五等分の花嫁7巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね！
自分の力不足を理由に家庭教師を辞退する決意をした風太郎でしたが、家を出てまで教えを乞う五つ子の覚悟を目の当たりにし家庭教師を継続することを決めて・・・？
次こそ五つ子は全教科赤点回避できるのでしょうか！？
では7巻のネタバレです♪
51話｜初の春
年が明け、風太郎が家族3人で初詣に行くと、偶然着物を着た五つ子たちと鉢合わせます。
らいはと共に中野家の新居へ。
いつもとは違い風太郎にやたらと優しい五つ子たち。
（怪しい、怪しすぎる！）
五つ子たちはクビになった風太郎に仕事でもないのに家庭教師を続けてもらうことを気にしていたのです。
しかしその旨を風太郎に伝えると「気にすんな」と言ってくれます。
「出世払いで結構だ」と。
風太郎はそういう奴なのです。
52話｜今日はお疲れ1
女優業が忙しく睡眠不足の一花。
やる気はあるのに、ついつい勉強中に眠ってしまいます。
こうやって五つ子が生活できるのも、風太郎に教えてもらえるのも全部一花のおかげ。
だからといって無理して勉強に身が入らなければ本末転倒です。
そこで五月が「私たちも働きませんか？」と提案します。
「家庭教師をする」と言う五月ですが、教えられる生徒があまりにも可哀想。
「スーパーの店員はどうでしょう？」と言う四葉ですが、レジが渋滞し即クビでしょう。
「私・・・メイド喫茶やってみたい」と呟く三玖。
意外と人気でそうですが、そんなの却下に決まってます。
二乃はやるなら”料理関係”です。
だって将来自分のお店を出すのが夢だから。
「仕事を舐めんな！」と風太郎。
試験を突破しあの家に帰ることができたら全て解決、そのために今は勉強が最優先なのです。
そんな中、風太郎のバイト先に映画の撮影で一花がやってきます。
53話｜今日はお疲れ2
（あいつら言ってた通り女優の仕事を続けてたか）
（それも私生活に影響が出るほどに）
お手並み拝見とばかりに一花の撮影シーンをガン見する風太郎。
おバカな役ということもあり、一花は恥ずかしく見られているのが気になって仕方ありません。
みんなには誤魔化している一花ですが、貯金が心もとなくどんな小さな仕事でも引き受けていたのです。
最初は腑に落ちなかった風太郎ですが、一花の女優魂を目の当たりにし気持ちが変わります。
さらに一花は撮影の合間にこっそり勉強もしていました。
柄にもなく一花を褒める風太郎ですが、一花は顔を伏せて眠っていました。
「本当にあいつらに見せてやりたいぜ。チケットが余ってたら観に行ってやるか。お疲れ一花。」
実は一花は嘘寝をしていました。
（こんな時まで演技だなんて・・・）
（でもこんな顔見せられないよ///）
54話｜愚者の戦い
スーパーの特売日に荷物運びとして二乃に呼び出される風太郎。
重たいお米袋を持ちよろける二乃を風太郎は支えます。
（キンタロー君のことは忘れたつもりだったけどまだ完全に忘れられてないのかしら）
（でないと・・・おかしいわ・・・///）
（こいつが私の王子様だなんて絶対にありえないわ！）
その時、2人は喫茶店で父親と五月が一緒にいる所を目撃します。
（あれ、あの時病院の・・・。あの人がこいつらの父親！）
2人は父親と五月の会話を盗み聞きすることに。
父親は「すぐさま全員で帰りなさい」と五月を説得していました。
もちろん風太郎はその中に含まれていません。
納得しない五月に父は「風太郎の立ち入り禁止を解除し、家庭教師を続けてもらう」ことを許してくれます。
ただし条件があり、父の友人のプロ家庭教師との2人体制。
それでも納得できない五月は、父と失敗したら転校するという約束をします。
それぞれの時は巡り、いよいよ期末試験当日を迎えます。
55話｜最後の試験が三玖の場合
この試験で三玖が目指すのは赤点回避だけではありませんでした。
他の姉妹にも負けない。
あの日そう決めたのです。
1月、バレンタインに備え三玖は玖太郎の好みを探るべくひたすら毎日市販のチョコを食べさせ感想を聞いていました。
夜な夜なチョコ作りを頑張る三玖ですが、どうしても上手にできません。
一花に「知り合いに料理上手な人がいるんだ。」と紹介された翌日。
キッチンに現れたのは二乃でした。
三玖の失敗作を見た二乃は「こんなのあげて誰が喜ぶのよ」といつものようにズバズバ言ってきます。
いつもなら怒る三玖ですが、今日は傷ついている様子。
「最近フータローが私の料理食べてくれない。心当たりはある・・・私が不器用なのも知ってる。だけど作りたい。思わず食べたくなるようなチョコ、教えて下さい、お願いします。」
