デビルズライン13巻(最終回)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
紆余曲折を経て帯広にて再会した2人は、性交渉トレーニングという試練を経て強い絆で結ばれました。
一方、鬼に対する世間の風当たりが強くなる中、クイーン隊により首相官邸が占拠されてしまい・・・!?
菊原が告げる戦慄の真実、クイーンの計画の全貌、そして政府の中で暗躍する者たち。
菊原との対峙の中で安斎はある決断を迫れる!
ついに完結です!
63話|クーデター
職員15名を人質にとり首相官邸に立てこもるクイーン隊。
職員と”池袋事件”の真相を人質に、クイーンは政府に5つの要求をします。
1、ここ最近で成立した鬼関連の方を全て撤廃すること
2、鬼の行動指針を廃止し我々と共に作り直すこと
3、ヒトの鬼狩りから鬼の身を守る為、当面は日本各地に鬼の保護地区を設置する事
4、鬼が将来的に社会で安全に暮らしていけるよう、総理の口から鬼とヒトが平等に人間であることを宣言すること
クイーンの要求に、国会議事堂にいた政府の面々はざわつきます。
その場には臨時総理・厚労大臣・祖父江もいました。
一方、菊原と対峙する安斎。
安斎は幼い頃オンロの地下で見た恐ろしい記憶を全て思い出していました。
菊原が言った一字一句全てを。
「これで俺も少しはあんたと対等に会話ができるか?菊原桐郎。」
”対等”という言葉が腑に落ちない菊原。
安斎は所詮愛情に恵まれて育った人間だからです。
「お前は本当にこっちには来れないのか?お前を守るために迎えに行くと言ってくれる人間がいる。お前はきっと愛されている。」
その時、ゼロナナとキューちゃんが現れます。
ゼロナナの顔を見るなり菊原は銃を撃ちます。
その頃、李のネット配信を見たつかさは、これは李の言葉ではないとすぐに気づきます。
「言わされてる人に。首相官邸の占拠をしてる人ですか?何のために李さんにこんなことさせて・・・。」
今の鬼に足りないのは結束間と自己肯定感だと白瀬は話します。
それを少しでも高め、要求が通った時、鬼も社会の変化についていけるようにしておきたかったのです。
李は目立つしクイーンとも少し外見が似ています。
メッセージを発信するには適任と判断したのでした。
つかさは、要求を全て通すのは難しいと思っていました。
鬼が生きやすい社会になって欲しいと願ってはいますが、武力を行使するテロで日本が変わるとは思えないのです。
白瀬もつかさと同じ考えでした。
武力とは行使するものではなく抑止力となるものです。
今回の交渉の材料の一つが武力でありそれを率いるのがクイーン、協力しながらも平和的活動のみを行う李ハンス。
「私たちは今日誰も殺さない。殺すとしたらむしろ警察が我々をだろう。」
つかさは今何が起きていて何がこれから起きるのか全てを教えてもらいます。
祖父江は正義感が強く密かに鬼にも理解があり、臨時総理の候補にも入っています。
隙のある要求を政府に出し、総理となった彼がそれについて会見する機会を作り、そこで彼は政府のやってきたことを全て話す予定です。
つまり、池袋事件の真相をバラスのはクイーンではなく、現状我が国のトップということに。
社会に受け入れられるかはさておき、ヒトと鬼が台頭に人間であることを宣告するのです。
クイーンのテロは収束し彼らが逮捕され罪に問われた場合の恩赦の検討も口にする予定です。
クイーンたちの作戦はどこまでうまく行くのか分かりませんが、今日の事は日本中でそして海外でも取り上げられるでしょう。
「今日滅ぶのは鬼ではない。」
今日滅ぶのはヒトの番です。
64話|シックス
ゼロナナを撃った菊原に対し怒りが収まらない安斎。
「ゼロナナはお前を守ると、迎えに行くと言ってた。それはお前が優鶴に求めてた家族愛じゃないのか!?」
菊原の中で優鶴とゼロナナは同じでした。
ゼロナナが自分を見る目を見ていると、優鶴を思い出すのです。
「ゼロナナの顔など見たくもない」と言う菊原ですが、決して殺しはしませんでした。
アジトの時もそうでした。
菊原はゼロナナではなく安斎の方を撃ちました。
