外道の歌の5巻が発売されたので早速、読んでみました。
今回は宿敵である園田の過去が描かれているとあって楽しみです。
ここでは濃い目のネタバレを書いていますが、この漫画を丸ごと1冊無料で読む方法もありますので、それを知りたい方はこちらからどうぞ。
34話から35話|6年前の園田
大学生の園田は、漫画研究会に所属していました。
毒舌キャラでヤル気の無い園田ですが、部の皆とはそれなりに仲良くしています。
男性3人に女性2人、漫研が和気あいあいとしていると、オタク文化研究会の会長が女子部員を目当てにやってきます。
同人イベントに誘いに来たようですが完全に拒否され、今度は毒を吐いた園田に絡みに行きます。
彼の隣にあったスケッチブックが不必要に縛られていたので、気になった会長は先輩命令で開けろと言います。
「お世話になってるならまだしもただ先に生まれただけの他人の命令を聞く必要あります?」
と最もなことを言われ撃退します。
それから数日後、その会長が自身の研究会の部室で、首を吊って死んでいるのを発見されます。
すぐに学校中に知れ渡り漫研のメンバーにも重たい雰囲気が流れますが、園田はお構いないしにマイペースでした。
死体の状況かか怨恨の可能性があるとされており、警察も事情を聴きに来ます。
そんなある日、漫研の女子の一人である近野が忘れ物とりに部室に行くのですが、そこで園田のスケッチブックを見つけます。
”これは見ない方が・・・”
と園田が言っていたので、どうしても気になり中を見てしまいます。
すると、そこに書かれていたのは、死んだ人間の画でした。
見ているときに園田もスケッチブックを忘れたのを思い出したのか、取りに来て鉢会わせてしまいます。
「それ、死体ですよね?」
近野は同様することなくそう言いました。
「見て描いたんですか?」
「なんでそう思うの?」
「見た事あるんで、死体」
「もしかしてオタ研の会長って・・・」
「はい♪私が殺しました。」
近野はそう言ったのでした。
2人は意気投合しお互いの事を話すのですがなんと、彼女は11歳から毎年一人殺しており今は9人も殺していると言うのです。
”こいつヤバい奴だ”
心の中でそう思った園田、以外にも殺人鬼は街にあふれているのかもしれませんね・・・
36話から41話|意識高い系社員
「私たちには仕事がある!家族がいる!夢がある!」
体育会系も真っ青の朝礼を行うとある居酒屋チェーン
ココの社員たちは皆が暑苦しい程のヤル気を見せており、それを率先しているのが、意識高い系の社長、逆巻良人でした。
「上を目指す意識を持っていることはそれだけで財産だ!!」
なんて最もなことを言って社員をヤル気にさせますがその実態は超ブラック企業でした。
そんな会社に新入社員として入社してきた安川絵莉。
マーケティング事業に興味がありこの会社に入社したのですが、現場を知らない奴がマーケティング出来る筈が無い!と最もそうな事を言われ店舗勤務をし始めて3か月が経ちます。
月から金までフルタイムで働き土曜の半休と日曜の休みだけの超過酷な勤務形態なのですが不思議と周囲に不満を言う人はいません。
それが当たり前という空気、そして仕事が出来なければ自分が悪いという上からの圧力。
そんな彼女に唯一、優しくしてくれるのは、この会社で6年も働いている先輩でした。
「人生は誰も助けちゃくれない」
そう話す先輩でしたが彼はいつも誰かのことを助けていました。
仕事はいつも終電間際で、それを逃して事務所で寝ることも多いです。
そんなある日、駅のホームで電車が来るのを待っていた先輩、しかし疲れから意識が朦朧としておりそのまま電車に轢かれてしまうのでした・・・
カモとトラの元にやってきたのは、亡くなった先輩の母親でした。
仕事場に何かあったのだと思った母親は、信仰所へ相談に行き職場調査をしたそうなのですが、社長は違法な労働を一切認めようとしません。
それに加えて、社員たちも洗脳されているのか、口をそろえて良い会社だと言うばかりです。
そんな母の嘆きを聞き、カモは少し調べてみることにします。
最初にあたったのは先輩が死んでから会社を辞めた安川絵莉の所でした。
しかしあの会社とはもう関わりたくない、とあまり詳しい話はしてくれなかったので、トラがバイトとして潜入捜査をします。
暫く働くと店長とも仲良くなり、社長の腹黒さも裏が取れたので、いよいよ実行します。
社長の通り道は下調べ済みで難なく拉致した二人、仕事で社員をこき使い人生を踏みつけにしてきた代償だと言って舌を切り取るのでした・・・
”次やったら殺すから”
社長は舌を無くしたことと、精神的なショックから二度とまともに喋ることが出来なくなるのでした。
5巻の感想とレビュー
今回は園田の過去編があったものの、特にストーリーに進展は無かったですね。
事件も今風になっていますが、復讐されるほどの事か?と思ってしまいました。
少し間延びしているマンガになっているので、もう少し新しい展開が欲しいと思いましたね。
好きな漫画だけに次に期待したいと思います。
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