『未』成熟5巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を説明しています。
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下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
前回、大倭から千暁への告白メールを盗み見た継母は、キャバクラに押しかけ千暁を無理矢理辞めさせる暴挙に出ました。
そんな中、千暁の妊娠騒動勃発!?
快陽とのセフレ関係や大倭によるレイプと、父親が誰かわからず不安を覚える千暁に対し、快陽は自分の子だと断言し結婚を申し込みます。
そして自分の抱えるトラウマを千暁に打ち明け・・・。
ではここからネタバレです!
5巻|ネタバレ
(お願いお願いいないで)
そう願いながら妊娠検査薬を使う千暁。
結果は”陰性”。
ストレスが原因で生理が遅れているだけで、妊娠はしていませんでした。
継母に怯えながら過ごす10ヶ月を耐えられる自信がなかった千暁は、正直すごくホッとしていました。
ホッとしている自分に罪悪感を感じ落ち込む千暁に、時人は無条件に味方し励ましてくれます。
気持ちが軽くなり力をもらえた千暁。
その夜、千暁は父に「これからもキャバクラで働かして欲しい」と頼みに行きます。
継母には反対され、成すすべがなかった千暁ですが、大倭が助け舟を出してくれます。
そのおかげもあり父親も許してくれまたお店で働けるように。
継母は自分の思い通りにならなかったことが気にくわず、イライラが募っていました。
(みんなして千暁、千暁、千暁、なんなの!?)
(あんたはどこまであたしのものを奪ってくの!?)
大倭は千暁に「諦める」ことを宣言します。
「そのうち千暁より好きになれる子見つけるし。だから俺を弟に戻してよ!」
大倭は千暁を自分の人生から失いたくないのです。
千暁は大倭のことを許し、2人の間のしこりはなくなります。
千暁を諦めた大倭ですが、快陽とのセフレ関係は続けて欲しくないと思っていました。
「あいつとのセフレ関係早く解消して欲しい。千暁には本物の幸せ掴んで欲しいから。」
”本物の幸せ”とは、をぐるぐると考える千暁。
自分を大切に出来ていなかったと気づいた千暁はある決断をし、快陽に「大事な話がしたい」とメールを送ります。
しかし一週間たっても未だに快陽からの返事はありません。
時人やママとまた一緒に働けるようになったし、生理も無事にきて、継母の嫌がらせも止んでいます。
大倭とも本物の姉弟に戻れそうだし、おばあちゃんを失くした悲しみも和らいできていました。
平穏な毎日、だけどそこに快陽がいないのです。
元気のない千暁に気づいたママは、「勇気を出して進みなさい」と千暁の背中を押します。
千暁は勇気を出し自分から快陽に会いに行きます。
快陽は顔色も悪く、痩せていて、元気がないように見えました。
話しも聞かずにとにかく千暁のことを抱こうとする快陽。
千暁が「セフレ関係を解消したい」と告げると、あっさりと「いいよ」と言うのですが、「でもせっかくだし最後にしとこうよ」と最低な発言をします。
思わず快陽の頬をひっぱたいてしまう千暁。
「ごめん・・・でも快くんなんか変だよ。少し痩せたし。何かあったんじゃ・・・」
快陽は頑なに「なにもない」と言うのですが、明らかに小さい頃千暁を突き放した時の表情と似ています。
その時、快陽の携帯に父親から電話があります。
快陽の母親が手首を切ったと言うのです。
千暁は快陽と一緒に母親の元へ。
(前は快くんがあたしをおばあちゃんの元へ送ってくれた。一緒にいてくれて心強かった)
(今度はあたしいがそばにいるから)
快陽の母親は昔から精神的に脆く不安定で、入院が必要なほどの状態でした。
しかしベッドの空きがなく日中は叔母が、夜は父と快陽で母親のことを看ていたのです。
快陽は寝不足でしんどいはずなのに、気が張っているせいか上手く眠れない日が続いていたのです。
家には病院で処置を受けた母親と、母の行動を責める父親がいました。
快陽の母親は昔のような面影はなく、すっかりやつれてしまっていました。
母親は千暁に気づくと喜んで話しかけてきます。
「千暁ちゃん!面影あるわっああでもこんなに美人になって!あっ初江さんはお元気?」
千暁は母の精神状態を考え、おばあちゃんは元気だと嘘をつきます。
そして千暁は母の為に手料理を振る舞い、少しでも力になりたいと思い泊っていくことに。
母に献身的な父を見て復縁したのだと思っていた千暁ですが、快陽から復縁はしてないしこの先もすることはないと聞きます。
