五佰年BOX2巻

五佰年BOX2巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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叶多が箱の中を触ってしまったことで、幼なじみの真奈が消え、代わりに真樹という幼なじみが存在する世界になってしまいました。
真樹との記憶がどんどん誕生する前に、真奈を取り戻そうとする叶多ですが・・・?

2巻|ネタバレ

叔父の宗近の手の者に追われ、護衛である主馬とはぐれ少女(キサ)の家にたどり着いた貞清。

貞清に人質に取られたキサは”天の目”に祈るのですが、天の目は何も反応ありませんでした。

というのも叶多は助けようとしたのですが、晴市が叶多の手を止めたのです。

晴市は今までと同じやり方ではダメだと思ったからでした。

結局、叶多の助けなくキサたち家族は隙をついて貞清を捕えることができました。

その時、叶多の家に真樹がやってきます。

箱を見た真樹はその見覚えのある箱に驚きます。

「なんでお前がコレ持ってんだ?これは俺の箱だ・・・!」

確かに和泉家の蔵から持ってきた物ですが蔵を開けたのは70年ぶりのはず。

「勘違い」だと叶多は言うのですが、真樹は箱に執着し中を開けようとします。

叶多は慌てて箱を奪い返し、真樹を追い出します。

しかし真樹の人格を知ってしまっている叶多は、彼の存在を無視することができず追いかけてしまいます。

叶多は箱の中身は伏せて「やばい物が入っている」とぼんやりとした説明だけし、箱のことが色々と分かったら話すと真樹と約束をします。

どんどん真樹へ情がうつっていく叶多。

部屋に戻ると晴市が慌てた様子で「パラレルワールド」の仮説を話し始めます。

過去を変えることでパラレルワールドを創り出すツールが、この箱なのではないかと晴市は考えたのです。

それなら真樹が箱のことを知っていたのも説明がつくからです。

もしパラレルワールドなら真奈は消えておらず、別の世界で生きているかもしれない。

とりあえず叶多はまず少女の言葉の意味から調べてみることに。

大学の部室で調べていると、郷土史の好きな部長・道成先輩が教えてくれました。

言葉の意味は「神のお名前はなんとおっしゃるのですか」でした。

詳しい先輩に武士の血を辿ってもらおうと考えた叶多は、蔵へ資料となるものを探しに行きます。

一方、すれ違いで真樹は叶多の家へ。

叶多の部屋に入ると机の上には箱がありました。

真樹は箱を開け中の人形を触るのですが、勢い余って壊してしまいます。

真樹が殺したのは貞清の叔父・宗近でした。

箱の中の世界は大惨事となり真樹の手には血が。

こいつら人形じゃ・・・ない・・・?

叶多を探しに家に戻ると、つい今朝まで生きていた父親が亡くなっていました。

父は3年前、地元誌の取材を受けに行ってその帰りにハンドルを誤りガードレールを突き破って谷底に落ちたというのです。

突然の変化に動揺を隠せない真樹。

そうだ!アレ(箱)じゃあ・・・。アレからおかしくなった!?

真樹はその時小さい頃の記憶を思い出します。

まだ幼い頃、箱の世界を見つけその中で戦争を見たのです。

驚いた真樹は怖くなり手で箱を叩いてひっくり返しました。

手には大量の人の血が・・・。

そこまでの記憶を思い出す真樹ですが、その後箱をどうしたのかが思い出せません。

今とあの記憶が繋がらないのです。

何より一番気になるのが、どうして叶多があの箱を持っているのかということでした。

その頃、部屋に戻った叶多は箱の中の惨事を見て驚きます。

真樹の取り乱した様子を思い出し「もしかして・・・」と疑う叶多。

仮説通りこの箱がパラレルワールドを生み出すものなら、もともとあった真樹の”父が生きてるA世界”とは別に”父が亡くなってるB世界”が新たに創り出されたことに。

そして真樹だけが”A世界”から”B世界”へと箱を介して移動したと考えられるのです。

つまり箱に直接手を加えたものだけが平行世界を移動することができるということ。

自分の存在自体が弄ばれているようで気持ち悪くなる叶多。

しかし晴市は今回のことはむしろチャンスだと言います。

真奈が消えた時と違い原因がはっきりしているからです。

おじさんが亡くなったのは3年前の事故、別の世界では起きるはずなかった事故と考えると、この事故について調べれば、箱と”変化”の関係がよりハッキリ分かる可能性があります。

叶多は引き続き箱の由来を、晴市はおじさんの事故について調べてみることに。

叶多は蔵から持ってきた資料を道成先輩に見てもらうのですが、全て明治以降の新しいもので役に立ちませんでした。

ですが、道成先輩のおかげで箱が仕掛け箱になっていることに気づくことができます。

二重底の中には木の板が入っており「槌田」という文字が書いてありました。

一方、晴市は真樹の父親が受けた取材記事を調べていました。

取材の帰りに事故にあったのなら、この地元誌の取材の有無がおじさんの死に関係すると考えたのです。

取材内容は「巨大な手」の民話、そして取材を受けた和泉の先祖は「槌田家」だということが解ります。

そんな中、箱の中では貞清とキサが争っていました。

しかも箱の声は今までとは違い叶多の耳に大きく鮮明に聞こえてくるのです。

キサの危機を感じた叶多は思わずまた貞清を殺そうとしてしまうのですが、巨大な手が見えたキサの「やめろ!!」という声で手が止まります。

貞清を救ったキサを心配する叶多。

今まで何度も助けたんだ。
こいつが何してもまた助けてやる。

この娘は真奈を取り戻す鍵なんだ・・・。

しかしこの頃には叶多は、すでに真奈の顔を思い出すことができませんでした。

自分でも気づかないうちに”真樹の世界”に叶多自身なじみ始めているのです。

「俺にとって”本当の世界”は”真樹”じゃなく、”真奈”の世界なんだ。」

真奈が自分の中から消えてしまうことに焦る叶多ですが、パラレルワールドはあくまで仮説にすぎません。

真奈の復活がすなわち真樹を殺すことになる可能性も残っているのです。

真奈か真樹かどちらかを選べるのならやっぱり俺は・・・。

そんな中、真樹に晴市との会話を聞かれてしまい・・・!?

「真奈って誰だ?俺の世界じゃなく”真奈の世界”って。俺を殺す・・・?」

3巻へ続く

感想

第2巻で箱庭の無限パラレルワールドの仕組みが徐々に解明されてきました。

キーパーソンは槌田一族のようですね。

真樹が思った以上に良い奴なので、真樹が消えてしまうのはなんだか可哀想だと思ってしまいます。

多くの伏線をどう回収していくのか期待感が高まります!

かなり複雑な展開になってきたので、ネタバレでは全てを書ききれませんでした。

漫画を読んだ方が絶対に面白いので、ぜひ漫画の方も読んでみてくださいね♪

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