの”を。奪うか奪われるかを)

樹が選んだのは右ポケットでした。

「僕は樹にキャンディをあがて、イツキは僕にナイフをくれた。」

「樹が”このままの僕でいい”って言ってくれた。」

勝手な解釈でルオトは穂乃花を殺すと決めたのです。

話を聞いた樹は、足の痛みも忘れるほど怒り、ルオトから銃を奪い引き金を引くのですが弾切れで逃げられてしまいます。

「そう簡単に終わらせないよ。僕は6年間樹と遊ぶことだけを考えてたんだから。」

穂乃花が殺された時の樹の顔を見たルオトは、人を殺した時よりも何倍もワクワクしていたのです。

最終話|ギバーテイカー

ようやくルオトを追い詰めることができた樹。

「本当にバカみたいだ。こんな奴に殺されたなんて。」

「お前が死んでも穂乃花が戻ってこないなんて。」

樹はルオトにとどめをさそうとするのですが、その瞬間今井に止められてしまいます。

「殺してはダメです、倉澤さん。」

「殺したら呪縛から逃れられなくなります。」

そうなったら樹の頭の中で一生”貴志ルオト”が生き続けることになってしまいます。

そうなればルオトの思うツボ。

今井のおかげで自分を止めることができ、無事に生きたままルオトを捕まえることができた樹。

ルオトは3カ月の間で17人もの人を殺めていました。

妹と穂乃花を入れると19人もです。

これは大きなニュースとなり日本中を騒がす大事件として取り扱われました。

逮捕から4カ月後。

ルオトの精神鑑定を辞退するものもこれで5人目。

ルオトは”倉澤樹になら自分の全てを話せる”の一点張りです。

そうして2人はガラス越しにまた再会することに。

「久しぶりだね、樹。一つ聞きたいことがあるんだ。」

「僕はどうすればよかったのかな?」

人を殺すのが楽しくて奪うことが生きがいで、そういう人間なのだとルオトは言います。

決して治らないし、治ることも望んでいません。

これから先も自分の罪を反省することはないでしょう。

理解したくない樹ですが、言っている意味はわかるしルオトが嘘をついていないこともわかります。

しかし動物ではなく人間として生まれた以上、欲望は自分でコントロールしなければいけません。

「おまえはそれを諦め放棄した。私は極刑を望む。せめて命をもって償え。」

「貴志ルオト、もし生まれ変わることがあったら必ず私の所へ来い。人の心を持つまで叩き直してやる。」

ルオトの犯行は冷酷かつ残虐とみなされ、また矯正・更生の見込みは絶望的であるとして、死刑の判決が下されます。

津山聡美には懲役15年の求刑のところ、情状酌量が認められ判決は懲役9年に。

今井はリハビリの成果で歩けるようになり、樹も刑事に復帰することができました。

しかし樹はルオトのことは自分のせいだと責任を感じていました。

あの時、ナイフが入っているポケットを選んでいれば・・・と。

そんな樹に今井は聞きます。

「どっちだー。右か左選んでください。」

きょとんとしながら左を選ぶ樹ですが、今井はどちらの手にも同じソフトクリームを持っていました。

「私は右と左、どちらにもキャンディは入っていたと思いますよ。」

ルオトは樹に罪悪感を植え付け、自分の物語の一部に組み込みたかったのだと今井は言います。

なによりルオト自身が”変わらない”と言っています。

つまり樹が引き金を引いてモンスターにした訳ではないのです。

今井の言葉に気持ちが軽くなる樹。

「今井さんはやっぱりすごいなぁ!私結婚するなら今井さんみたいな人にしよー。」

今井にさらっと「しますか?」と言われ樹は赤面します。

その後、樹は捜査一課に昇進し今井と結婚。

子供もでき3人で仲良く手を繋ぎ歩いています。

ルオトの最後の言葉は母でもなく父でもなく樹に「ありがとう」と残しこの世からいなくなるのでした。

完結

感想

なかなか血生臭い最終巻。

ルオトと樹のリアル鬼ごっこはヒヤヒヤしました。

サイコパスなルオトの気持ちは全く理解できませんが、聡美には少し同情しました。

樹にとって最初からずっと辛い展開が続いていたので、最後少しでも幸せそうな姿が見られて良かったです。

漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪

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