凪のお暇4巻

最近発売された凪のお暇4巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!

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自分自身を見つめ直すはずが、隣人・ゴンへの気持ちが深まるにつれて、心乱れる凪。
元カレ・慎二の言葉をきっかけに、ゴンへの気持ちを整理しようと目覚めた凪ですが・・・!?

4巻|ネタバレ

「マジでスベってんなよっ。」

そう言った慎二の声は少しかすれていて、頬をつたうのが凪にはまるで涙に見えました。

ゴンといると空気がおいしいと思っている凪に慎二は指摘します。

「おまえ、その空気のうまみだけのために、空気読んでやってくんだ?」

慎二には、凪がゴンといることで自分の時間はないがしろにして、空気読んで、見たくないものには蓋をしているようにしか見えないのです。

凪はムキになって「空気読んでない!」と否定します。

凪と慎二は、周りの人が注目するほど口論になります。

近くにいたうらら親子が凪に気づき、うららは凪を守るために慎二を威嚇します。

過呼吸になりかけていた凪は、うららに救われます。

アパートについてからもうららは凪から離れませんでした。

その様子を見たうらら母は、凪を自宅のお風呂に誘います。

凪はうららの家のお風呂にゆっくり浸かりながら思います。

あれ、私こんな風にゆっくりお風呂に浸かったのいつぶり?

お風呂から出ると、うららが眠たい目をこすりながらすりよってきて、凪の膝の上で眠ってしまいます。

あれ、私、こんな風にうららちゃんの顔見たのいつぶり?

ご飯まで頂くことになる凪。

あれ?私どのくらい台所に立ってないんだっけ?

ゴンと会えない時間は、目を閉じて耳を塞いで毒虫みたいに丸まった生活をしていた凪。

自分の時間をないがしろにしていたことに、ようやく気づく凪。

慎二の言葉がカッときたのも図星をつかれたからでした。

うらら母に話を聞いてもらう凪ですが、自分とうらら母が根本的に違うことに気づきます。

ちゃんと自立をしているうらら母に比べ、凪は自分の足でどこかに行くなんて今まで一度も考えたことがなかったのです。

そんな自分と決別するために、かつてゴンと一緒に行った海へ自分の足で行くことに。

とにかく私は、自分の運転で海に行かなくちゃいけない気がする。
今すぐ!!

凪は自転車を購入し、真夜中に海へと向かいだします。

しかし走り出して数十分で迷子に。

転倒し膝を怪我して、さらに携帯の充電も切れ、途方に暮れる凪。

不安になりながら暗い夜道を歩いていると、一見さんお断り感がひしひしと伝わるスナックを見つけます。

勇気を出して凪がお店に入ると、お店のママとスタッフが助けてくれました。

事情を知ったママは、美味しいご飯を食べさせてくれ、携帯の充電と周辺の地図もくれ、応援してくれます。

人の温かさを感じ、凪はもう一度海を目指しペダルをこぎ始めます。

絶対辿り着くぞ、海!!
おまえは絶対変われないなんて、もう二度と言わせない!見てろよ慎二!

生まれて初めて自分の意思で、目的地の海へと辿り着いた凪。

ゴンというキラキラフィルターなしで眺めた海は、本当に普通で、むしろ汚いとさえ思いました。

だけど、空気はとても美味しいのです。

道中であったスナックの人達が言っていたように、遠くに行ったところで何かが変わるなんてことはありませんでした。

自分の意思で、自分の運転で、目的地に辿り着けたという事実だけ。

でも今の凪はそれだけで充分なのです。

ゴンは害悪ドラッグ?

あなたといると私はダメになる。

老若男女問わず、何人もの人に言われてきた台詞でした。

凪が旅を終えて諸々を噛み締めているその時、ゴンの部屋は修羅場でした。

「ゴンゴンは私にとって有害なドラッグだったみたい。だからもう断つの。」

付き合っていた子の一人、モルちゃんに別れを告げられるゴン。

この子もまた壊れちゃったな。
あんなに笑ってくれてたのに・・・。

みんなから「ゴンはずるい」と言われるゴンですが、ゴンなりに悩んでいました。

正直、エッチにしてもゴンは究極しなくていいし、全然好きじゃありません。

ただいつも目の前にいる子が気持ちよさそうなところを必死で探って、全身全霊かけてする奉仕に近いエッチは疲れるのです。

しかしエッチを望んでる子が目の前にいたらしてあげたいし、笑って欲しい。

ゴンにとっては、おもてなしの延長線上でした。

「モーゼの海割り」と通り名のついているゴンですが、結局誰一人自分を選んでくれません。

百害あって一利なしの通過点として、一線引かれて終わり。

かわいい、面白い。から優しくしたい。
それだけじゃダメなのかなぁ。

そんな中、ゴンは凪にも別れを告げられます。

別れの理由は今までの人と同じ。

だけど凪はゴンを「害悪ドラッグ」ではなく、「ちぎりパン」みたいな人と例えたのです。

かじるたびワクワクして、おいしくて幸せで、これ以上食べたら太っちゃうのにやめられないからです。

「美味しいならバッサリ切る必要ある?」と腑に落ちないゴン。

凪はもっと分かりやすいように「妖艶で魅力的な女子中学生」のような存在なんだと力説。

「それは絶対食べちゃダメだ。お縄だし身を滅ぼすよ。」

女子中学生という例えに、納得のゴン。

凪ちゃんて面白いな、本当に。
もしかしたら凪ちゃんは壊れないかもしれない。
だとしたら俺、凪ちゃんの通過点にはなりたくないなぁ。

慎二にかけられた呪い

慎二の凪への執着は夢にまで出てくるほど。

ヤッたんだよな。
アイツあの男(ゴン)と間違いなく。

慎二へのダメージは想像以上で電車の中で涙を流すほど。

とにかくもう会わなければいい!
そしたら呪いは風化して腐ってくのみ!

もう会わないことを決意する慎二。

しかし他の女の子としている最中でさえ、凪の影がチラつくのです。

それはとうとう、ごわっともじゃっとした凪の髪の毛の手触りを感じるまでに。

恐怖に感じていると、凪が自ら会いにやってきました。

凪は慎二の家の冷蔵庫に小分けをしていたぬか床を取りにやってきたのです。

凪は突っ張り棒持参でドア前回にして上がり込み、満面の笑みでお礼を言います。

「おまえ!俺がどんだけ毎日必死に・・・!悪魔か?鬼だな!もう来んなブス鬼!」

凪を追い出す慎二ですが、凪の顔色が良くなっていることに気づき、どうしても気になってしまいます。

それから凪の夢は連日続き、さすがに絶望します。

もしかして一生呪われ続けるのか?

そんな時、慎二のタイプの女の子が異動してきて・・・?

5巻へ続く

感想

慎二の言葉でゴン依存を脱出できた凪ちゃん。

とりあえず、凪を心配していた私としては安心しました。

クズ男だと思っていたゴンですが、今回ゴン目線のエピソードを見たことで少し見る目が変わりました。

この人は本当に悪気はないんだろうなぁ・・・。

今回の流れで行くとゴンは凪に初恋の予感。

誰にも愛されないと嘆いているけど、凪ちゃんは無意識に異性を振り回してるんだよな。

上記で書いたネタバレの他にも、坂本さんの話や番外編などが収録されています。

面白いのでぜひ漫画も無料で読んでみて下さいね(*ノωノ)

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