凪のお暇7巻無料

凪のお暇7巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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親類の結婚式に出席するため、凪の母が上京。
母から彼氏を紹介するように言われた凪は、桃園と同棲していると嘘をつくことにしますが、偽デートの日に現れたのは慎二で!?

37話|凪、知る

突然の慎二の登場に汗だらだらの凪。

現状を把握するために一旦トイレへと駆け込みスマホをチェックすると、桃園からの着信とメールがびっしり。

そのわけは、今朝桃園は足の骨を折ってしまい入院することに。

バブルのママから慎二と凪が昔付き合っていたと聞いた桃園は、彼氏の代打の代打を慎二にお願いしたのです。

諸々事情は理解できた凪ですが、今日までのシミュレーションが全て白紙だと知ってテンパります。

いくら慎二が人心掌握に長けているからといって、母の疑り深さと目ざとさをそんな付け焼刃で乗り切れるはずがないからです。

しかもせっかく会話を少なくしようとショーを選んだのに、慎二は行き先を勝手に水族館に変更。

魚だけじゃ間がもたなくて絶対ボロが出ると思っていたのに、凪の予想に反し母はすごくはしゃいでいて楽しそう。

母はいつも清廉潔白で厳しくて正しくてめざとくて死角がなくてちゃんとしている人だと思っていた凪。

しかしそれは全て凪の頭の中で勝手に大きくしていたイメージにすぎなかったのです。

実際の母は、娘の彼氏のスペックに心躍るようなごく普通の人間だということに気が付きます。

それに気づいた凪は、急に嘘をつくことができなくなってしまいます。

「ごめん全部嘘!あの人私の彼氏じゃないし私の仕事も決まってない。今日のこと全部嘘!」

38話|凪、おモチを食べる

凪は、本当のことを母に全て打ち明けます。

しっかり向き合っておかないと一生変われないと思ったからです。

凪の住むボロ屋を見た母は愕然としその後怒鳴り散らします。

子供の頃の凪なら即号泣したでしょう。

しかし母が人間だと知ってしまった今、凪は恐れずに正直に全てを話して向き合おうとします。

母の身勝手な発言についつい爆発しそうになる凪。

しかしうららやバブルのママたちが心配して突撃してくれたおかげで、自分の気持ちをちゃんと伝えることが出来ます。

母とまるごと解りあうのは無理かもしれませんが、もしかしたらいつかきっと・・・。

なんて甘い夢を見ていたのはいつの日だったでしょう。

凪は今、実家近くの公民館の庭で雪かきをしています。

39話|凪、北国に帰る

なぜ凪が今地元の北国にいるのかというと、はじまりは祖母からの一本の電話でした。

東京から帰る途中、母が足を酷く痛めたそうなのです。

祖母に助けを求められた凪は様子を見に地元に帰ることに。

しかし実家についた瞬間、凪は気づきます。

あれ?話違くない?
お母さん傷浅くない?

祖母の大歓迎に絆されて、動線に馴染みのある実家に足元を絡めとられて、あれよあれよと日々のルーティーンに組み込まれ2週間がたちます。

そして厄介な要因の1つ。

あの日、本音をぶつけてから一貫して母がしおらしいのです。

高圧的なとこが全くなく、全然喋らないのです。

母がごく普通の人間だと知ってしまった今は、このいたましさといじましさが新たな吸引力となるのでした。

そんなある日、凪は高校の同級生3人に偶然再会します。

クラスのヒエラルキートップトリオの彼女たちは、無邪気に話しかけて来て悪びれなく当時の凪のことをディスります。

自分の見たくない根っこがどんどん露呈していく凪。

一人焦っていると坂本から小包が届きます。

中身はノートパソコンとマウス、ポケットワイファイが入っていました。

メモに書いていた通りにパソコンを繋ぐと、坂本とスカイプで繋がることができます。

かつてあんなにしんどかったインターネットを介しての繋がりが、今は凪にとって一筋の光となるのです。

40話|凪、初恋を自覚する

社会人を経験して実家に戻って凪は初めて気づいたことがあります。

祖母は昔からよく褒めてくれますが、凪を褒める時母を落とす癖があるのです。

そしてもう一つ気づいてしまったことがあります。

母はお暇前の凪に酷似しているのです。(べったり笑顔を張り付けて誰にも大事にされない感じとか)

