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17話から26話｜ネタバレ
1体でも厄介なAランクの敵が2体いることを知り、絶望する大和。
更に敵が持つ電車の中にはかけるちゃんが囚われている姿が見えます。
他の皆の姿は無く、一人で立ちむかう大和。
しかし、使い初めて間もないオド・ジーニアスでは歯が立たず、あっという間にボロボロにされてしまいます。
ですが、最期まであきらめない心がキセキを起こしました。
意識が途切れかけて倒れたことで敵同士が同士討ちをしたのです。
すると仲間割れしたのか急に戦いだす2体。
その時、かけるちゃんが捕まっていた電車とは反対側の電車が急に爆発します。
中から出てきたのは次郎さんたちでした。
「一気に倒すぞ！」
その掛け声のもと、一斉攻撃が始まります。
その隙に、大和はボロボロになった体を引きずりながらもかえるちゃんを救出することに成功します。
安全な場所にまで非難させ、皆に加勢しよう。そう思っていた大和でしたが二人の元に裕人がやってきて”今すぐ逃げろ”と言います。
理由はすぐに分かりました。
歴戦の強者である次郎でも手に負えない相手、すでに味方側は壊滅状態だというのに相手に与えられた傷は僅かです。
すでに作戦は討伐から、唯一の希望である大和を逃がすことへとシフトしていたのでした。
裕人伝言を伝えに来た裕人もすぐさま戦場へ戻るようです。
自分の兄を救うため、命をかけて時間を稼ぐ裕人。
かけるちゃんは嫌がる大和を無理やり連れて行き出口を目指します。
「いは必要なのは戦う勇気より自分だけが生き残る覚悟よ！」
往生際の悪い大和にそう言い聞かせます。
しかし、彼が取った行動は、戻るという選択でした。
裕人の危機に駆け付けた大和。当然、次郎たちは激怒します。
ですが大和は引きません。
「逃げれば生き残れるかもしれないけど、きっとそれじゃダメだ」
未来を変えるのはきっと簡単じゃない。そう考える大和は今まで逃げ続けてきた強敵を倒すことでそのきっかけを得ることが出来ると考えたのです。
死に物狂いで仏像に立ち向かう大和を見て、他のメンバーの士気も上がります。
さらに、死んだと思っていた向日葵もギリギリ命をつなぎ止めていて、加勢してくれます。
そして遂に、Aランクである愛染を討ち取ったのでした。
幸い、2体目は上手く落とし穴に嵌め、下の水路に流されたので今回の戦いは終わりを迎えます。
死に際に愛染は様々な言語で人間への憎悪を口にしていました。
つまり、高ランクの仏像は知能が高く、人間に対して凄まじい憎悪を持っている。
次郎が20年以上戦い続けてきて初めての事、今日、人類は一歩前進したのでした。
その変化はすぐに現れます。
みちるの日記の内容が変わっていたのです。
愛染を倒すまでは確かに”主人公以外全滅する”と書いていたのが”仲間と無事に帰還した”となっています。
その真相を探るべく、かけるちゃんは姉が読んだ原本を探しに図書館へ行こうとします。
大和にも協力してもらい外に出るのですが、頭上を低空飛行の旅客機が通り過ぎます。
非常事態に次郎たちを呼びに行く大和。かけるちゃんの手の中の日記はまたしても変化します。
”不時着した飛行機を助けに行くも誰も生き残れず、主人公以外全員死んでしまうのでした”
そんなことは知りもせず、上客の救助へかけるちゃんと重症の向日葵以外が向かいます。
辺りは中小の地蔵で溢れかえっていて、唯一の生き残りは少女、ただ一人でした。
このままでは数に圧倒されそうなのですぐさま撤退します。
しかし、このままアジトに戻る訳にも行かず、行き止まっていると一人の男性が逃げ道を手引きしてくれました。
男は大和たちと同じく、この近くで隠れ住んでいたようで名前は”七々扇 遊馬”次郎はその名前に聞き覚えがありました。
次郎が未来で見つけたオド・ジーニアスの研究所で見つけたレポートには全て七々扇 遊馬と書いてあったのです。
その時はすでに死んでいたようですが彼が研究をしていなければ次郎もオド・ジーニアスを作ることは出来なかったでしょう。
現に彼は今、地蔵の研究をしているようです。
その執着心は異常染みたものがあり、彼は仏像の指を隠し持っていたのですが、地蔵を呼び寄せる効果があるらしく辺りを囲われてしまいます。
すぐに大和が捨てるように指示しますが死が迫る状況だというのに彼は「絶対に嫌です」と断言するのでした。
感想
こういう漫画ってやっぱ好きですねー
GANTZを彷彿とさせる内容ですがライムリープ要素も加わりそれがよりストーリーに深見を出してるように思います。
オド・ジーニアスはまだまだ強化の余地はあると思いますし、日記の布石から七々扇と面白そうな展開が予想できます。
4巻も是非、読んでみたいです。
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