それに安斎にしても即死を狙った撃ち方ではなかったのです。
そして電車では暴走した安斎を助けに現れ「お前の顔なんか見たくもない」と言いました。
菊原は安斎たちを嫌っていながら殺せないのです。
「言いたいことがあったんじゃないのか。本人にはもう伝わらないが・・・。優鶴に何を言いたかった?」
(母さん、あんたが俺にしていたことは虐待だ)
安斎は菊原の闇を救おうとするのですが、菊原は抵抗します。
2人が話していると、政府直属の暗殺部隊・旧CCCを全員処分するために新設された”公安第六課”に包囲されます。
この場に居合わせた安斎も秘密保持のために殺されそうに。
その頃、国会内では臨時総理による記者会見が行われていました。
クイーンたちの要求を受けることを話すと暗殺されてしまいます。
しかしそんなことも想定し、池袋事件の真相について全てを打ち明けた録音テープを回していました。
池袋事件を仕組んだのは、政府だということが世間に知れ渡ります。
公安六課は旧CCCを次から次へと狙っていきます。
クイーン、白瀬、そして菊原も撃たれてしまいます。
65話|フーアーウィー
片目を撃たれた菊原は、安斎の「俺はお前を受け入れる」という言葉に対し「好きにしろ。俺も好きに生きる」と言い姿を消します。
体を撃ちぬかれた白瀬に、採血キットを使うつかさ。
しかし白瀬はREMIなので血液では回復しません。
それでも体質は変わるかもしれないという希望を胸に、つかさは採血キットを使用します。
クイーンたちが失敗したと知った李は、任されたネット配信を辞めることに。
居場所が欲しくて協力していた李ですが、役割が居場所を保証してくれるわけでもないと気づいたのです。
だってここで役割をこなしてみたけど、ここが本当の居場所だと感じはしてないから。
李は役目を終え自分の居場所へと帰っていきます。
66話|デビルズライン
祖父江臨時総理の内部告発、及び暗殺事件からおよそ半年が経ちました。
復帰した森宗総理への追及は激しく、内閣は総辞職に追い込まれましたが、新たな内閣へも国民の疑念は強く残っています。
”公安六課”の存在についても未だ詳しい説明はありません。
また鬼に関する法律は夏に撤廃され、一から法案を作り直す運びとなりましたが、12月となった今でも完成しておらず難航している模様です。
ゼロナナとキューは菊原を探し青森へ。
幼少期、菊原がお世話になった人物が青森にいると知り、行ってみることになったのです。
会ってどうするかは決めていませんが、ただ顔が見たいのです。
菊原を連れて帰るのは難しいかもしれませんが、ゼロナナは必ず罪を償うために戻ってくるつもりでした。
加賀崎は牛尾の気持ちに区切りをつけ前に進んでいます。
公安六課に撃たれ重傷を負っていたクイーンは、Drエリタに助けられ元気になっていました。
クイーンは日本を離れアフリカへ行く事を決意。
白瀬もつかさの血を飲んだおかげで回復。
ジルと沢崎も恋人として一歩次の段階へと進もうとしています。
麻夕はついに整形を決意。牧村とも相変わらずうまくやっています。
クリスマス前にBARサカキに集まりクリスマスパーティーをするつかさたち。
ヒカルと遊んでいる安斎を見たつかさは、思わず「今度香川来ない?」と実家に誘います。
キスをし仕事に向かう安斎を見届けるつかさ。
季節は巡り降り注ぐ。
無力ででもあがき続ける私たちの上に。
でも私たちは、そして俺たちには帰りたい場所があり、俺は俺が何者か知っている。
変わり続けるこの闇と光の混沌の中で、俺たちは生きていく。
完結
感想
前巻までは恋愛色強めでしたが今巻は真面目なお話多めです。
人と鬼が共存するためのテロを起こして結果としていい方向に向かい始めます。
そこまで多くの死者は出ず落ち着くところに落ち着いたという感じ。
完結後、気になる部分も多いですが、それは番外編でということでしょう。
最終的にみんなハッピーな方向に向かっているので良かったです。
漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