母の実態を知れば知るほど辛くなる凪。

大人になって見るとさらに気づくのは、子どもの頃はただの酔っ払いだと思っていた寄り合いのおじさんやおばさんのパワーバランス。

おそらく地元での立ち位置はずっとこのままスライド式。

雑用を押し付けられている母は、おそらくここでずっとあぶれ続けた人。

母という人間を知れば知るほどいじましさと愛しさがごっちゃになり、なんでもしたくなってしまう感情はもはや恋にも似ていました。

そんな中、凪は床下収納にあった母の夢ノートたるものを見つけてしまいます。

ノートには夢ポエムがびっしり。

そして東京タワーをバックに母と凪と同じ髪質をした男の人が写っている写真が挟まってありました。

実は母は昔夢のためだと地元を飛び出し、少しだけ東京で暮らしていました。

悪い男に騙されて20歳の頃とんぼ帰りしたのだと祖母から聞いた凪はハッとします。

私だ、私ができたから
こんなにノートにびっしりだったお母さんの想いを白紙にした

私が、私のせいでお母さんは48年間もここで・・・

スカイプを通じて凪の元気がないことに気づいたゴン。

心配したゴンは、考えるより先に飛行機に乗って北海道へ。

その時、エリィのなぞなぞの答えにようやく気付くことが出来ます。

40.5話|凪、露知らず

凪に恋をしていると自覚したゴン。

衝動的に北海道へやってきましたが、凪の実家の住所を知らないことに気が付きます。

みすずに電話して教えてもらおうとするも、スマホを落として運悪く壊してしまいます。

その頃、慎二は桃園から凪が北海道に帰ったと聞きます。

そして凪を迎えにゴンが北海道へ飛んで行ったことも。

自分だったら無理だと単純に驚きの慎二。

例えば俺がゴンくんだったらとか1ミリでも頭をかすめることが不毛
どうせ届かねえし響かねえもん、1ミリも

一方、スマホを失ったゴンは、行くあてもお金もないのでひとまず今夜はネカフェを宿にすることに。

カップラーメンを食べながら自分の生き方のぼんやりさをしみじみと実感しています。

俺が我聞くんだったらこんなのパパっと解決できちゃってるのかも

自分が他の誰かだったらと考えたのも、ヤキモチを妬いたのもこれが生まれて初めてでした。

目の前にいる人に誠実だけど、目の前にいない人に不誠実だと言われていたゴン。

でも今なら分かります。

願わくば今この時、凪ちゃんがあの真っ黒な目をしてませんように、とゴンは願うのでした。

41話|凪、グレる

母の夢いっぱいのノートはまるでパンドラ。

開いてしまったあの日を境に凪は人生で初めてグレました。

よせばいいのにまた読んでしまい負のループ陥る凪。

夢ポエムはびっしりですが、何度読んでも夢がなんなのか明記されていません。

お母さん私と居る時本当はずっと諦めた夢に思いを馳せてたんじゃないかな
かわいそう、私のせいで
ごめんね、ごめんなさい

飲まなきゃやってられず、毎朝二日酔いです。

この罪悪感から逃れる方法は、このままここでずっと・・・。

そんなことを考えながら凪が雪かきをしていると、岩井さんのとこのマーくんに声をかけられます。

マーくんは小さい頃遊んでいた近所の子供です。

毎日根雪に果敢に挑んでいた凪なのに、今日は勢いがないのを見て気になっていたのです。

「凪ねねがすごい果敢だったからいつか根雪バーンって砕けんじゃないかって、したらそれ見たいなって思ってみてた。いつも。」

その夜、凪は酒をごきゅごきゅ呑みながらネットで自分と似たような心境の人を探します。

人生つらい人達の書き込みを見て心の安定を図ろうとする凪。

しかしこういう繋がり方は向きすぎて向いてないと散々思い知ったはず。

これはダメだと凪は生身の人間と話そうとするのですが、こんな精神状態で話せば向こうに汚れが感染してしまうと諦めます。

ちょうどいい誰かを探していたところ、スカイプに慎二から承認リクエストがきていることに気が付きます。

一方、慎二も雑に扱ってもいい丁度いい奴と喋りたいと思っていました。

ダメ元で凪に「今話せる?」と送ると、まさかの「うん」。

しかも凪の方からスカイプがかかってきます。

凪はびっくりするほどべろべろに酔っ払っていました。

「慎二と繋がれて嬉しい。慎二にはなんでも話せちゃうっていうか、ゲボ吐いてるのに近いくらい汚い自分も見せちゃってるから何かもういいかなって。」

テンション的には慎二も似たようなもんでした。

北国ライフは根深くて毎日ぐるぐる腐ってると話す凪に、慎二はいつものノリで缶ビールを開け乾杯します。

「今夜もかわいそうな自分に酔っ払ってんだ?おつかれやーーす!」

言った後で慎二は、市川に向けての言葉を凪で代用して発散していることに気づきます。

凪は慎二の言葉をあっさりと肯定し認めます。

「そうだよ、かわいそうな自分に酔っ払ってる。だってかわいそうな自分って超かわいいもん。悲劇のヒロインておいしいいもん。」

まさかの返答に驚きを隠せない慎二。

しかし凪はこのやり口はダメだと分かっています。

酔っ払うのは今日で最後、今日はその弔い酒なのです。

こんなに酔っ払っている凪を初めて見た慎二。

みっともねえ、俺といたあの日のあの子はどこへ
でも今のこいつと話すの意外となんか結構・・・

そんな慎二の気持ちなんて露知らず、画面の前で爆睡の凪なのでした。

感想

お母さんを普通の人間として見れるようになった凪を見て少しホッとしたのも束の間、今度はおばあちゃんの呪縛にかかってしまい北海道へ。

凪ちゃんのお母さん身勝手で自分ファーストな人だと思ってたけど、周りの環境や人がそうさせていたのだと今巻を読むとわかります。

田舎あるあるの環境になんだか他人事だとは思えなくて辛くなりました。

慎二のひねくれ具合も、恋心に気づいたゴンも、この先どうなっていくのか楽しみです!

ネタバレでは省略している部分も多いので、ぜひ漫画の方も読んでみて下さいね♪

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