アルスラーン戦記|1巻ネタバレあらすじ
「ヤシャスィーン(突撃)」の号令とともに一斉に敵に突撃する騎兵隊
その圧倒的な戦力は敵を蹂躙し無敗を誇る無敵の軍団
そんなパルス軍を率いるのが王 アンドラゴラスだ。
負け知らずの王は今回も大勝を収め凱旋すると民は歓喜を上げた。
そんな屈強な父を持つ息子がアルスラーン殿下だ。
彼は父の面影はちっとも受け継いでおらず剣の稽古をすれば痛いとすぐに弱音を吐きまだ初陣も迎えていない子供だった。
だが彼には父であるアンドラゴラス王には無い優しさがあった。
とある日、捕虜として捕まえてきた少年に人質に取られてしまうアルスラーンだが結局その者を処刑することは無かった。
事件を起こした張本人たちも無罪とするなど王族としてはありえないほど寛大な心の持ち主なのだ。
そんな事件から早3年が経過しアルスラーンは14歳で初陣を迎えることとなる。
相手はルシタニア軍
対するパルス軍は王や大将軍、万騎長の称号を持つものが8名とかなりの大戦力
勝利は確実なものと思われた。
しかし途中、アルスラーンが懸念していた通り天候が悪化し辺りは濃い霧に包まれてしまう。
視界は遮られ相手の姿は全くと言って良い程見えない。
そんな中、万騎長の一人ダリューンが王へと進言した。
「これは敵の罠です」
しかし100戦練磨で知られるアンドラゴラスに退却という2文字は無く王の反感をかったダリューンは万騎長の任を解かれてしまう。
この男こそ大将軍を叔父に持つパルス国でも5本の指に入る戦士なのだ。
叔父のヴァフリーズ一つ懸念があるようでダリューンに何があってもアルスラーンの味方でいてくれと念を押すのだった。
視界は晴れないものの万騎長のカーラーンが偵察したところによると断層も窪地も無い平地が広がるだけ。
パルス軍最大の攻撃力を発揮する突撃が行える地形だ。
王の激昂の後全軍「ヤシャスィーン」の号令とともに地響きが巻き起こる!!
アルスラーンも武功を上げようと最前列にて出陣していたのだが目の前に現れたのは穴!?
深さはそれほどないものの視界が遮られているので兵士は次々と穴に落下する。
その底には油が流されておりほどなくして大量の火矢が放たれる!!
軍は隊列を乱し容赦なく弓の雨が降り注ぐ
アルスラーンは何とか一命を取り止めるが周りに兵の姿は無い。
そこに現れたのは敵である筈のルシタニア軍を引き連れたカーラーンだった・・・
大将軍ヴァフリーズは混乱の中でも冷静だった。
甥であるダリューンにアルスラーンを探すよう伝え自身は王に退却するよう進言した。
はじめこそ渋っていた王だったがこのままでは王都にまで攻め込まれると言うと退却の指示を出す。
その情報はすぐに戦場に広がりこれまで忠誠を近い今なお前線で戦っている万騎長らに影響を与える。
「もはや誰のために戦うのだ」
ヤル気を亡くした騎士たちと王は援軍を引き連れて帰ってくるという騎士対立する始末で完全に負け戦となる。
その頃、アルスラーンはカーラーンと剣を交えていた。
何とか凌いでいる者のこれ以上は持ちそうに無い。
その時!!立ちはだかる兵士たちをモノともせずなぎ倒す騎士、ダリューンが駆け付ける。
あっという間に形成は逆転しカーラーンを討ち取ることは出来なかったが王子の無事を確保するのだった。
一方、退却した王は待ち伏せしていた伏兵にと遭遇する。
ヴァフリーズが討ち取られ追いつめられる王の前に現れたのは仮面の男だった・・・
アルスラーン達は完全に味方と分担されてしまいこのまま王都へ帰ることは出来ないだろう。
そこで近くの山に住むダリューンの友人を訪ねることにする。
”ナルサス”アンドラゴラスによって王都を追放された人物なのだが数年前、三国同盟が領土に侵入した折りに一人の兵士も使わず同盟軍を退却させた実績の持ち主なのだ。
この戦はパルス始まって以来の大敗で実に国軍総兵力の半数を失ってしまうのだった・・・
アルスラーン戦記1巻の感想
この漫画の舞台はイラン周辺のことらしいですが全く知らない歴史で面白いです。
どの時代のどの国でも武将みたいなのは居るんですね♪
王はかなり詰まれている状況でしたが生き残っているんですかね?
まさかの2巻でアルスラーンが王になるという急展開が待っているのでしょうか?
続きも描いていきますので是非読んでみて下さいね。