パーフェクトヒューマン最終巻ネタバレ

漫画、パーフェクトヒューマンの最終巻、5巻のネタバレあらすじを紹介します。

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32話から最終話

シロが死んで3人になってしまった優人。

父は得に気にする素振りも無く

「あまり失望させてくれるなよ!!」と恫喝します。

思えば25年前、自殺未遂の女が双子を身ごもっていた事から始まりました。

当時、大学病院で優秀だった優人の父、世良は優秀さゆえに教授にやっかみ扱いされて恵と一緒に離島の診療所へ飛ばされてしまいす。

そこである日担ぎ込まれてきたのが自殺を図った女性でした。

大学病院では遺伝子研究やクローン研究に熱心だった世良ですが島では何もすることがありません。

そこで人知れず双子を一人としてそれぞれのエキスパートを育てることで完璧な人間を作り上げることが出来るのでは?と考えます。

女性がもう一度自殺する前に結婚し、書類的にも優人の父となった世良。

タイミングよく、診療所の地下で死にかかっていたアオを見つけ計画はより盤石なモノへとなっていくのでした。

そんな優人が今特に熱心なのは秘書の灰田でした。

誰もがなびく優人の容姿やステイタスですが彼女に言われた一言がずっと優人、特にアカの心に残ります。

「何だか以前より魅力が薄れました?どこにでもいる様な男に抱かれるのは嫌なんです」

何としても彼女をモノにする。

その一心で躍進するアカはついに内閣府副大臣に任命されるのでした。

「私の大好きな世良優人が戻ってきましたね。」

灰田に自宅で抱かれたいと言われアカは舞い上がる鼓動を抑えきれませんでした。

さっそく彼女の身体を堪能しようとするアカでしたが首元に違和感を感じます。

その違和感の正体は彼女が手に持っていたアイスピックが首に突き刺さっているからでした。

致命傷には至らなかったものの声を出すことが出来ないアカ。

地下にはアオやモモが居ますが予め彼女を抱くから上には上がってくるな。と言っといたのが仇となります。

「まだわかんないの?身に覚えあるだろ?灰色って何色と何色?」

そこに居たのは自殺したはずのシロでした。

シロはそのままアカを刺殺するとクビを切り取り残りの二人が待つ地下へと向かいます。

そこで二人に元々自殺願望があった女性に闇医者を使って容姿を入れ替えてもらったことを明かします。

逆上したモモが殴りかかりますがシロ相手に歯が立つ筈も無くワンパンで身動き不能にさせられてしまいます。

アオは勝ち目が無いとわかるなり土下座をして許しを請いますがシロはそれが演技だと見抜いていました。

「その謙虚ぶった芝居。ヘドが出る」

今までの大事な局面にはずっとアオの言葉があったことに気が付いたシロは今までの事がすべてアオが都合のいいように操っていたのだと気が付いたのです。

正体を見破られたアオは本性を現します。

「他と比べると君が一番有能とは思ってましたが気付いたことをバラシてしまうとは。やはり馬鹿だ。」

そう言ってアオはモデルガンを改造して拳銃並みの威力にした物でシロの脇腹と両足を打ち抜きます。

流れで意識を失っていたモモの頭を撃ち抜いて殺すと自分が何の為に世良優人を演じていたのかを話します。

実は彼が父に見つけられたのは死ぬ寸前、まさに奇跡とも呼べる状況でした。

幼かった彼にとって父はまさに神にふさわしく、喜んでもらう。ただその一心だけで人生全てを費やしたのです。

真相を知ったシロがボロボロの身体を奮い立たし殴り掛かりますがその拳が届くことは無く、パァンという一発の銃声が鳴り響くのでした・・・

それから1年後、世良優人の躍進は留まるところを知らず。

次期、総理大臣候補とまで言われるぐらいです。

しかしそれもここまで、海外のセレモニーに招待された優人はMCに無理難題を振られます。

選挙で勝ち抜いたラップは!?パンチングマシーンをやってみて??

今はたった一人となってしまった優人にそんなことが出来る筈も無くその様子を見ていた浦辺が会場へ乱入します。

「現在、世良はラップもボクシングも出来ません。なぜならそれを担当していた影武者はもう居ないからです。」

そう告げると同時に会場には幼いころの5人の優人の写真が映し出されます。

”どうやらここが最高到達点のようですね”

SPが優人を取り押さえようとしたところで彼が懐に手を入れてしまったが為に、アオは射殺されてしまいます。

”本物の悪魔は暗闇になんていないその光景さで成功を収めきっとまばゆい光の中にいて、そして天使にように美しい”

そんなフィナーレを誰もが感無量といった表情で読み終わった小説を閉じます。

”パーフェクトヒューマン 著:世良優人”

今までの物語は全て小説の中での話でした。

その小説はベストセラーとなり日本文化文学賞を受賞します。

「しかし真実を公表して大丈夫なのかよ?」

「逆にこれで怪しむ奴が現れても小説にのめり込んだ頭のおかしい奴になるよ。」

「なるほど確かに。」

会場から少し離れた地下室でそんな話声が聞こえてくるのでした・・・

感想

まさかの全てが小説だったというオチ!!

最後までテンポが良くて面白く読むことが出来ました。

映画化しても面白い作品だと思うので是非とも期待したいですね。

漫画版は誰でも無料で読むことが出来るので是非、原作も読んでみて下さいね。

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