ピーチボーイリバーサイド2巻ネタバレ

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4話から7話|ネタバレ

ミコトが鬼との闘いを始めようとしていたその時、サリーもまた覚醒したモモの力で鬼と戦っていました。

筋力に自身がありそうな鬼のパンチを片手で受け止めるサリー。

その危うさに、鬼も全力を出すつもりのようで、最期の切り札である鬼砲を撃ちます。

先にあるモノ全てを消し飛ばす、強力な技、だったのですが覚醒したサリーには、傷一つ付けることが出来ないのでした。

成すすべなくなった鬼を斬り伏せ、サリーは意識を失ってしまいます。

ミコトはと言うと、サリーが戦っていた鬼よりもはるかに格上の存在と思われる鬼と戦闘を開始します。

辺りに無数の目玉を浮遊させ、それらすべてがその鬼自身となる、まさに不滅の技を使われます。

その鬼はかなり用心深いようで、すでに援軍の要請もしていました。

半刻ほどで駆け付けるようですが、ミコトに焦りはありません。

「そんなに長く生きてられるとでも?」

その余裕は口だけでは無く、気を飛ばして浮遊していた目玉を全て、叩き落します。

残された最後の手段は鬼砲を撃つことですが、全くよけようとしないミコトに全力で放つも、傷を負うことなく、受け切ります。

「終わり、ですね」

鬼の力の源である角と目を破壊しその場を去ります。

暫くして目を覚ましたサリーはホーソンに連れられて、地下牢へ行きます。

そこに捕らわれていたのは、ミコトが力を奪った鬼でした。

農民の証言から、サリーが殺した鬼と一緒にいる所を見たようで、処刑が検討されていたのです。

ですが、角を切り落とされたその鬼は、ただの女性にしか見えず、本人が目を覚ますまで、ホーソンの一存で匿っていたのです。

もし暴れ出せば、普通の騎士では歯が立たないので、サリーに見張りを依頼したのでした。

ホーソンが席を外したことで、タヌキ寝入りをしていたその鬼を起こし、話を聞きます。

本人も鬼の力を奪われたことに気が付き、恨めしさのあまり、ミコトの名前を出します。

それを聞いて、サリーはすぐさまミコトを追いかけないと、と牢を出ようとしますが、鬼がこのまま処刑されるのも一興だと、自暴自棄になるので、そのまま連れて行くことにします。

事情が事情だけに、脱獄という形になったので、当然、兵士たちに追いかけられてしまいます。

報告を受けたホーソンも駆け付けますが、フラウに撃破させ、そのまま逃げて行こうとします。

しかし、その時!”ゴォオ”というものすごい鬼砲が放たれ、王国が消え去ってしまうのでした。

国を消し去った犯人は、蒼面鬼と呼ばれる、最上位クラスの鬼でした。

既に鬼の力を失ってしまった元仲間には興味が無いらしく、サリーたちと一緒に始末するつもりのようです。

しかし、手を下す寸前に皇鬼という別の鬼から連絡があったようで、そのまま帰っていきました。

一行はとりあえず、近くの村を目指すことにします。

ホーソンが顔なじみだと言うこともあり、何とか亜人付きでも宿を取ることが出来たので、ホッと一安心。

鬼は名前が無いようで、このままだと不便なので、フラウがキャロットと名付けます。

一先ず、表立って歩くことが出来る、サリーが取り急ぎ必要なモノを買いに行くことにしたのですが、街でミコトと再会します。

サリーが旅に出て最も感じたのは、異種別への差別でした、ミコトと話すことで、自分が何をするべきなのか、見出したサリーは、差別を少しでも無くす旅をしたいと宣言します。

前とは違い、強い意志をもった彼女の姿を見て、ミコトは満足そうにその場を去っていくのでした。

ミコトと別れたサリーが宿に戻ると、ホーソンの部下が訪ねてきていました。

実は、国が消滅する少し前に、魔法使いによって転移させられたらしく「助けてやったんだから働け」と言われますが、怖くなって逃げ出してきたのだと言います。

同じように転移させられて部下は、あと2人ほどいるらしく、捕えられていると思われる、西の森の魔女の住処まで向かうのでした。

3巻に続く

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