漫画、食糧人類が完結したのでその最終巻である7巻のネタバレあらすじを紹介しています。
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53話から最終話
ナツネが了承したことで山吹が彼を食べ始めると辺りには無数の赤ん坊が誕生します。
それはすぐさま成長していき、ナツネの姿へと変わっていきます。
生まれ続ける赤ん坊に対して山吹は徐々にその体の体積を減らしていき最後には全てがナツネの身体と同化するのでした。
そうして無尽蔵に増えたナツネは軍を成して母体が居る部屋へと突撃します。
体を半分にされてもさらに増えるそれに母体は歓喜の声を上げます。
その声は世界中に響き渡りすでに散っていたバケモノたちを呼び戻す効果があるようです。
まるで空を覆いつくすかのような数が施設に押し寄せます。
ですがそこにナツネが居る場所は施設の最深部。
集まったバケモノが全て入ることは出来ずに飢えたもの同士の共食いが始まります。
でも母体は「それでいい」と考えていました。
増殖種たるナツネさえいれば母体は絶滅の危機から逃れることが出来ます。
このまま共倒れになる前に人類を元のレベルまで回復させようと考えたのです。
バケモノの考えは人類にとってもありがたい選択でした。
このまま地下の扉を閉めることでバケモノたちを閉じ込めることが出来る。
外に残されているバケモノも共食いを繰り返しているのでそのうち絶滅するだろう。
しかしそれにはナツネが未来永劫、地下でバケモノに食われ続けなければならないことを意味しいていました。
「そんなことは絶対にダメだよ」
少ない時間とは言え、伊江にはナツネを置いて自分だけ助かるつもりはありませんでした。
ですがモニターに映るナツネが口パクでこう言います。
「し・め・ろ、じゃあ・・・またな」
その瞬間、伊江は彼の思いをくみ取り、扉を閉めるスイッチを押すのでした。
ナツネのおかげで人類の危機はさり、伊江は日常を取り戻すことが出来ました。
今はカズと二人暮らしをしており、特殊清掃の仕事をしています。
世の中は何事も無かったかのように復興が始まり、3年も経てば元の生活が戻ってきました。
おぐっちゃんは施設での出来事を本にし、それが大ヒット。
今では時の人となりメディアに引っ張りだこです。
そんな日常でも伊江はナツネの事を忘れることはありませんでした。
”今でも彼は施設の地下で奴らに食われ続けてる”
そう思うと居てもたってもいられなくなり、カズに置き手紙を置いて施設の場所まで向かいます。
既にそこには建物の面影は無く、自衛隊が大規模な爆撃を行ったことで全てが吹き飛び地下は土砂に埋め尽くされていました。
一人でその土砂をどける作業を永遠に続ける伊江。
既にどれほどの時間が経ったのか、彼は髭がボウボウに生えまるでホームレスのような風貌になっています。
ですがいよいよ体力も限界となり、倒れてしまった伊江。
しかし目を覚ますと、さっきまで倒れこんでいたのに誰かに担がれていることに気が付きます。
そこに居たのはナツネでした。
「アイツらは俺が根絶やしにした」
意識がもうろうとする中、夢か真か、そんな話を聞きます。
ナツネはブリオン病という死に至る病気を使いバケモノたちを殺しました。
ストレスを受け続けながら再生することで異常ブリオンが発生する体質になったナツネは何世代にもわたって自分を摂取させることでそれを感染させていきます。
無限の苦痛を味わいながらもその思いが届き、ついには全滅させたのです。
それと同時に山引も復活したようです。
2人は同化状態にあったようでその必要が無くなったのでもとの状態に戻ったのです。
一通りは無しを終えると2人が姿を消したのと同時に伊江は目を覚まします。
すると身に覚えのないバス停で目の前には自分を心配して探しに来てくれたカズが居ました。
”さっきのは夢だったのか”
肩を落とす家がふと下に目線をやると”またな伊江”とあの日と同じ言葉のメッセージが掛かれていました。
それを見た彼はニコっと笑みを浮かべ、意気揚々とカズと暮らす自宅に帰るのでした・・・
最終巻の感想
最後は何だかグチャグチャな展開で現実離れしすぎな内容でしたが一応完結してくれて良かったと思います。
この作品は絵がきれいなので伊江が一人で大穴を掘っている風景なんかは凄い迫力でした。
合間合間にはなんだか気になる描写も有ったのですがその真意は筆者には分からずもう少し時間を置いてからもう一度読み返してみようかなと思います。
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