青楼オペラ5巻のネタバレと感想を書いています。

茜が曙楼で慕っている遊女・葵と恋人・佐吉のお陰で重要な手掛かりを掴むことに成功。
少しずつ真相に近づき順調に進んでいたのもつかの間、葵と佐吉が曙楼内で死んでいるのが発見されて・・・!?

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ではここから5巻のネタバレを書いていきます!

青楼オペラ 5巻 ネタバレ

青楼オペラ5巻

「心中だって」

葵と佐吉の死を相対死だと思う内儀や周りのものたち。

しかし葵が伊勢屋潰しの真相を知りたがっていたことや、佐吉と幸せそうだったのを知っていた茜は「心中なんてするはずがない」と言います。

その時、若旦那が事情を聞きつけて現場にきます。

女郎から銀製の平打ちを借り、佐吉の口の中に突っ込みます。

すると銀の色が黒色に変わります。

これは服毒の証。

刺された傷も心臓一突きだったことから玄人の仕業だと推理します。

『誰が殺したかのなんてそんなの決まってる。』

佐吉は屋敷を突き止めた時、逆に後を尾けられており、身元を知らされた警告とばかりに殺された。

細田屋と組んで伊勢屋を潰し葵と佐吉を殺した黒幕は”中村安芸守忠篤”、一昨年抜擢された勘定奉行。

茜は親の仇のためにうかつに巨大な相手に近づいて大切な人たちを巻き込んでしまったことを後悔します。

『私のせいだ。私が葵さんと佐吉さんを死なせたんだ。』

茜は葵と佐吉の死がきっかけですっかり塞ぎこんでしまいました。

親の仇を討つのはもう諦めようと弱気になっていた時、若旦那はあえてきついことを言い茜を奮い立たせます。

そんな時、葵の部屋で伊勢屋の番頭が残した帳簿を発見します。

これには中村が勘定奉行の任に就く前後から複数の商人たちとの間で怪しい動きがあったことが書かれていました。

さらにそれに疑いの目を向けていた「御目付」は当時目付であった茜の父だと知ります。

永倉家と伊勢屋の件はつながっていて、邪魔な父に罪を着せて消したのは中村だと確信します。

弱気になっていた茜ですが、再び仇を討つ覚悟を決めます。

完全復活した茜はさっそく若旦那に文を送り店に誘います。

「今宵は帰しんせん。」

二人はその夜添い寝をします。

翌朝、茜は若旦那に別れを告げます。

それは若旦那を失いたくないという想いからの決意でした。

「お別れしんす若旦那。どうかお達者で。」

一方的に別れを告げられ納得のいかない若旦那は諦めることができず何度も茜に会おうと押し掛けてきます。

しかし茜の決意は固く絶対に会おうとしません。

代わりに幕府の重心である三橋に仇討ちの味方になってもらおうと考える茜なのですが、そううまくいくはずもなく・・・。

誰の手も借りずに敵の懐に入り込むには自分の客にしなければならない。

1年待って自分の客にしようと考えるのですが、それは利一が許しませんでした。

ある日、考え事をしながら夜道を歩いていると道を間違い変なところに迷い込んでしまいます。

茜が困っていると若旦那が現れ手をひき本通りまで連れて行ってくれます。

若旦那は茜を抱きしめてキスをします。

「見てろよ。すぐにお前の蚊帳の内に戻ってきてやる。」

別れた人に甘えることはしない!

そう思う茜ですが、敵が大きすぎて誰にも味方になってもらえない現実をつきつけられてしまいます。

誰も頼れないならば、やはり1年の間に評判をとって中村の敵娼となって懐に入ろうと考えます。

装いを学び、稽古に励み、茜は努力を積みます。

そんなある日、とうとう若旦那が見世ごと一晩買い切ると言い出してきます。

さすがにもう茜の力では断ることができない。

困っていると、三橋と松坂屋から文が届きます。

内容は2通とも同じ、茜がまた若旦那の敵娼になれば仇討ちを手伝ってもよいとのことでした。

一体若旦那は何をしたと言うのか・・・。

そして当日。若旦那が一緒に連れて来たのは中村でした。

若旦那は身の安全を図りあえて中村御用達の札差になったのでした。

さらに三橋と松坂屋にも「利」を作り手を回していたのです。

「・・・お帰りなさんし。」

「今、帰ったぜ。」

青楼オペラ 5巻 感想

両親の仇討ちの為、どんどん真実に近づいていく第5巻!

父に罪をかぶせ消したのが中村だということが分かり、若旦那のおかげで近づくこともできます。

茜の誰の手も借りずに一人でやりとげようとする強いところは同じ女性として凄くカッコいいと思いました。

若旦那も毎回することかっこよすぎ!

二人のベットシーンはドキドキしてしまいました。

6巻の発売も今から楽しみですね♪

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