「お父さんはお母さんに、愛はなくなったけど情はあるんだと思う。俺に対しては罪悪感かな。俺を見捨てて親戚の元へ送ったことへの。」
そこには歪な家族のカタチがありました。
(あたしにもわかる)
(でも快くんはたった1人で・・・)
快陽は今までにないような表情や態度で千暁にお礼を言います。
「千暁ちゃんがいてくれて良かった。・・・どうお返ししたらいいのかわかんないな。」
千暁は添い寝をお願いしてもらうことに。
ドキドキの千暁でしたが、快陽はずっと張りつめていた糸が切れたのかすぐに眠ってしまいました。
翌朝、4人で朝食をとっていると、母のかかりつけの病院から「ベッドの空きが出た」と連絡があります。
喜ぶ父ですが、母はとても悲しそうに見えます。
千暁は少しでも元気づけたいと、以前時人が結んでくれたリボンで髪を可愛く結ってあげます。
そして春色のリップグロスをつけ、春になったらお花見に行こうと約束します。
母は涙を流しながら喜びます。
「あたし心の病気なのよね?治したい。今心の底からそう思えた。ありがとうね、千暁ちゃん。千暁ちゃんはまるで女神様だね。」
帰り際、千暁は快陽に抱きしめられます。
あんなにぐっすり眠れたのも、母が明るく笑っているのも、千暁のおかげで久しぶりに見れたからです。
「ホント・・・千暁ちゃんは女神さまだよ。」
それから2人はよくメールをするようになり、さらに旅行の約束まで。
快陽が好きすぎて想いが叶うのを期待して、遠ざけられて、傷ついて、ずっとその繰り返しでした。
また踏み出してゆくのは怖いけど、確実に快陽は近くなっています。
(いいのかな、今度こそ期待してみても)
そんなある日、アキ指名で初めてのお客さんがやってきます。
女性週刊誌の記者を名乗るその男は、何かにつけて因縁をつけしまいには千暁の身体を触ってきました。
大げさにしてはいけないと思いつつも、千暁は耐えられなくなり拒否してしまいます。
男はママに「こいつを解雇しろ」と言い怒って帰っていきました。
(また煩わせてしまった)
(あたしのせいで・・・)
時人に家の前まで送ってもらうと、そこにはママが呼んでくれた快陽がいました。
姿を見付けた瞬間、すごくホッとして、泣きそうになります。
(どうしよう、恋しくて恋しくて胸が焦がれる)
千暁は嫌なことを上書きするように、快陽に優しく愛してもらいます。
その後、快陽は心の内を明かしてくれました。
「千暁ちゃんにはちゃんとした健全な男を選んで欲しくて、冷たくして距離をとってた。のに・・・気づくと甘えてしまってた。」
昔、突然千暁を突き放したのも母親の病気が原因でした。
あの頃の母は”妄想性障害”という病気で、父の浮気を信じ込んで誰彼構わず浮気相手だと決めつけていたのです。
会社の人、近所の人、叔母、そして初江おばあちゃんや、千暁まで・・・。
そんな母親を見られるのが恥ずかしくて、千暁を傷つけるのが怖くて、あんな風に突き放したのです。
「ごめん、もっと違う方法もあったはずなのに。結局はすごく傷つけたよね。ごめん・・・。」
11歳の快陽はどれほど心細かったのか。
行き場のない感情を閉じ込めて、どれだけ苦しかったのか。
千暁は何もしてあげられなかったことを心の中で何度も謝ります。
快陽はずっと母や従姉の男に対する執念とか欲望など暴走する姿を見てきました。
女という生き物が怖くなり、信じられなくなりました。
正直、恋愛も結婚も普通にちゃんとできる自信がありません。
「こんな俺を知って手に負えないって思うのが本音なら、俺のこと切り捨ててくれていいよ?」
しかし千暁にその選択肢はありません。
全てを知ったうえで快陽のそばにいることを望みます。
「快くんじゃなきゃ嫌だよ。」
快陽は涙が止まりませんでした。
千暁は今までの分まで全部受け止めるように抱きしめます。
6巻へ続く
感想
ようやく今巻で快陽くんの謎が解けました。
幼い頃、千暁を突然冷たく突き放した理由、これまでの人生のバックグラウンド、胸の内を知り、私まで辛い気持ちになりました。
千暁への冷たい態度も、快陽くんなりの葛藤があってのことだったのですね。
千暁の妊娠疑惑でどうなることかと思っていましたが、鬱展開にならなくて本当よかった。
今まで辛い展開が続いていた分、今回は色々救われる部分が多く気持ちが楽になりました。
本当の意味で繋がった2人が、次回からどうなっていくのか楽しみです♪
漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね(*^▽^*)