ドクムシ The Ruins Hotel 6巻ネタバレ

ドクムシ The Ruins Hotel が完結したので早速、読んでみました。

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25話から最終話|ネタバレ

リンの身体に服を着せて自分の死体に見せかけた。

そんなことが出来るのは一人しかおらず、そのミチカの予想通り、現れたのはエミでした。

絶望的な状況、せめて死ぬ前に謎解きさせて欲しいと言うミチカの要望にエミもうなずきます。

これまでの事を整理するかのようにミチカは話ます。

蟲毒のきっかけとなったエミの吊り下げ事件が自作自演だったことや、出入り口の鍵を増やし水を捨てたことで蟲毒に誘導したかった。

そんなことを話ます。それ以降の死体の処理や、メンバー達の誘導も緻密に計算されつつも、時には大胆に使えるモノは全て使い、この蟲毒をどうしても成功させたかったのです。

それには暗い過去がありました。

「レイジはブイさんだけじゃありません。私もレイジなのです」

性格にはスギウラ・レイジ本人ではありませんがここで言うレイジとは蟲毒の生き残りという意味です。

バトデラの蟲毒、そして廃校の蟲毒、世に知れ渡ってる蟲毒はこの二つだけです。

しかし、それ以外にもう一つ、世に明るみに出ていない蟲毒があったのです。

その生き残りがブイとエミでした。

少し昔の話、エミは子供を産んですぐに亡くしてしまったことがありました。

辛い現実を受け止めきれず、まだ生きていると錯覚し連日、動くことのない子供の世話をするエミに夫は愛想を尽かします。

子供も夫も失い空っぽになったエミに声を掛けたのが、あの教団でした。

エミに娼婦紛いの役割を与え、いい様に利用されますが、自分に役割りがあることで理性を保つことが出来たエミは、素直に従います。

そんなある日、スギウラレイジに殺されたマリが身ごもっていた、子供が奇跡的に生きていることを知らされ、今後はその子の母になるように言われます。

運命のいたずらか、その子はマリの失った子と同じ月齢で、生まれた子でした。

我が子が生き返ったかのような、思えたエミはそれを生きがいにします。

同じころ、廃校での蟲毒でミチコを失った教団は後追い自殺者が続出し、警察も介入したことで幹部たちも逮捕されます。

エミは何とか逃げ延びた教団員たちとひっそりと山奥に住んでいました。

あの時、預かった子はトワコと名付け、すくすくと成長しています。

教団員たちは心の拠り所としてトワコを祀り上げ、お供え物を頂くこともしばしば。

そんな頃、教団員たちの団結力を確固たるものとするべく、トワコに蟲毒の試練を受けさせようと言う話が出てきます。

エミにそれを止める力がある筈も無く、気が付けば、廃校で娘のトワコと一緒に閉じ込められてしまっていたのでした。

協力者として教団員を一人潜り込ませ、協力者として手助けして貰ったおかげで、たくみにドクムシを操り、生き残っていきます。

しかし、日に日に弱っていくトワコ。残るドクムシは後一人となり、無事に始末し残るは協力者の教団員とエミが死ぬことで蟲毒は完成します。

ですが、いざ自分の死を目の前にした教団員が死にたくない、と言い出し、2人の言い争いをトワコに聞かれてしまうのです。

それでも強行的に蟲毒を完遂させようとするエミを止めたくて、トワコが身代わりになります。

大怪我を追ってしまったトワコでしたが、今ならまだ監視している教団員たちによって助けられるかもしれません。

死に渋っていた協力者を殺し、自らも命を断とうとするエミでしたが、さっき殺したと思っていたドクムシがまだ生きていました。

そのままその最後のドクムシであったブイは、隠し通路を使い逃げ出したことで蟲毒は失敗に終わり、教団員たちもトワコを見限り、見殺しにします。

最愛の我が子を救えなかったエミ、ふと一枚だけ残った2人が写る写真を見ると、トワコの顔がおぞましく変化しています。

”地獄に落ちた者は生前の写真が全て苦痛の表情に変わる”

そんな言い伝えを信じたエミは我が子を救うため、自らが地獄に落ちる為、この蟲毒を行ったのでした。

全ての話を終えて、ミチカを殺し、エミの蟲毒は完成します。

「さあ私を殺せ!地獄に連れて行け!!」

完成した蟲毒の呪いで自らを呪うエミ、ですが無常にもその思いは届かず、異変に気が付いた警察に保護されてしまいます。

かなり混濁した状況ではあったものの、命に別状はなく、殺人の証拠もそろっていることから、かなりの期間服役することになります。

後日、エミが持っていた娘の写真を刑事が見てみると、そこには満面の笑みでほほ笑む、可愛いトワコが写っているのでした・・・

―完―

最終巻の感想

なかなか今回のコドクも壮絶でした!

我が子を想った母親の暴走から始まった今回のコドク、エロとバイオレンスが絶妙に融合していて、面白かったです。

前作同様、今回も全6巻でダラダラ間延びしないところも良かったですね。

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