今際の路のアリスがついに完結しました。
今回はこの完結巻を完全に0円で読む方法と結末までのネタバレを書いていきます。
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8巻|ネタバレあらすじ
仮死状態から復活する方法を思い出したアリス達。
しかしそんな彼女達の前に現れたキーナは何かを決意した表情を見せているが・・・
28話
キーナの幼少期の生活はおおよその人が想像しえる最悪の状況を5倍したかのような生活でした。
父はギャンブルと女におぼれ、母は離婚をきに男遊びに走り、キーナは日常的に暴力を受けます。
暫くすると、母は男と蒸発。
幼いころに精神的に過度のストレスが与えられたニーナはこの世界を破壊したいと思う様になったのです。
そんな彼女が握る、国家の安全に関わる情報とは何なのか?
アリスが訪ねます。
「爆弾、こんな世界無くなればいいと願って東京に爆弾を仕掛けたの。」
連続爆破魔としてマークされていたキーナは連行されそうになる直前、交通事故に合い仮死状態になったのです。
このままでは爆弾の場所が分からないので、それを聞き出すためにこの今際の路へとやってきたのでした。
一通り話しが終わると、アジキが姿を見せます。
キーナは現実に戻る気は無いようでアリスに早く帰れと促します。
ですがアリスは取引を持ち掛けます。
「アタシが代わりに残るからキーナだけは返してやってくれませんか?」
アリスは本気を示すため、帰るために必要な自分のトランプを半分ほど破って見せるのでした。
29話
アリスの決意とは裏腹に、この世界に残ると決めたのはキーナの意志だと聞かされます。
それでもアリスは諦めず彼女を説得します。
そして、キーナが帰らないのであれば自分も帰るつもりは無いと断言するのでした。
繰り返し、ここでの旅の事を訴えかけるアリス。
次第に、キーナの表情は変わっていきます。
「あなたは私にとって生まれて初めての友だ・・・」
キーナがそう言おうとするのを遮ったのはアジキでした。
「お前もう喋るな!!」
問答無用で銃を撃とうとするアジキに襲い掛かったのかクキとミトでした。
混戦になる中、皆、重傷を負って次々に倒れていきます。
アジキは何が何でもアリスを殺すつもりのようで、死に際にも関わらず一発の銃弾を発射します。
その弾はアリスを庇ったキーナに命中するのでした。
30話
弾はキーナの背中に命中し、彼女の意識は朦朧としています。
そんな中、最期の力を振り絞りアリスに爆弾の場所を伝えます。
「東京駅、コインロッカータイマーは日曜日の正午」
アリスはキーナがもう助からないと分かっていますが、諦めず話しかけます。
帰ってもずっと友達でやりたいこともいっぱいあるのだと・・・
ですがその話にキーナが答えてくれることはありませんでした。
結局、生き残ったのはミト、クキ、アリスの3人です。
キーナの意志を尊重するためにも、一刻も早く爆弾の解除に向かわなければなりません。
ですが現実に戻るとき、この世界の記憶は忘れてしまうので、それを呼び起こすキーとして腕にキーナと傷を刻みます。
クキはこの世界に残るようで、廃墟となった東京に消えて行きました。
”必ずまた向こうで会おう!”
現実に戻った二人。
2人はトラックの事故に巻き込まれ30秒ほど心肺が停止していたようです。
腕にはガラス片が大量に刺さっており、微かにキーナという文字が刻まれていました。
しかし病院に搬送されて、腕には包帯が巻かれてしまいます。
2人はタイムリミットまでに記憶を呼び起こすことが出来るのでしょうか!?
最終回の結末
爆発のタイムリミットである日曜日。
アリスは自分が所属する部活の大会があるので、病衣を抜け出し新幹線で京都へと向かいます。
何気なく、外を眺めるアリス。
するとふと、何かの記憶のようなものが頭を過ります。
静岡、浜松と過ぎるごとにその記憶はドンドンと頭の中に流れ込んできます。
その記憶は妙な胸騒ぎとなり、アリスは何か大切なものを想い出すために、清水寺に向かいます。
京都に居た時に一緒に居た誰か。
記憶の中ではその顔にモヤが掛かり思い出すことが出来ません。
それがもどかしくて、清水の舞台に急ぎます。
”ばっ”と広がる景色、そして全てを思い出します。
「キーナ!!」
すぐさま、公安に爆弾の場所を伝えます。
爆発の危機が去り、アリスは京都観光をしていくことに。
まるでキーナと一緒に居るかのように楽しむアリス。
「楽しかったね!」
そう言う、アリスでしたが、その表情はどこか悲し気なのでした・・・