累14巻ネタバレ

累がついに完結しました。

最終巻は怒涛の展開でまさかの最期を迎えます。

漫画版を読みたい人は無料で読むことも出来るのでこの方法を使ってみて下さい。

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ネタバレの前に登場人物が多いので簡単に紹介しておきます。

  • かさね:宵(よい)役
  • 五十嵐:暁(あけ)役
  • 羽生田:脚本家、いざなが好き
  • いざな:かさねの母
  • 海道凪:いざなの想い人
  • 野菊:かさねの妹
  • 朱磐:日紅が創られた村

117話から最終話までのネタバレ

五十嵐が演じた宵に触発され自らが醜い姿で舞台に立つと言い出したかさね。

ですが羽生田に猛反対されます。

「お前が素顔で照明の下に現れたらそれは演劇では無く見世物だ!!」

結局、主演女優であった咲希も消えたので”暁の姫”は上演を取りやめることとなります。

一方、野菊はかさねに言われた通り母の過去を知る人物を訪ねていました。

そこで聞いた話は2人は本当に仲が良くてまるで姉妹のように寄り添って生きていたという事でした。

もうすでに野菊にかさねへの殺意はありませんでした。

それからしばらくして羽生田に呼び出されたかさねは母の残した手紙に度々登場する”海道凪”について聞かされます

羽生田がまだ11歳のころ、朱磐に考古学者としてやってきた男、それが海道でした。

彼の研究目的は朱顔料として伝わる日紅を見つけることです。

当時いざなも日紅の事を調べていたのを知っていた羽生田は彼女ことを口を滑らせてしまいます。

何とか名前や住所は伏せることが出来たのですがその日から羽生田を通して海道といざなは文通をはじめます。

日紅の情報交換が主な内容でしたが次第にいざなは海道凪を愛してしまっていたのです。

しかしある日、海道はいざなとは別の女とキスしているところを見てしまいます。

それがいざなが最初に顔を奪った女でした。

いざなと同じ家、同じ年に生まれたその女の名は槻浪乃。

醜いいざなが存在を消され育てられた一方で器量が良かった浪乃は愛されて育ちまさに伝説の巫女と鬼女そのものでした。

育ての親が死んだことをきっかけにいざなは浪乃を殺し顔を奪います。

愛しの凪にただ一夜の契りを交わすと朱磐の炎とともに忽然と姿を消します。

浪乃を殺してしまったからです。

しかしいざなの想いを知っていた羽生田はいつかまた美しい女性の姿で凪の元へ現れると考えます。

その予想は的中しますがいざなの計画通りには行きませんでした。

というのも羽生田が顔の交換のことを仄めかしていたので全てを凪が知ってしまったのです。

全てを終わらせるため凪はいざなを朱磐へと連れて行きます。

いざなもまた、凪の気持ちはどう頑張っても手に入らないと悟り、自ら焼身自殺することを決めます。

そんな時、事態に気が付いた羽生田が駆け付けます。

炎に包まれる廃屋からいざなを救い出そうとしますが凪に邪魔をされ助けに行くことが出来ません。

しかし燃えて崩れてきた木材に凪が押しつぶされたことでいざなを救い出すことが出来ました。

愛する人を失ってしまったいざなが凪の面影を求めて海道与に惹かれるのは自然な流れでした。

誰の眼にも映らない母の本当の姿をずっと見続けてくれていた羽生田にかさねは感謝するのでした。

母の手紙にはかさねの事も書かれていました。

醜い筈の宵に自分を見たいざなですが結局それを明かす勇気がありませんでした。

なので自分と同じ容姿で生まれてきたかさねの未来も想像できませんでした。

しかしある時、かさねに将来の夢を聞いてみると「女優さん」と言ったのです。

いざなは娘に口紅を託すことを決め、羽生田にも言葉を残しのでした。

かさねは決意します。母が無しえなかったその先の果てに何が見えるのかを・・・

野菊に口紅を渡し、かさねは宵役として舞台に出ることを決めます。

初めての稽古日、かさねはその姿をみんなの前に晒します。

ですが顔を変えている時のような自信は無く自分のことを拒絶する身体は一つの台詞すら声に出来ませんでした。

そんな最悪な初日の稽古でしたが羽生田の助けもあり何とか形になり始めます。

周りの対応も徐々に変わってきますが羽生田はどこか納得していないようです。

いよいよ初公演の日、今回の上演期間は僅か3日間ですが良くも悪くもそれが話題となり客の入りは上々です。

幕が上がるとそこには雨野の姿もありました。

彼にいいところを見せようとするかさねですが稽古とは違いまるっきりダメな演技で終わってしまいます。

帰り際の雨野を追いかけて自分の中にはニナも咲希もいるが彼女らにはこの醜い姿では届きよう無いと言います。

それに対して雨野は「消えた女優など追うものではない」と吐き捨てるのでした。

自分の無様な演技しか見せられなかったかさねは狂いそうな悔しさを抱きます。

その雰囲気は今までの彼女とはまるで違う様に見えました。

羽生田はそれを感じ取り千秋楽にかさねだけのシーンを追加します。

自分の醜さを、無様さを認めたかさねは鳥肌ものの演技を見せます。

観客にはその姿が醜くも美しく見えました。

熱狂する観客。

人生史上最高の喝采の目の当たりにした羽生田は早くも次回作に意欲的です。

打ち上げの前に会いに野菊と会う約束しているというかさね。

そこには全てを知った丹沢紡美がいました。

ニナの無念を晴らすため、彼女は野菊を刺し、口紅を使いかさねの姿を奪ったうえで自殺します。

永久交換されたかさねは紡美の姿となりかさね殺害の前科と年老いた肉体だけが残されたのでした。

あとがき

やっぱりこの漫画ややこしすぎてネタバレあらすじには向きませんね・・・

まったくこの漫画の面白さを伝えれていない気がします。

感情の部分をどうしても表現できずに本当はもっと面白いので是非、漫画版も読んでくださいね。

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