37.5℃の涙11巻のネタバレと感想を書いています!
今回収録されているのは「子供の泣き声は騒音か?」、「あの過ちを二度と繰り返さない」全編後編、「小雪がつなぐもの」の4話となっています。
ネタバレより漫画が読みたい方は、無料で読む方法も紹介しているので下の記事を参考にして下さいね♪
ではここから11巻のネタバレです〜♪
11巻|ネタバレ
家庭環境が原因でうまく笑えなかった桃子ですが、持ち前の懸命さで子供の心を掴んでいきます。
朝比奈との交際も順調で仲間とも絆を深めていく中、病児保育の現場では!?
子供の泣き声は”騒音”か?
シングルマザーの市井さんは3人の元気な男の子がいます。
ある日、子供の騒ぎ声にしびれを切らした隣のお爺さん(剛田さん)が怒鳴り込んできました。
「子供が言うこと聞かないのは父親がいないからじゃないのか?シングルマザーだかなんだか知らんが自分の子供も躾られないなんて恥ずかしい母親だな!!」
リトルスノーの新田が市井家に行った時には、あのうるさいくらい元気だった子供達はすごく静かになっていました。
母を剛田から守るために静かにしていたのです。
新田はその現状を知り納得がいきませんでした。
「あいつら自分ちで笑ったり話したり普通のことができなくなっちまってるんだぜ?なんかそれっておかしくねぇ?」
新田は仕事終わりに剛田の家へ。
昼寝用の耳栓をプレゼントし本棚の位置を変えるように提案します。
「子供達も親のために静かにしようと頑張ってんだからさ、爺さんも頑張れよ。」
子供に恵まれなかった剛田さんは、今まで子供と触れ合う機会がありませんでした。
だから新田や子供たちをみて初めて人を想ったり守ったりできることを知ります。
母親の大変さも知り”シングルマザー”を侮辱したことを後悔し反省します。
剛田は市井さんに謝りこれからは子供達とも遊ぶようになるのでした。
あの誤ちを二度と繰り返さない
吉森麗華ちゃん6歳。
名門私立幼稚園に通っているお嬢様です。
38℃の熱が出たので桃子が行くのですが、母親(吉森)が厳しい人で体調が悪いのにもかかわらず麗華に大量のドリルをやらせようとします。
「病児保育を利用しているのを他人に知られることは恥なので、誰にもここに来たことは公言しないこと!!」
桃子は仕事が終わった後もモヤモヤしていました。
あれ?なんかこの感じ前にもあったような。
桃子は以前の姉・香織と櫻子ちゃんを思いだします。
そんな中、香織に誘われ櫻子ちゃんの誕生日パーティーへ行くことに。
場違いな桃子に攻撃してくるママ友たちもいましたが、香織の妹だと知り態度急変。
会場には吉森親子も来ていました。
櫻子と麗華は同じ幼稚園だったのです。
吉森さんはママ友から”働いていること”に対して嫌味を言われていました。
「しょうがないわよ〜吉森さん働いてるもの〜。香織さんのホームパーティーだっていつも欠席だものね。」
入園式にみんながいるところでパソコンを広げて仕事していた吉森は、一部の専業主婦の人たちから目をつけられてしまったのです。
もし吉森が病児保育を利用していることが知られたら”子供と仕事どっちが大事なの?”と言われるに決まっている。
だから病児保育を利用していることは隠したかったのです。
「だから麗華にはしっかりしてもらわなきゃいけないの!私が働いてるから成績が悪いなんて周りに言われたくない!!」
しかし麗華はそんな母のことが嫌いになりパーティー会場から逃げ出してしまいます。
事情を知った香織と桃子はとても他人事だとは思えず必死で探します。
吉森さんはちゃんと麗華ちゃんを愛してる。
私が言っても余計なお世話かもしれないけど少しでも二人が話すきっかけになれば・・・。
麗華を見つけ出すことができた桃子ですが、麗華はママの元には帰りたくないと頑なに嫌がります。
そこで朝比奈は、病児保育後の吉森さんからのお礼の手紙を麗華に読み聞かせます。
そこには麗華のことを想っている母の気持ちが綴られていました。
母が自分を大切に想っていることに気づいた麗華は会いに来た母に抱きつきます。
間違いに気づいた吉森も謝り親子は仲直りすることができます。
「麗華ね一生懸命なママだーい好き!!がんばれ!!ママ!!」
続きは漫画で♪
感想
今の世の中、子供の声を騒音だと思っている人が多いようですね。
保育園を建てるにあたって住民が反対しているとか、子供の声にクレームがくるから外ではあまり遊ばせないようにしているとか聞いたことがあります。
昔は子供は泣くのが仕事だと言われていたのに、なんだか切なくなります。
今巻では桃子の姉も再登場し、二人の関係がとてもよくなっていて嬉しかったです♪
ネタバレでは書ききれていませんが、最後は朝比奈さんの元奥さんの母の話です。
ラストの引きが気になって仕方ありません。
漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