漫画ピンポン、今回は遂にフィナーレを迎える最終5巻のネタバレです。
インターハイ予選は終盤に差し掛かりペコも順調に勝ち上がっていますが果たして王者に輝くのは誰なのでしょうか!?
ではさっそく見ていきましょう!
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ピンポン|5巻ネタバレあらすじ
-インターハイ予選準決勝-
猫田を破ったスマイルは決勝戦へと勝ち進む。
一方のペコとドラゴンの試合は、膝の治療で開始が遅れていた。
すでに準決勝まで勝ち上がったペコはインターハイの出場権を得ている。怪我のリスクを背負ってまで行なうべき試合ではない。
しかしペコは、ドラゴンと戦うつもりでいた。
決勝の舞台でスマイルと戦うために、ここで引き下がるわけにはいかない。
オババたちを説得し、ペコは準決勝に臨む。
-試合開始-
膝の不調もさることながら、やはりドラゴンは強かった。
圧倒的な強さの前にペコは防戦一方。
新たに覚えた裏面打法も通用せず、第1セットはドラゴンの圧勝という形で終わった。
続く第2セット。
1セット目と変わらない試合展開のままドラゴンの猛攻は続く。
しかし追いつめられたペコは静かに呟く。
「ヒーロー見参、ヒーロー見参、ヒーロー見参」
それは子どもの頃に、ペコがスマイルに教えた勇気の呪文だった。
ピンチの時に助けてくれる卓球のヒーロー。
スマイルがずっと憧れていたペコの姿だ。
そのことを自ら再認識したペコは、持てる力の全てを発揮する。
膝の痛みも忘れたようにドラゴンの攻撃に喰らいつくペコ。
次第に流れがペコのペースへと変わっていく。
対するドラゴンも前年度覇者の意地を見せるが、試合を制したのはペコだった。
第3セット
もはやペコの実力は、ドラゴンをも上回っていた。
しかし追いつめられたドラゴンにも焦りはなかった。
強い相手と互いの全力を出し合って戦う。
忘れかけていた卓球本来の面白さを思い出したドラゴンは、今はペコとの試合を心から楽しんでいたのだ。
敗れはしたものの、ドラゴンは満足いく試合を行なえたのだった。
-決勝戦-
ペコとスマイルにとっては、何よりも待ち望んでいた試合だった。身心ともに大きく成長した二人がついに相見える。
膝を負傷したペコに対して、スマイルは容赦なく弱点を突いて責め立てる。
子供の頃から憧れていたヒーローはやはり強かった。
そのことを実感出来たスマイルは、思わず涙するのだった。
それから五年が過ぎた。
あの試合で敗れたスマイルは、小学校の先生を目指す笑顔の爽やかな青年に成長していた。
ドラゴンはその後も卓球を続けているが、今は世界選手権の代表から外されているという。
そしてペコは、ドイツのプロ卓球選手として一部リーグで活躍していた。
それぞれがまた新しい生き方を手に入れて、また夏が来るのだ。
感想と5巻を無料で読む方法
まさに集大成と呼ぶにふさわしい最終巻だと思います。
個人的に印象的だったのは、やはりペコとスマイルの決勝戦です。
この試合では二巻で語られたバタフライジョーのエピソードを踏襲しています。
バタフライジョーは親友を気遣うあまり自滅する結果となってしまいましたが、スマイルはペコに対して容赦なく弱点の膝を突いて攻める。
これは小泉の教えをしっかり受け継いでいると同時に、ペコならばきっと大丈夫という信頼を含んでの行動ではないかと思います。
そしてその期待通りに、ペコはスマイルの球を返してみせた。
スマイルにとってその姿は、憧れのヒーローそのものだったでしょう。
こうして物語は終わりを迎えますが、最後まで本当に納得の面白さでした。
私が見つけた方法であれば、ほぼ無料同然の料金でこの最終5巻を読むことが出来ますし。
是非一度読んでいただければと思います。