親愛なる僕へ殺意をこめて3巻ネタバレ

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3巻|ネタバレ

サイから送られてきた動画は家族と恋人、どちらを的にするか?といった内容でした。

すぐさま、父には電話で通報するように伝え、エイジは大学へと向かいます。

辿り着く前に眠気に襲われかけますが、腕に刃物を突き刺しそれを何とか耐え、無事に大学までたどり着くもすでにサイも京花に接触していました。

騒ぎにすればすぐさま京花に危害を加えられるだろうことからサイに従い車に乗り込みます。

ですがここまでは想定内。サイの目的が動画だと踏んでいたエイジは画像が入ったSDで取引を持ち掛けます。

しかしそんなもの何の興味もないと言うサイ。

「俺は君を殺すためなら他のことはどうなったっていいんだよ!!君は俺の中のLLを汚す存在!今から最も残酷な方法で殺してやる」

サイはLLの熱狂的信者で父の狂気を受け継いでいないエイジが只々憎いだけだったのです。

山奥へと連れて行かれた二人。まずはエイジから処分するようで、森の中の湖畔へ向かいます。

全裸で身動きが取れない状態でボートに縛り付けられ体にはたっぷりと蜂蜜をかけられます。

さらに、口からも大量のはちみつと牛乳を飲み込まされ、これによって引き起こされる下痢によって虫や寄生虫が体に群がってくると楽しそうにサイは説明します。

産み付けられたタマゴが孵化すると肉は食い荒らされ、壊死、そんな状態が長ければ2週間も続くのだと・・・

絶体絶命の状況に恐怖し泣き叫ぶエイジ。

そんな彼を救ったのは車で縛られている筈の京花でした。

車に残されていた彼女はライターが落ちてるのを見つけ、自分の手に火傷を負いながらも拘束ヒモを焼き切ったのです。

落ち木でサイの頭を思いっきり殴り、気絶させます。

すぐさまエイジを助け出し、拉致された車に乗り込みますが、意識を取り戻したサイに驚き、木に激突してしまいます。

再びエイジを殺そうとするサイでしたが遠くの方からサイレンが聴こえてきました。

「ははは、僕の勝ちだ」

エイジは万が一のことを考え自らの腕にGPS発信機を仕込んでいました。

つまり最初から時間稼ぎが狙いだったのです。どうしようもないダメなヤツを演じることでサイを騙しきり、警察の到着が間に合ったのです。

家族の方も無事のようで、事件は解決。

巻き込んでしまった京花にはB一の事を打ち明けます。

「君が好きになったのは”俺”じゃないんだ」

全てを知った京花は戸惑いを隠せません。

「少し考える時間が欲しい」

それが京花の答えでした。実はB一も普段はエイジを演じており、友人や京花は人格が入れ替わっていても何の違和感も無かったのです。

B一は数年間は盗聴器と監視カメラを部屋に仕込みエイジの癖や仕草を完璧にコピーしていたのです。

それはつまり、B一自身も入れ替わってる間の記憶が無いことを意味します。

京花は暫く考えた後、このまま答えを出すのは無理だから協力してB一の事を知ろうと言い出します。

人格が交代している間に京花がB一の事を調べエイジが戻ってきたときにそれを報告する。

それを聞いて安心したエイジは眠りにつき、目が覚めたのは5日後でした。

サイが逮捕されたことをきっかけに事件は解決へと向かっておりSKALLのメンバーも20人以上が逮捕されたようです。

ホッと胸をなでおろし京花元へと向かいます。

彼女はすぐにエイジに戻っていると気が付いてくれて、交代していた間の話を聞きます。

ですが目ぼしい情報は無く、B一に全て知ってることを話すとお互い無干渉でいるようにと言われたそうでした。

話し合いすら拒絶する態度でそれ以上は何も聞き出すことが出来なかったのだと・・・

それから暫くして精神科医を訪ねることを決心したエイジ。

しかしすでにその病院にはB一が訪れていました。

「今日は付き添いの女の子は一緒じゃないんですか?キョウカちゃんでしたっけ?」

何が真実で何が虚無なのか??

4巻へ続く

感想

まさか京花が嘘をつきB一と一緒に過ごしていたとは・・・

続きが気になる終わり方ですね。このまま治療を進めればB一という人格が消えることになるのでしょうか?

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