頭を下げてまで教えを乞う三玖を二乃が無下にできるはずがありません。
二乃は徹夜で三玖にチョコづくりを教えてあげることに。
翌朝、三玖が起きると風太郎はすでに来ていました。
昨日作ったチョコをあげようとするのですが、置いてたはずのチョコがありません。
「今日も食っといたぞ。うまかった。」
予定とは少し違う感じになりましたが、美味しかったと言われ三玖は喜びます。
「私頑張るから見ててね、フータロー。」
その日、三玖は一花に宣戦布告します。
「この期末試験で赤点回避する。しかも五人の中で一番の成績で。そうやって自信をもってフータローの生徒を卒業出来たら今度こそ好きって伝えるんだ。」
今日は期末テストの結果が返される日。
（私は一花を待ってあげない。全員公平に早い者勝ちだから）
三玖の5教科合計点数は「238点」
無事に全教科赤点回避することができます。
56話｜最後の試験が四葉の場合
（今まで失敗続きの私だけど勉強の神様どうか今だけは私に力を貸して下さい）
（だってあんなにみんなで頑張ったんだから）
2月のある日、風太郎は行き詰まっていました。
いつかは来るだろうと思っていた教師としてのノウハウのない風太郎の限界が来たのです。
何がわからないのかが解らず、どう教えたらいいのか解らないのです。
そもそも問題を解く以前に勉強漬けの毎日で皆の集中力も限界でした。
そこで一日だけ勉強の事は忘れてリフレッシュすることに。
遊園地で羽を伸ばすのですが、気づけば四葉がいません。
四葉は1人で何度も何度も観覧車に乗り、その中でこっそり勉強をしていたのです。
気付いた風太郎は同じ観覧車に乗り込みます。
「休日くらい休め」と話す風太郎。
しかし四葉には絶対に勉強を頑張らないといけない理由がありました。
「上杉さんは知りません。私がどれだけおバカなのか。」
五つ子のいた高校はいわゆる名門というところで試験に堕ちれば落第なんて珍しい話ではありませんでした。
当然五つ子は落ちるのですが、追試のチャンスが与えられたのです。
みんなで勉強し再起を図りましたが、四葉だけが落ちてしまったのです。
それなのに他の4人は嫌な顔ひとつせず一緒に落第し四葉についてきてくれました。
「もうみんなの足は引っ張りたくないんです。」
四葉の気持ちを汲み取り観覧車の中でマンツーマン授業をすることに。
そこで風太郎は四葉が国語が得意なことに気が付きます。
「光明が見えてきたぞ。国語はお前も教えるんだ。」
そして風太郎は閃きます。
それぞれに得意な科目があるのだからそれを教え合えばいいのだと。
「これからは全員生徒で全員家庭教師だ！」
存在価値を見出すことができた四葉。
その作戦が功を奏し、期末テストで初めて全教科赤点回避することが出来ます。
「私・・・初めて報われた気がします。」
57話｜最後の試験が五月の場合
父との約束もありますが、五月は夢の為にという思いが強くありました。
1月、勉強会に五月の姿だけがありません。
今日は母親の月命日で、五月だけは律義に毎月14日にお墓参りに行っているのです。
「私はお母さんのようになれるのでしょうか・・・。」
五月がお墓の前で手を合わせていると、お供えのお花を持った女性がやってきます。
その女性（下田）は母が教師をしていた頃の元教え子でした。
家庭での母しか知らない五月は、下田に母が先生としてどんな仕事をしていたのかを聞きます。
母はどんなに恐ろしくても鉄仮面でも許されてしまう、愛されてしまう、慕われてしまう、美貌を持ち合わせていました。
ただでさえ新卒の歳の近い女教師、しかも美人とあれば、それだけで同学年のみならず学校全ての男子はメロメロだったと。
とにかく女の下田でさえ惚れてしまう美しさでした。
そして無表情から繰り出される鉄拳に下田たち不良は恐れ慄いたものです。
しかしその中にも先生の信念を感じていつしか見た目以上に惚れてしまっていました。
結局一年間怒られた記憶しかありませんが、あの一年がなければ教師に憧れて塾講師にはなってないでしょう。
下田の話を聞き踏ん切りがついた五月。
さっそく進路希望調査の紙に書こうとしたところ、下田に止められます。
母親のようになりたいだけで、先生になりたい理由がないのではないかと。
その後、風太郎から「全員が家庭教師だ」と言われて教える側にたった五月。
教えた相手にお礼を言われた時の気持ちを知りようやく決心がつきます。
「お母さん、私先生を目指します。」
五月の5教科合計点数は「224点」
夢に一歩近づくことができたのでした。
58話｜最後の試験が一花の場合
