駆け足あらすじ
東西の実力者たちが集結する吉野大会は遂に準々決勝を迎える。
原田先生を筆頭に千早、太一と白波会からは４人が勝ち進む。
迎え撃つは新、須藤を初め元クイーンの猪熊
熱戦を勝ち抜き決勝の舞台にたったのはまさかのあの二人だった！⇒２０巻へ進む
ちはやふる｜１９巻あらすじ
99話～
準決勝、白波会は原田先生を筆頭に４人が決勝に残る快挙
太一は須藤と坪口は新と原田は村尾とそして会場がもっとも注目する。
千早と猪熊、それぞれの思いを掛けた対決が今始まろうとしていた。
猪熊を一言で語るならもっと感じが良くなった若宮（現クイーン）それほどの強敵を前にしても一歩も引かない千早。
ずっと左手でかるたをしていた事によって今まで苦手としていた位置への攻めもスムーズになり無駄な力も消えいていた。
徐々に千早はクイーンのように音の無いかるたへと近づいていく。
しかし対戦相手の猪熊も流石元女王という感じの良さを見せつける。
高低、抑揚、出身地のくせあらゆる事から読手の音をとらえるその耳はまるで現名人の周防のようでもあった。
100話～
それぞれが強敵と対峙している準決勝、白波会は４人全員が劣勢だった。
そんな時会場内に原田先生の声が響く！「間に合った！！」
原田先生から他の３人へ送られたメッセージ、先生が常に大事にしている攻めがるた「攻めろ！」その熱い思いを受けとたった３人は息を吹き返し始める。
千早は少しずつ猪熊の早さに追い付いていく。
あと少し、今度はセイム（同時）そして「ちはやぶるー」の札で遂に追い抜く！
千早が最も得意な札は実は猪熊（旧姓：千原）も最も得意な札だった。
女王時代には一度も取られたことが無かった”ちはや”を取られたことでペースを乱してしまい、そのまま千早が元女王に勝利するのだった。
坪口も新を相手に果敢に攻める！
かるた部顧問として負けるわけにはいかない！
最後は運にも助けられギリギリで新たに勝利した。
太一もそれに続いたものの、原田先生は一歩届かず惜敗してしまう。
準決勝は坪口が同会の千早に勝ちを譲った為、太一と村尾の対戦だけ行われる。
気負わない太一はこれまでと違った強さを見せた。
攻めるだけでなく守る。自分に合ったスタイルを見つけた太一は見事相手に勝利するのだった。
103話～
吉野会大会 Ａ級決勝
綾瀬千早 対 真島太一
同会どうしの決勝は新鮮味に欠ける試合が多いが公式戦でこの二人が対戦するのは初めてということもあり程よく緊張感がある空気が場を包んでいく。
すでに夜は遅くこの試合が終わるころには終電も無くなるであろうにも関わらず会場には多くの人が二人を見守っていた。
そして試合が始まる。
太一は千早ように普段とは違う配置に変える奇策を繰り出す。
千早も自分の長所を殺されないようにとさらにスピードを上げていく！
「出し切るんだ！お互いのかるたを！！」
二人の熱気は会場に居る全ての人を巻き込みどんどんと加速していくのだった。⇒２０巻へ進む
