火葬場のない町に鐘が鳴る時14巻

漫画、火葬場のない町に鐘が鳴る時がついに完結しました。

ここではその最終巻の14巻ネタバレあらすじを紹介しています。

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117話から最終話

町長は首だけとなった勇人に怒りをぶつけます。

この世に4つしか存在しないとされる伝説の魂螙(コント)その一つは勇人の頭部に宿っていたはずなのに今はその力が消えてしまったからです。

「せっかく環境を分けて育てたお前たち二人が結局空っぽだったと言うのかね!?」

出来損ないに用は無いとでもいう様に、勇人を投げ捨て戒人も面を取り処分しようとします。

そこへやってきたユキ、二人が話し込んでるうちに待ちにまった船頭がやってきたことで町長の興味はそっちに移ったようです。

ユキは最後の力を振り絞り町長を説得します。

かつては優しい一人の医者だった町長。

白いお城も奥三途洲の再生の為に不運な子供たちの為に建てました。

かつて三途洲からの迫害によって消滅してしまった奥三途洲の住人を生き返らせることそこが町長の願いなのです。

一般的なコントを使った場合は血の通わない冥土が出来上がるだけ、しかしかつて心臓病だったユキに埋め込んだのは開闢コント。

その特別なコントは今までユキの命を支えるほどの力を持っているのです。

4つの開闢コントのうち一つは自分の中に、そして最後の一つはなんと咲に埋め込まれていました。

彼女がまだ幼かった時、白いシロに度々遊びに来ていた7のですがある雪深い日に二人は遭難してしまいます。

死にかけていると所を町長が発見し開闢コントを埋め込むことで何とか一命をとりとめたのです。

勇人の場合は少し特殊で母が出産時に死んでしまうのですが医者である町長が少し目を離した隙に近くにあった開闢コントが溶け込み、赤ん坊が二人になっていたのです。

それが勇人と戒人でした。

これまでの力や不思議な出来事はほとんどがこの開闢コントの力だったのです。

そんな中、町長は咲を連れて三途の川を渡り始めてしまいます。

渡るには船頭に面を渡す必要があり、追いついたドラゴンは付いてきていた車掌から冥土を従える力が有るのだと言われます。

咲を助けたい一心で本来の力を取り戻したドラゴンは冥土を足場にして川を渡り始めるのでした。

ドラゴンの猛追で追いつめられた町長は手に持っていた鐘を破壊し不協和音を奏でます。

冥土たちが暴れ出し三途の川の底へと沈んでいくドラゴンでしたが咲を助けるという気持ちからか水面まで浮かび上がり意識を取り戻します。

すると目の前には咲が水面に立っていました。

明らかに雰囲気が違う咲の姿に戸惑っていると一緒に付いてきていた車掌が説明してくれます。

「その方はろおりい様、老龍上人として名を語り継がれる賢者様でゴザイマス」

ドラゴンの父、典禅が封印を解いたことでろおりいの一部が咲に入り込んでしまったようです。

ろおりいは町長の元まで向かうと望みを叶える代わりに一つの試練を乗り越えろと言います。

「最強にして最恐の大法具、三途龍寺の鐘を使ってこの世界に蓋をしろ。」

町長は意気揚々と鐘を打ち鳴らしますがそれに反応した大量のコントに取り込まれ激痛にもだえ苦しみます。

するとドラゴンが自分にもやらせろ、と咲の身体と自分を現世に返すことを条件にチャレンジします。

ろおりいの助けもあってか無事にお勤めを果たしたドラゴン。

約束通り地上へ帰そうとしてくれるのですがかろうじで生き残っていた町長がろおりいを殺します。

それによってふたたび蓋が開かれ、ドラゴンは冥土に残ることを余儀なくされます。

丁度、自分の身体を取り戻し駆けつけた勇人に咲を託します。

2人は地上へと脱出、咲を街から出るトラックへ乗せると勇人は一人、町の中へ戻っていくのでした。

忘れ際に言った言葉は”やり残したことがある”咲にはそれがドラゴンを助けることだと分かっていました。

それから3年。

新天地での生活にも慣れてきたある朝。

久しぶりに懐かしい喧嘩をする声が玄関先で聞こえてきます。

「もうっ遅かったじゃない!このバカとバカ」

扉を開けるとそこには待ち望んでた二人が居たのでした。

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