（余計なことを考えちゃダメ）
（今は赤点を回避する事だけに集中しよう）
あの日から風太郎のことをまともに直視できない一花。
三玖のチョコづくりに助け舟を出しながらも一花は悩んでいました。
「はぁ・・・。なんで好きになっちゃったんだろう。」
三玖と二乃がうまくやっているのを窓から覗いていると風太郎が現れます。
四葉が参考書を家に忘れたというので風太郎が取りにやってきたのです。
今部屋に入られたらまずいと思った一花は、参考書を捨ててしまったと嘘をつき本屋へ誘導します。
（もーなんでこうなっちゃうの・・・トホホ）
風太郎は”良い先生になる為のいろは”という本を手に持っていました。
一花はいいお姉さんぶって参考書と一緒に買ってあげると風太郎の本を持ち支払いへ。
貯金もギリギリなのに見栄を張ってしまったと少し後悔する一花。
（でもこれでフータロー君が喜んでくれるなら・・・）
明らかに好意を持っている一花ですが、ダメだと自分に言い聞かせています。
その時、クラスメイトの男子2人に声をかけられます。
2人は一花のことをまるで神扱い。
一花の手が怪我をしていることに気づいた時も一大事だと言わんばかりに騒ぎまくっています。
心配してくれるのは嬉しいけど、なんだかドッと疲れる一花。
逃げるように風太郎の元へと戻ります。
風太郎にも手の怪我の事を気づかれる一花。
風太郎は「やっぱドジだな、気を付けろよ」と言われます。
（きっとこういうトコなんだろうなぁ）
（これ以上好きになっちゃいけないのに・・・）
その後、一花は三玖に宣戦布告されます。
「私も手を抜いてられる余裕なんてないから・・・頑張ってね！」
上から目線で余裕ぶっている一花ですが、実は焦っていました。
三玖がどんどん変わっていっているからです。
仕事で疲れていても一花は寝そうになるのを我慢し「もう少しだけ」と勉強を頑張ります。
今日は期末試験の結果が返される日。
結果を持って次々と風太郎のお店へ集合します。
今までの結果では三玖が一番。
「見違えたな、やはりお前が一番の成長株だ。」
しかしその時、結果を持った一花がやってきます。
一花の合計点数は「240点」
自分が一番だと知った一花は三玖の方をみて勝ち誇った顔で笑います。
「やった。」
59話｜最後の試験が二乃の場合
（ありえない、ありえないわ！）
（私があいつのことを好きだなんて絶対に認めない）
自分の気持ちを否定する二乃ですが、どうしても思い出してしまいます。
（あいつは私のことなんてなんとも思ってない）
（だからあいつにはもう会わない）
二乃はみんなの集まるお店にはいかず、試験結果の紙と風太郎への伝言だけを頼みます。
二乃の合計点数は「209」でした。
「おめでとう。あんたは用済みよ。」
見事に全員赤点回避できたことを喜ぶ4人。
祝賀会をするため風太郎は二乃を迎えに行きます。
その頃、二乃は父と会っていました。
「あいつ（風太郎）とはもう会わない。それともう少し新しい家にいることにしたわ。」
これは試験前に5人で決めた事でした。
自立なんて立派なことしたつもりはないし、正しくないのも十分承知の上。
しかしあの生活が5人を変えてくれそうな気がするのです。
今日はそれだけを伝えに父に会いに来たのでした。
父は5人の意見を認めず反対をします。
その時、バイクに乗った風太郎が現れます。
「ここにいたか、二乃。帰るぞ。」
父が引き止めるのも聞かず二乃は風太郎のバイクの後ろにまたがり去っていきます。
風太郎のポケットからはみ出していた風太郎のテスト結果の紙を見た二乃は驚きます。
「一生の不覚。マジではずい。」
いつも満点を取っていた風太郎がまさかの80、90点台だったのです。
風太郎は否定しますが、きっと家庭教師に必死だったせい。
こうして長かった風太郎の家庭教師の仕事も今日で一区切りとなりました。
卒業までまだ不安はありますが、5人は一つの壁を乗り越えたのです。
きっとそれは進級してからも糧となるでしょう。
二乃の言う通り風太郎はもう用済み、今までの関係もこれでおしまいです。
「寂しくなるな。」
二乃は思わず「好き」と口走り・・・！？
8巻へ続く
感想
期末試験前のイベントからテスト結果まで五つ子ちゃんの個人にそれぞれ焦点を当てた構成がとても良かったです。
告白の決意をする三玖、風太郎への想いを自覚する一花、そして想いを告げた二乃！
正直最初に動くのが二乃だと思わなかったので予想外の展開にドキッとしました。
どんどん可愛くなっていく二乃よいです。
二乃の参戦表明があったことで俄然次巻も楽しみになってきました。
ぜひ漫画の方も無料で読んでみて下さいね♪
