かなたかける4巻

かなたかけるの漫画を無料で読む方法と、4巻のネタバレ感想を紹介します。

かなたたちの挑む駅伝大会の結果はいかに?
今巻で小学生編完結です!

ネタバレの前に、無料で読む方法から説明します。

かなたかけるを無料で読むには?

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次はネタバレです!

4巻|ネタバレ

スタート半周でもう10人以上抜いている向井出雲。

さすが全国クロカンリレー優勝チームから来ただけあるのですが、いくら出雲だとしても明らかにペースが速すぎます。

もっと!攻めろ!
僕の目標はきみたちをぶち抜くことや!

区間一位は当然として、出雲の目標は10年間破られていない区間記録でした。

出雲のペースは落ちることなくどんどん速くなっています。

ああ、あかん。
ペースが上がりすぎて止められへん。

一方、はるとは出雲を意識するあまり自分のペースを見失っていました。

駅伝も後半になると選手と選手の間が空いて、一人でペースを作って一人で走らないといけないことが普通になります。

トレーニングを積んでいる選手でも気象や体調や様々な要因で体感速度と実際のスピードは差があるもの。

ましてははるとは未経験。

実は駅伝の怖さはここにあるのです。

いつ自分に襲い掛かるか分からない目に見えない敵とその怖さを、はるとはまだ知らないのでした。

いいのか?
俺・・・このペースで走ってて。

まるで暗闇の中を走っているよう。

その時、陸や菜穂、あかりが出雲とのタイム差を教えてくれます。

慎重になりすぎていたせいでペース抑え気味だったことに気づき、少しずつペースを上げていくはると。

すると後ろからかなたが追いかけてきました。

うちの・・・うちのタスキ!

かなたは走るのを諦めてなかったのです。

はるとと競争するかなたの異様な光景に周りのものは唖然としています。

そんな中、先生だけはかなたのエゴイストっぷりに笑っていました。

2周目ももう後半。

このままペースをあげていけば3周目の登りで勝負できるかもしれません。

そんなことを思っていた時、出雲が現れます。

いくら1周目はるとが遅く入りすぎたと言っても速すぎます。

出雲ははるとたちを余裕のある走りで思い切り引き離し、力の差を見せつけ一気に抜き去ります。

完璧な追い抜き、ラスト一周、敵は誰一人いない。

そう思っていました。

しかし、はるととかなたは上り坂で出雲に追いついてきたのです。

「悪いな、俺たちは!ガキの頃からこんな坂が遊び場なんでさ!」

まるで捨て身のペースに驚く出雲。

まさか・・・この坂でどうやって追いついてきたんや!

はるとは次の最終周で勝負するための力をここで全部使いきってしまっていました。

だけど苦しいのは出雲も同じはず。

そして3人はそのまま最終周へ。

出雲ははるとがさっきの登りで力を全部使って追いついてきたことに気づいていました。

なので出雲なりの敬意を表し、ラスト1キロ地点でロングスパートをかけると宣言します。

こんなバカなレースするのは一生で最後。

「僕はこれから全国レベルの道を駆け上がる。きみたちみたいな子と走るのもこれが最後や。ほんま、楽しかったで。」

最後1周できるかどうかの力しか残っていないはるとは、正直諦めかけていました。

しかしまだ諦めていないかなたを見て、底力を見せます。

「かなた!あと30歩だ!俺あと30歩だけ全力で走ってあの眼鏡に追いつく!それまで俺の背中だけ見てろ!」

人の体は45秒間無酸素運動(全力疾走)できると言われています。

はるとは大きく息を吸ったあと全力でダッシュします。

登り坂でまたもや出雲に追いつくことができた2人。

はるとはかなたにあとを託し転倒してしまいます。

一瞬諦めようとしたはるとですが、また走り始めます。

苦しくて辛いのになぜかやめられないのです。

そしてついにゴール前に出雲の姿が見えてきました。

後ろにはかなた、そして少し離れてはるとが走っています。

アンカーに必要な一番の才能は諦めの悪さ。

周りにどんなに無理と言われても、自分自身すら無理って思っても、どんなにかっこ悪くても、それでも諦めないそんな本能を持った子です。

明らかに前の2人よりボロボロなのに、明らかに前の2人よりペースが速いはると。

どんどん追いついてくるはるとを見て出雲は笑っていました。

大歓声の中、ラスト80メートル。

ゴール直前、出雲とはるとは足が動かなくなり転倒しながらのゴール!

出雲は区間新記録を10秒も更新し7位に。

続いてはると。

かなたはというとゴール前でバッテリーが切れ倒れていました。

出雲とはるとはかなたの近くに駆け寄ります。

「走れよ!かなた!」

「ゴールまで走らな、勝負は成立せんのやで!」

しかしエネルギーが完全ゼロになる寸前まで全力で走り続けたかなたにそんな体力は残っていません。

それにかなたは走り終わりたくないと思っていました。

走り終わったら楽しかったことが夢みたいに消えてしまうと思ったのです。

「ごめんなさい、わがまま言って!でも今日あった全部の初めてを消えないように。うち、ずっと待っていたいんだ!」

2人はそんなかなたの腕を肩に回しゴールへと向かいます。

「かなた!これは駅伝だ。一人で走らなくてもいい競技なんやで。」

ひとりぼっちだと思っても一緒に走った誰かが必ずいます。

ゴールまで繋がったタスキがその証拠。

それが駅伝なのです。

ゴール前で2人は手を離し最後は自分の足でゴールするかなた。

結局最初で最後の駅伝大会は、かなたのせいで怒られましたがギリギリ失格にはならず、箱根青空小は総合順位8位と学校始まって以来初めての入賞を果たしました。

クラブチーム以外では出雲の小学校と2校のみの入賞で、とても凄いことなんだとマニアのおじさんたちが興奮して言っています。

かなたはその間もずっと泣き続け、そしてぽつりと

あの背中をいつか、今度は追い抜きたい。

そう言ってまた泣き続けました。

小学校卒業し、かなたは東京の中学へ。

まだ子供だった駅伝チームは、小学校卒業して一年の間にそれぞれ変わっていきます。

そしてまた再会の季節を迎えるのです。

5巻へ続く

感想

小学校編完結しました。

小学生ならではの純粋さやがむしゃらさに心打たれました。

まさかかなたが最後まで走り切ってしまうとは。

3人でのゴールは感動しました。

次回からは中学駅伝編に入ります。

子供たちの成長を一緒に走るような気持ちで見守っていきたいです。

ネタバレは省略している部分も多いので、ぜひ漫画も読んでみて下さいね♪

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