青楼オペラ6巻

青楼オペラ6巻のネタバレ感想を書いています♪

惣右助は茜の仇討ちのために三橋と松坂屋の協力を取り付け、黒幕である勘定奉行の中村の札差になって茜の元へと戻ってきて・・・!?

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ではここからは6巻のネタバレです♪

青楼オペラ 6巻 ネタバレ

惣右助、茜、三橋、松坂屋、利一郎が曙楼に揃います。

葵と佐吉を殺した黒幕は勘定奉行の中村だとわかった。

他の商人たちとも癒着し、賄賂を受け取っている。

それを目付けであった茜の父に気づかれ逆に汚名を着せた。

そして母諸共手にかけた賊も、中村の手の者に違いない。

それぞれの”利”がなんであれ、向かう先は同じならそれでいい。

三橋、松坂屋の力添えがあれば大きな前進が期待できる。

人は”利”で動くもの。

でも若旦那は、茜の側にいるためにそれだけの事をやってのけたのです。

一同は各々の”利”のため中村の尻尾を掴む事に。

各自解散をし、惣右助と二人きりになる茜。

「若旦那、わっちはしてもらうばっかりで何もお返しできんせん。それが心苦しくて・・・」

惣右助はそんな茜を抱き寄せ「ここにいてくれりゃあいい」と話します。

実は2年前から惣右助は茜に一目惚れをしていたのです。

一生手の届かない月だった茜。

まさか俺の腕の中で、俺の目を見て、俺の名を呼ぶこんな日が来るなんて。

たとえ一時でも一緒に居られれば充分。

そのくらい惣右助は茜の事を愛していたのです。

そんな中、茜を含む5人の振新が舞を披露する催しをする事に。

うまく踊れない茜は上手な紫に教えて欲しいと頼むのですが、紫は茜をライバル視している為教えてくれません。

茜と紫はお互いが良い刺激になりどんどん磨かれていくのですが、他の3人は良い気がしませんでした。

前日、紫が何者かに出会い頭に跳ね飛ばされ足を怪我してしまいます。

「平気じゃ!わっちは舞台に立ちんす!」

心配する茜ですが、紫は素直に好意を受け取ろうとしません。

一人部屋で休んでいると利一が煎じ薬と軟膏を持ってきてくれ手当をしてくれます。

そんな利一に心惹かれる紫。

振新舞当日、紫は足が痛いはずなのに周りには平気な顔をして舞台に立ちます。

催しの時間が迫る中、茜は何者かに監禁されてしまいます。

茜の姿が見えず周りはざわざわ。

紫の足を怪我をさせ、茜を監禁するように仕向けたのは舞姫の内の一人・亀菊屋の仕業だったのです。

紫は囚われている茜を探そうとするのですが、時が迫り舞台が始まってしまいます。

茜の分まで目立てて嬉しいはずなのに、悔しい気持ちでいっぱいの紫。

するとどこからか茜の声が聞こえてきました。

声のする方を見上げると茜は2階から派手に登場。

監禁された部屋をなんとか抜け出す為、窓から庇伝いになんとかここまで来たのでした。

2階から飛び降りる茜を受け止める惣右助。

後日、舞を見ていた上州池田藩・藩主、幸綱が曙楼にやって来ます。

茜を見初められ、ゆくゆくはお国元に連れ帰りたいとの考えでした。

大名に根曳かれるなんてなんという玉の輿、と周りはざわつくのですが、茜本人は困っていました。

震えながら御前へ行くのですが、人違いだと言われてしまいます。

幸綱は”あの舞で最も目立っていた者”と言っただけで茜ではなかったのです。

幸綱が一目惚れをしたのは舞が最も上手であった紫だったのです。

紫は御前に行き頭を下げ断ります。

「わっちのような者がだいそれたお方のお側に上がるなど恐れ多くて・・・」

しかし幸綱は紫のその慎ましさを益々気に入り、国元に帰るまで1年近く猶予があるからそれまでに心を決めると良いと話します。

本当なら嬉しいはずなのに、喜べないのは紫が利一に恋をしていたからでした。

そこで紫に疑問が生まれます。

なぜあの男は曙楼に来たんじゃ?

大事な姫(茜)が客を取るのを間近で見たいものじゃろうか?

そんな時、茜と利一が仇討ちについての会話をしているのを聞いてしまいます。

物音で紫に会話を聞かれてしまったと気づいた茜と利一は・・・!?

⇒7巻へ続く

感想

今巻は紫や若旦那の過去など、サイドストーリー的な話が多く描かれています。

本編としては大きく進んではいませんが読み応えはあります!

利一に恋している紫が可愛くて意外な一面が見られたのも良かったです。

7巻では紫ちゃんの動きが気になりますね。

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