マンガ、恋する母たち3巻のネタバレや感想を紹介しています。
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マリと丸太郎の恋の行方
露天風呂に浸かる2人はこれまで我慢していた分を全てぶつけるように求めあいます。
マリが妻子持ちだと言うことも十分理解したうえで丸太郎は覚悟がある。と宣言してくれました。
ですが旅行から帰ると夢の世界からは一気に目が覚め、現実に戻されます。
これまで色々と相談していた杏からは息子の試験前に不倫旅行をするなんて。と批判され、自分のやましさを紛らわせるためにキツく当たってしまいます。
実はあの夜、一線を越える直前で子供たちの事が頭をよぎり、好きな人に抱かれたら二度と子供たちの元へ戻れないのでは?と不安が過り、とどまったのでした。
丸太郎と子供たちへの想いに板挟みされるマリ。
そんな時、学校から連絡が入り、同学年で息子だけが落第したと言われます。
丸太郎にうつつを抜かしている状態では無くなり、マリは彼に別れを告げるのでした。
心のよりどころを無くし、家庭環境も最悪。
夫には自分の血が入って頭の悪い息子になってしまったとまで言われてしまいます。
流石に溜まりかねたマリは吹っ切ることを決め、息子にも無理して学校に行かなくて良い。と言います。
吹っ切れたことで少しスッキリしたマリですが、夫は対照的で
「それならせめて、夏休み中に転校先の学校を探す、もしくわ海外に留学するのはどうだ?」
と今だに学歴を気にする姿にほとほと愛想をつかすのでした。
杏と夫の結末
疾走した夫が与論島に居るという情報を得た杏は夏休みを利用して彼に会いに行くつもりでした。
なんの偶然か、優子の夫は与論の出身で、優子らも家族で与論に行くとのことだったので、同行させてもらうことになります。
夫の情報を教えてくれたのは、夫の駆け落ち相手の元旦那さんでした。
出発前にどうしても話しておきたいことがあるらしく、話を聞きに行きます。
「彼は現在、島でガイドをしながら娘を育てています。しかも8年前からの記憶が無いと言ってました。」
子供がいると言うだけでも衝撃ですが、彼は記憶喪失になってると言うのです。
現在は石渡 慎吾という名前では無く、港 洋一と名乗っているそうで、家族円満に暮らしていると・・・
記憶喪失を鵜呑みには出来ませんが、その後も探りを入れた限りでは嘘をついてるようには見えなかったらしく、不安を抱えたまま島へと向かいます。
その途中、夫と駆け落ちした相手、由香と連絡が付き、記憶喪失となった事件の話を聞くことが出来ました。
実は駆け落ちした夫でしたが、その思いは由香の方が強く、ずっと妻の元へ帰りたがっていたのだそうで、その日も帰る、帰らないで喧嘩をしていたのだとか。
もみ合ってるうちに夫が崖から落ち、頭を撃った衝撃で目を覚ました時には記憶を失っていて、怖くなった由香は島から逃げ出したのだそうです。
これはもう本人に直接会って確かめるしか無く、翌日、島に着いた杏は夫の慎吾に島のガイドを頼みます。
待合場所に向かうと、そこに居るのは確かに夫で何故か涙が溢れてきました。
”なんで涙が?怒りでも落胆でもなく”
その後も優秀にガイドを務めてくれる慎吾。最後に彼が転落した崖を見せてもらいに行きます。
その場所で過去の記憶が本当に無いのか問いかけると一つだけあると慎吾は言いました。
「時々、遠い記憶の奥に女性を感じることがあるんです」
どこの誰か、どんな女性か、顔すらも思い出せないその相手をまだ愛してるのかもしれない。手をくしゃくしゃと動かしながらそう語る慎男。
その手の動きはしょっちゅう杏の頭をくしゃくしゃにしていた動作そのものでした。
帰り際、妻が居ると言うのに慎吾は杏を食事に誘います。
夜遅くなら家を出れると言うのでそれまでに、優子に話を聞いてもらいました。
優子の夫も慎吾の事を少し調べてくれたようで、記憶喪失というのは本当でした。
とは言え、失踪した経緯や今日の行動から「彼はダメな人間だ」とハッキリ言われます。
話を聞いてもらったことで夫への未練を払拭し、彼に過去を打ち明け離婚届を付きつけます。
”もうこれで二度と慎吾に関わることは無い”
整理が付き、少し心にゆとりが出来た杏ですが、運命のいたずらはまだ終わらないのでした。
3巻の感想
杏の夫は中々壮絶な人生で、彼女の気持ちを考えると胸が締め付けられる思いでした。
いい思い出だけ残して、ある日突然いなくなるなんて・・・杏が今だに夫のことを想っていた気持ちが痛い程分かります。
一応は決着がついた2人でしたが、最期にはまだ縁が切れていないような布石がありました。
もしや夫が記憶を戻すのでしょうか?今は別の家庭がある彼が下す決断はどんな内容なのでしょう。
3巻にはこの後、優子と部下の不倫話があります。
サバサバしているイメージの優子ですが、一回だけで終わらすつもりがドンドンと不倫を重ねていき、ズブズブの関係にまで発展してしまっていました。
4巻にはその行方が描かれているので気になる人はこの方法で続きを読んでみて下さい。