家族対抗殺戮合戦を全巻丸ごと無料で読む方法や2巻のネタバレあらすじを書いています。
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6話から10話|ネタバレ
雅彦が押入れで見つけたのは、このゲームの元凶である着ぐるみ3人家族のミニチュアぬいぐるみでした。
”なぜこんなものがここに?”と疑問を感じますが、丁度娘の明穂が目を覚ましたので、それどこでは無く、次に見た時はその人形は消えて無くなってしまっているのでした。
そうこうしていると、他の家族の代表者が、集まってきました。
昨日のレクリエーションで勝った謙也の所へ、食糧を分けてくれと言いに行くつもりのようで、雅彦も一緒に行きます。
彼の家に行くと、謙也は外出しているようで、その間に虐待を受けていると思われる、妻を説得します。
しかし、妻は完全に謙也に酔狂しているようで、全く話を聞こうとしません。
そうこうしていると、謙也が帰ってきて「人の女に何してんだ!?」と手に持ったバールで脅されるのでした。
食糧は一切、分ける気は無く、これ以上、勝手に家に入ったら殺すとまで言われ、その日は引き下がります。
その帰り道、雅彦はもう一つ気になっていたことを思い切って話してみます。
「なぁ太一くん。昨日見たんだ、君の家の押入れであのバケモノたちの人形を・・・」
何か隠しているんじゃないか?と直球で聞いてみますが、太一は身に覚えが無い、と言います。
その話を聞いても今は、気持ちの整理がつかない。とわだかまりを残したままになってしまいます。
そしていよいよ次のレクリエーション、家族対抗かくれんぼが始まります。
既に、初日の食料は底をつきかけており、なんしても勝たなければなりません。
しかし、謙也は前回のご褒美特典でレクリエーションの内容も知っていたようで、完璧な隠れ場所を用意してきたようです。
隠れる範囲は学校の中です。
鬼たちはかなりの数が居て、次々に見つけられていきます。
ですが、いつまでたっても雅彦の名前は呼ばれません。
残ったのは、雅彦と謙也だけ。かなりの長時間隠れていて、トイレにも行きたくなった謙也は思い切って隠れ家を出てみます。
ですが、そんな隙を鬼が見逃すはずは無く、雅彦が優勝したのでした。
雅彦は小学生の頃、イジメに合っていて、辛いときは良く、給食室のリフト内に空いた横穴に隠れ居ていました。
今回はその経験が生き、隠れ抜くことが出来たのでした。
これで、食糧問題は解決した。もちろん、皆にも分けてあげると口約束をしてそれぞれ家路に付きます。
しかし、このかくれんぼ中にもう一つ、重大な事件が起きていました。
実は先日、謙也の娘である舞夢がこっそり、缶詰を持ち出そうとしたのですが、父親に見つかり、ボコボコにされてしまいました。
それならばと舞夢と同級生の雅彦の息子、晃助がかくれんぼ中に抜け出して、代わりに盗むと言ったのです。
しかし、雅彦は今回のレクリエーション中に誰かしら缶詰を狙ってくるだろうと予想しており、嫁に見張るように言っていました。
晃助は捕まってしまい、泥棒を働いた息子の親として雅彦らも呼び出されます。
謙也の要求は明日の食料を全て渡すこと、そしてその事は誰にも言わず、雅彦らが悪者になることでした。
他の家庭には7時に、食糧を渡す約束をしていますが、それが気が変わって、渡すつもりは無い。と言えと命令されます。
息子の命には代えられず、言いなりになるしか無く、雅彦らは他の家族から恨まれる存在となってしまうのでした。
ですがそれでも、謙也は息子を解放する気が無いらしく、力ずくでは取り返せそうも無いので、今は諦めるしかありません。
更に、災難は続き、雅彦の事を恨んだ誰かが、家に火を放ちました。
何とか、家族に被害は出なかったものの、住んでいた家が全て燃えて、無くなってしまうのでした。
絶望する雅彦、しかしその目には、このままヤラれっぱなしでたまるか、という今までに無い闘志をみなぎらせるのでした。
3巻に続く