ピンポン4巻ネタバレ感想です!
コーチ小泉との関係、周囲の実力、ペコへの複雑な気持ちなどでストレスを感じ姿を消すスマイル・・・
一方のペコは着々と成長していき・・・・!?

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ピンポン 4巻 ネタバレ

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小泉の制止を無視して、どこかへ走り去ってしまったスマイル。

しかし行き先にあてがあるわけでもなく、そのまま夜まで走り続けた彼は、自分の行ないがバカらしいものに思えて、結局、学校に帰るのだった。

時間はすでに深夜十二時を回っていたが、学校ではスマイルを心配する小泉が待っていた。

今回の逃亡劇で、小泉はスマイルの気持ちをちゃんと汲み取ってやれなかったのだと反省。

その後しばらくしてから、小泉はスマイルと一緒に練習終わりに遊園地に行こうと誘う。

選手に対して愛情を持って接することの大切さを改めて学ぶきっかけとなったようだ。

一方、ペコは大学での合同練習にも慣れて、メキメキと成長を遂げていた。
特に弱点であったバックサイドを克服するため、裏面打法という新たな武器を身につけるための特訓を行なっている。

しかし不安材料もあり、ペコは右膝にサポーターを巻いている。
今のところプレーに支障は出ていないものの、膝に違和感があるらしい。

こうして各々が練習を重ね、再びインターハイ予選の日が訪れる。
ペコの一回戦の対戦相手は、以前にペコとスマイルを破ったチャイナだった。

いきなりの強敵の戦いとなってしまったが、ここでペコは新兵器の裏面打法を披露。
チャイナを倒し、かつての雪辱を晴らすことに成功した。

このペコの急成長に、スマイルは驚くと共に、かつて自分が憧れていたヒーローが戻ってきたのだと、胸中で嬉しく思うのだった。

そんなスマイルは一回戦を難なく突破し、二回戦では海王学園の副将、真田と対戦する。

序盤こそ真田が持ち前のパワーで圧倒するが、スマイルは冷静に相手の弱点を観察。

そして真田の弱点を徹底的に突いて戦況を一気に逆転。
そのままスマイルの勝利に終わった。

その他、優勝候補のドラゴンも順当に勝ち上がり、スマイルと共にベスト4まで進出する。

しかし、ここでペコに思わぬアクシデントが発生する。
練習中から不安視されていた膝が故障し、動きに繊細さが欠けてしまっていたのだ。

それでもどうにかベスト4までは勝ち上がったペコだったが、膝の痛みから試合を続行出来るかも怪しい。
果たしてこのコンディションで、ドラゴンやスマイルと戦えるのだろうか。

感想まとめ

この巻で特に印象的なのはスマイルの周辺にいる人々の心情の変化でしょう。
スマイルはあまり感情を表に出しませんが、決して人間的な感情を持っていないわけではありません。そのことを示すのが三巻のラストから続いた逃亡劇で、彼の人間的な部分を垣間見せたのだと思います。

そしてこれが小泉たちにとっても、彼と人間らしく接する大切さを知る切っ掛けになったように思います。
スマイルを遊園地に誘う小泉や、あまり触れていませんでしたがキャプテンの大田など、スマイルを人間的に理解してくれる人が少しずつ増えていきます。
こうした周囲の変化が、スマイルの人間としての成長に繋がっているのでしょう。

ちなみにベスト4に残った最後の一人は、猫田という人です。
いわゆるモブ的な位置づけのキャラですが、名門海王学園の選手で予選ベスト4入りを果たしたのだから凄い人なのでしょう。

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